『いつも外国人客で賑わっているレストランは〇〇を活用していた』中編【タイトル】

『いつも外国人観光客で賑わっているレストランは〇〇を活用していた』<中編>

海外からの外国人観光客を集客する方法について、コラムをお届けしています。

海外からのゲストが日本に訪問している期間中の購買活動(グルメ、宿泊、ショッピングなど)をインバウンド消費と言いますが、飲食業界でも活気づいてきています。

前回のコラムは、インバウンド対策において成功している飲食店、一方で伸び悩んでいる飲食店を紹介してきました。

そこで今回は前者と後者では、なにが一体違うのか、調査データをもとに掘り下げてみます。

5か国で見る飲食に対する興味・関心の違い

『いつも外国人客で賑わっているレストランは〇〇を活用していた』中編
まず飲食店が海外の顧客を迎え入れる上で筆者自身、疑問に感じている点があります。

世界各国から訪れる外国人を一括りにして、集客方法やサービスを考えるべきかという問題です。国が違えば、食に対する興味や好みも違ってきます。

実際に、それぞれの国や地域でどんな特長があるのでしょうか。

ここで、じゃらんリサーチセンターが5か国(韓国、中国、アメリカ、インド、ドイツ)居住者の訪日経験者に対して行った調査を紹介しておきましょう。

「訪日外国人に人気の観光体験ランキング」⁽¹⁾がトップ10まで発表されています。

■訪日旅行で飲食したもの トップ10
韓国:1位は「回転寿司」。2位「そば」「エビフライ」、4位「天ぷら」「うどん」と比較的カジュアルなメ ニューが多くランクイン。
中国:「刺身」(1位)、「回転寿司」(2位)、4位「かつおのたたき」など海鮮系が人気。 アメリカ:1位「天ぷら」、2位は「懐石料理」、3位「いちご」。高級料理も食べている様子だが、4位の「カレーライス・シチュー」「味噌ラーメン」「チャーハン」などカジュアルなメニューも人気。
インド:食に関して宗教的な制約がある影響か、1位は「ぶどう」。「チャーハン」「おにぎり」「いちご」な ど、果物や穀物が中心。「日本茶(煎茶)」も8位に入った。また、4位に「カレーライス・シチュー」、6位に 「スープカレー」が入り、カレーはやはり人気のよう。 ドイツ:1位は「江戸前寿司」。2位「エビフライ」、3位「天ぷら」と続く。5位に「日本茶(煎茶)」、8位に 「豆腐」などヘルシーなメニューもランクイン。

ほかにも韓国ではワンコインメニュー、中国では海鮮系が人気のようです。
5か国だけを見ても、これだけの違いが確認できます。

好まれる料理だけではなく、選ばれやすい飲食店も比較してみましょう。

■訪日旅行で飲食した場所
韓国:1位「居酒屋」、2位「定食屋」、3位「ブッフェ(バイキング)」。「屋台」(6位)や「飲み屋横丁」 (8位)、「海女小屋・牡蠣小屋」(9位)などもランクイン。
中国:1位「ブッフェ(バイキング) 」、2位「居酒屋」、3位「定食屋」は日本と同順位。「バイキング(ブッ フェ)」が高いのは宿泊先のホテルでの飲食経験が多いからだろう。 アメリカ:3位「屋台」、5位に「バーベキュー」、6位「公園や行楽地でお弁当」、8位「お花見」など野外で の飲食が人気。
インド:「海の家」が1位で、僅差で「ファミリーレストラン」「屋台」が続く。「屋台」(3位)や「定食屋」 (4位)はランクインしているが、アジア人に人気の「居酒屋」は圏外。
ドイツ:1位「ブッフェ(バイキング)」、2位「ファミリーレストラン」、3位「飲み屋横丁」。「峠の茶屋」 (4位)「展望台レストラン」(6位)などが入り、ハイキングや山歩きをしている様子がうかがえる。また、 「立ち食いそば・うどん店」(7位)もランクイン。

このように5か国だけを見ても、食べ物や飲食店に対する嗜好性には各国の特性が見られます。

さいごに

『いつも外国人客で賑わっているレストランは〇〇を活用していた』中編
このようなデータから言えるのは、訪日外国人として大雑把にくくってしまうのは危険ではないかということです。

それぞれの地域や国で好まれやすいもの、そして求められるものを把握することが大切なのではないでしょうか。
外国人が増えたから、ただメニューを海外版にすればいい、外国語対応のサイトを作ればいいというわけではありません。

彼ら・彼女たちのニーズをとらえることが出来れば、どの訪日外国人に、どんな情報をどのように届ければ集客できるのかも見えてくるはずです。

次回は、実際に外国人の集客に成功している店舗の集客方法を取り上げていきます。

【参考文献・サイト】
⁽¹⁾じゃらんリサーチセンター

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