低カロリーだけじゃない!ラム肉が今、再ブームなワケとは(大阪の注目店も紹介!)

今飲食業界では、ヘルシーかつ高タンパクなラム肉が大注目されています。

牛肉などよりもカ低ロリーでダイエットにもおすすめできる食材のため、女性からの人気も同じく高まっているようす。

そんなラム肉の需要の高まりから、最近ではラム肉を専門に扱う飲食店もどんどんオープンし始めています!

今回は新たなブームを巻き起こすラム肉の魅力に加え、大阪で新オープンしたラム肉専門店も紹介していきます!

●目次

大阪や東京でラム肉専門店が増加中!

大阪や東京でラム肉専門店が増加中!

仔羊の肉であるラム肉は、フランス料理をはじめ、日本でも北海道の名物料理である「ジンギスカン」 で使用される食材として知られています。

2004年頃にはそのジンギスカンが全国的に話題となり、最初のラム肉プームが到来していました。

その後ラム肉人気は下火になったものの、2016年から3年連続でラム肉の輸人量が増加し、2019年の輸人数量は高水準にまで推移しています。

(参照:羊肉の輸入|函館税関
https://www.customs.go.jp/hakodate/12toukei/06topics/topics-youniku.pdf)

さらに東京・大阪でラム肉専門店が次々とオープンするなど、ラム肉人気は徐々に拡大しているようです。

ラム肉ブームが再来している理由の1つが、保存・輸送技術の発達です。

以前までは「ラム肉=臭い、クセがある」という悪いイメージもあり、好んでラム肉を食べるという人はあまり多くありませんでした。

ですが、現在では保存・輸送技術の発達で品質が大幅に向上したことでラム肉の美味しさが再発見されています。

実はラム肉の独特の匂いは肉自体が放つものではなく、保存方法や保存状態によって生じるものなのです。

冷凍・保存技術が低い時代のラム肉は冷凍によって肉質が劣化してしまい、さらに解凍時に出る血などが肉に混じり合って独特のクセを出していました。

しかし冷凍・保存技術が向上した今では、輸入品でも冷凍せず鮮度を保ったまま空輸できるようになったのです。

そのため、クセがなく甘みと柔らかな食感を持つ美味しいラム肉を気軽に楽しめるようになりました。

また冷凍・保存技術の向上の他に、 外国産の食用羊の品種改良が進んだことでラム肉自体の味が飛躍的に美味しくなったことも理由の1つですね。

世界最古の家畜と言われる羊は、現在の全世界において3000種もの品種が存在しています。

その中でも、日本で食用として流通している羊はおもに3品種です。

・サフォーク(主にイギリス)
・ロムニー(ニュージーランド)
・テクセル(オランダ)

国内で消費されている羊肉も、上記のニュージーランドに加えてオーストラリアなどから輸人されたものがほとんどです。

(参照:羊肉の輸入|函館税関
https://www.customs.go.jp/hakodate/content/ram200412.pdf)

