なぜ、あのブランドだけバカ売れするのか?ファッション業界の新しい常識を飲食店でも活用する方法③【タイトル】

【なぜ、あのブランドだけバカ売れするのか?ファッション業界の新しい常識を飲食店でも活用する方法】<3>

アパレル業界における新しいビジネスモデルや集客方法、飲食店でも活用できないかというテーマで、コラムをお届けしています。

とくに考えたいのはSNSやウェブサイトを通した情報発信、ECサイトやアプリでの消費活動が常識となりつつある中で、顧客を獲得していく方法です。

前回はDr.MartensやNew Balanceの事例をもとに、ターゲット層にどうやってブランド・商品を知ってもらうか。興味をもってもらうかについて解説をしました。

ポイントは2点。

・潜在顧客に影響力のある人物やグループをPR活動の立役者として起用する。

・一体感のあるリアルイベントを開催する。

ユーザーにとって身近な存在(ミュージシャン・人気)、そしてリアルなイベントまたはSNSを介したPR活動であることを最重視しました。

今回はさらに大きな視点で考えてみましょう。
大々的に口コミや話題をつくる方法。知名度を一気にあげる方法について事例を紹介します。

【大々的に話題をつくる/一気に知名度を広める方法】

なぜ、あのブランドだけバカ売れするのか?ファッション業界の新しい常識を飲食店でも活用する方法③【①】

<1>COCOLO BLAND

ヒップホップグループ韻シストが手がける大阪発ストリートブランドです。

Tシャツやトップス、アウター、バッグや雑貨といったオリジナルブランドのアイテムを販売。大阪西区新町にアンテナショップを構えつつ、オンラインでもECサイトやSNSで情報発信をしています。

ウェブ上ではミュージックビデオや音楽作品もチェックできるのですが、その1つに「COCOLOSTUDIO」というYouTubeチャンネルがあります。

チャンネル内では『STUD­I­O韻シスト』という特別企画
が立ち上がっています。

内容は、韻シストがゲストMC達と1時間フリーセッションをするというもの。
しかもゲストMCは毎回、誰が知らされてない中で乱入するドッキリ仕掛け。

今までに鎮座DOPENESS、ERONE、CIMA、サイプレス上野、HIDADDYといった人気ラッパーや、ROTTENGRAFFTYのN∀OKI、RIZEのJESSEといったロックバンドのアーティストまでもが登場。

ここで筆者が注目をしたのは、韻シストのメンバーだけではなくゲストMCも、COCOLO BLANDのアイテム(Tシャツやパーカー、キャップ帽、アウターなど)を着用しているということです。

さらにはショップで、実際に訪問をしてショッピングをする様子も放送されています。

例えばN∀OKI、JESSEの2名が参加した放送回は、 視聴回数129,601 回でコメント数が95件。

認知度がアップするだけでなく、ミュージシャンと同じファッションアイテムを手に入れたい、ショップに訪れたいという欲求が湧いてくるでしょう。

動画コンテンツを活用させた特別企画が功を奏した一例です。

<2>YEEZY

世界的に人気のヒップホップミュージシャン、カニエ・ウェストがスポーツブランドAdidasと手がけるハイファッションブランドです。

とくに人気を集めているのが「yeezy boost 350」というアイテム

世界中のファッショニスタから注目され、プレミアがついているローカットスニーカーです。

販売価格は、2万5,000円前後。しかし中古市場や並行輸入市場では、モデルによりますが10万円~20万円、場合によってはそれ以上で取引されています。

このアイテムをカニエ・ウェストはある方法を使って、世界中に一気に知らしめました。

ここでクイズです。
どんな方法を使ったでしょうか?

ヒントは、インスタグラムを活用しました。

では、正解発表です。
なんと時のアメリカ合衆国大統領、バラク・オバマに「yeezy boost 350」をプレゼント

実際にスニーカーを渡している様子を、カニエ・ウェストの妻であるキンバリー・カーダシアン・ウェストが、インスタグラムに投稿したのです。

FACTS

Kim Kardashian Westさん(@kimkardashian)がシェアした投稿 –

しかもアップをした日が、2016年1月1日という元旦。
集まった「いいね!」の数は、94万3494件

コメント数の多さもさることながら、世界中の各メディアサイトでも、この投稿が取り上げられ話題を呼びました。

たった一回でも、たった一人だけでも、誰とどんなシチュエーションで投稿をするかによって圧倒的な認知度を集めることができる。

一網打尽とでも言いましょうか、思わず舌を巻いてしまうやり方です。

【さいごに】

なぜ、あのブランドだけバカ売れするのか?ファッション業界の新しい常識を飲食店でも活用する方法③【②】

まわりで影響力のある方、話題性のある方に手を借りることは、認知度をアップさせるために有効です。

ただし有名人や人脈の広い方であれば、誰でもいいわけではありません。

韻シストやカニエ・ウェストのように、誰の力を借りれば世間にインパクトを与えられるか見抜く力が求められます。

また写真・動画コンテンツをメインにしたSNSは、今の時代で活用するすべきツールです。飲食業界ではファッション業界に比べるとまだまだ浸透していませんが、今後はPR活動において欠かせないものとなっていくでしょう。

たった1回限りの情報発信でも、話題性があれば、他人や各メディアがどんどん広めていってくれるもの、という意識で運用することが重要かもしれません。

次回は、実際に今まで紹介してきたようなノウハウを実践している飲食店の事例を紹介していきます。

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