『出店するチャンスはここに。新築マンションを狙って、居住者の層にあわせた飲食店をオープンする思考術②』

(シリーズ第3弾)『出店するチャンスはここに。新築マンションを狙って、居住者の層にあわせた飲食店をオープンする思考術<2>』

今回は、マンション居住者の特性に合わせた飲食店の展開についてシリーズで探っていきます。

とくにフォーカスしたいのは、大規模な新築の分譲マンション。
飲食店出店にとっても魅力的な案件です。

どういう住居者の層が入居して、どんな飲食店が適しているのかを検証してみます。

前回のコラムでは、建設・販売予定されている新築マンションと、最新情報を収集する方法を紹介しました。

そこでターゲットとなるマンション購入者の特徴を、このコラムで分析します。

年齢はいくつで、どれくらいの所得があるのか、そして食費に使えるのはいくらか。
マンションの平均的な購入者の層を、調査データからわりだしていきましょう。

【平均的な分譲マンション購入者の検証】

『出店するチャンスはここに。新築マンションを狙って、居住者の層にあわせた飲食店をオープンする思考術②』【①】

そもそもマンションの入居者は、おもに以下のタイプにわけられます。

■単身者
・社会人(男性or女性)
・学生(男性or女性)
・高齢者(男性or女性、要介護の有無)

■ファミリー
・夫婦(新婚から同棲カップル、子育てを終えた世代まで)
・子育て世代
・三世帯以上

利用者のタイプによって好まれるマンションの特徴は異なります。

分譲か賃貸か、都心か郊外か、そして立地や間取り、駐車場の有無、最寄り駅までの距離など。好まれる条件は千差万別です。

飲食店を出店するうえで、どのターゲットを狙いたいのか、利用者はどんなタイプなのか考えなければなりません

今回は、分譲マンション購入者の平均的なモデルケースで考えてみます。

国土交通省による「平成28年度住宅市場動向調査報告書」ダミー文章(1)で発表されている、分譲マンション購入者の平均年齢は43.4歳。ここ数年で、年齢は上昇傾向にあるようです。

続いて総務省「家計調査報告書」ダミー文章(2)にも目を移して、平均的な世帯収入を調べてみます。

「夫のみ有業の世帯」
■実収入:502,839円(月)

「夫婦共働き世帯」の世帯収入
■実収入:608,491円(月)

「夫婦共働き世帯」数は、「夫のみ有業の世帯」の倍近くいます。
世帯主の平均年齢は前者が47.1歳、後者が46.0歳。

この情報を加味してみると、世帯主の平均年齢と分譲マンション購入者との年齢は近いことがわかります。

つまり年収では700万円以上で40台半ばの共働き世帯が、分譲マンションを購入している層であることがわかります。

収入だけではなく、支出にも注目をしてみましょう。
1か月に使える外食費はどれくらいあるでしょうか。

「夫のみ有業の世帯」)
■消費支出:303,690円(月)
■消費支出のうち外食の占める割合:4.9%(14,880円)

「夫婦共働き世帯」の世帯収入
■消費支出:335,859円(月)
■消費支出のうち外食の占める割合:5.2%(17,464円)

これらの分析から、平均的な分譲マンション購入者が使える外食費は、一ヶ月に約15,000円~17,500円くらいが目安となります。

例えば、月に2回の外食をする家族であれば、1回の外食で7,500円~8,750円が予算感になります。夫婦2人で食事をした場合は、おおよそ3,000円~4,000円。

ここまで細分化していくと、どれくらいの価格帯の飲食店を出せばいいのか有力な手がかりとなります。

【さいごに】

『出店するチャンスはここに。新築マンションを狙って、居住者の層にあわせた飲食店をオープンする思考術②』【②】
今回の分析を参考にしながら、次回はアッパー層向けの大型新築マンションを事例に、どんな飲食店が集まってきているのか見ていくことにしましょう。

【参考文献・サイト】

(1)平成28年度住宅市場動向調査について|国土交通省

(2)家計調査報告(家計収支編)―平成29年(2017年)平均速報結果の概要―|総務省統計局

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