栄養豊富で低カロリーなラム肉の魅力

栄養豊富で低カロリーなラム肉の魅力

食べやすいなったラム肉ですが、 ほかにもラム肉は大きな魅力を秘めています。

1つ目は、ラム肉に含まれる豊富な栄養素と高い健康効果です。

健康意識の高い層やダイエッターの間ではすでにラム肉人気は高まっており、健康食材と しても紹介されています。

続いては、ラム肉の持つ豊富な栄養と健康効果について詳しくご説明していきましょう。

◆タンパク質

ラム肉は牛肉・豚肉などの肉類と同じくタンパク質を多く含んでいます。

とくにモモ肉は、タンパク質が非常に豊富です。100gあたり19gと牛肉に比べて約2倍もの量が含まれています。

さらにタンパク質にはリシン・メチオニン・フェニルアラニンがバランス良く含まれています。これらは必須アミノ酸と呼ばれており、体内で合成することができません。

タンパク質は新しい筋肉・骨・血液を作り出す材料となります。ダメージを受けた髪や肌を再生してくれます。

◆不飽和脂肪酸

ラム肉にも脂身は多く含まれていますが、ラム肉に含まれているのは「不飽和脂肪酸」という良質な脂です。

不飽和脂肪酸は魚や植物性食品に多く含まれており、動脈硬化や血栓予防・血圧を下げる・悪玉コレステロールを減らすといった作用があるといわれています。

またラム肉のコレステロール含有量は魚肉と同レベルであり、牛肉・豚肉などの肉類と比べてとてもヘルシーという特徴もあります。

◆ビタミン

ビタミンといえは野菜に多く含まれているというイメージがありますが、じつは肉類にも意外と多くのピタミンが含まれています。

とくにラム肉には、以下のような身体の代謝を助けて肌の健康を保つビタミンが豊富に含まれています。

・栄養素の代謝をサポートして皮膚や粘膜を健康に保つ「ビタミンBl、ビタミンB2」
・強い抗酸化作用を持つ老化対策にも役立つ「ピタミンE」

ラム肉に含まれるピタミンは健康に良いだけでなく、美容効果も期待できるものなのですね。

◆低カロリーでヘルシー

高カロリーな食べ物というイメージを持つ肉類ですが、ラム肉は肉類の中でも全体的に低カロリーでヘルシーな肉質となっています。

例として、 牛肉とラム肉のカロリーを比較した場合を見てみましよう。

牛肉とラム肉のカロリーを比較

(参照:食品成分データベース|文部科学省
https://fooddb.mext.go.jp/)

100gあたりのカロリーで比較してみると、牛肉とラム肉では178kcalもの差があることがわかりました。

このようにラム肉は高タンパクかつ低カロリーな食材のため、近年ではアスリートもトレーニング後の食事にラム肉を食べているそうですよ。

大阪に新オープンした注目のラム肉専門店3選!

新鮮なラム肉の美味しさによって火が付いた新しいラム肉ブームの兆しから、大阪でもラム肉専門店の新オープンラッシュが加速しています。

ここからは筆者が実際に訪問したお店を含め、大阪に新オープンした注目のラム肉専門店を3つご紹介していきます。

どれも個性が光るお店ばかりなので是非チェックしてみてください。

◆ラムのラヴソング

ラムのラヴソング
ラムのラヴソング

天満にオープンしたラム肉専門の立ち飲み屋 「ラムのラヴソング」。

自慢のラムチョップやラム串などをいただける他にも、 エスニック料理のティストを感じる一品料理を揃えたオシャレなスタンドバー。

店内からロゴデザインに至るまでセンスを感じさせるお店は、 特に若い世代の客層から人気を集めています。

◆ラムストーリーは突然に

ラムストーリーは突然に
ラムストーリーは突然に

新福島にオープンした生ラム肉専門店「ラムストーリーは突然に」。

生でも食べられるほどに新鮮なラム肉を、特製のジンギスカン鍋で焼き上げていただくことができるのが魅力。

定番のラムチョップは大振りでボリューム満点。

その他にも、ラムのさまざまな部位を焼肉のようにオーダーしていただくことができます。

また、アプリを活用した店内の注文・精算システムもユニークなため話題を集めています。

◆ビールと羊(BEER&LAMB)

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東梅田にあるジンギスカンとクラフトビールが自慢のお店「ピールと羊(BEER&LAMB)」。

大衆的な雰囲気ではなく、まるでレストランバルのようにオシャレな店内でいただくジンギスカンが人気を集めています。

チルドの羊肉のみの使用にこだわりで、北海道や世界各国からさまざまな品種のラム肉を仕入れて提供しています。

ラム肉の食べ比べもできるのが、大きな魅力です。

低カロリーでダイエットにも最適なラム肉で女性集客をアップ

低カロリーでダイエットにも最適なラム肉で女性集客をアップ

保存・冷凍技術や品種改良により、あらためて美味しさや栄養、低カロリーなどの魅力が注目されているラム肉。

ラム肉を専門に扱うお店だけでなく、居酒屋やバルなどでもラム肉を積極的に取り入れてメニューを考案しています。

【参考にしたい大阪の店舗】

◆難波炉端の佐藤 大阪難波店

炉端といえば海鮮焼きというイメージがありますが、「難波炉端の佐藤大阪難波店」では炭火を活かして焼き上げたラム肉を提供しています。

このように、海鮮系の居酒屋でも変化球的なメニューとしてラム肉を提供することも参考にできますね。

◆福島ビッレリア&ピッツェリアルーチェ

「ビッレリア&ピッツェリアルーチェ」で石窯焼きピッツアとニュージーランド産熟成スプリングラムをお店の2枚看板商品として大きく打ち出しています。

ラムスペアリブの石窯焼き、希少部位であるリダニョー、ラム肉の炙りカルパッチョなどが人気です。どれも見栄えがよくて、インパクトもありますよ。

●さいごに

今回はラム肉に人気が集まっている理由と、注目の飲食店やメニューを紹介しました。

新メニュー考案などの際には、低カロリーで美味しいラム肉を使ってみてはいかがでしようか。

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