高単価でもリピーターを70%以上集めるには?
最近では、安価に飲食が出来る飲食店も増えていますが、
一方で富裕層をターゲットにした飲食店も脚光を浴びています。
平均単価を5,000円、10,000円、またはそれ以上で設定している店舗です。
「JTBダイニング」(https://dining.jtb.co.jp/)や「一休.com」(https://restaurant.ikyu.com/)といったサイトで、ラグジュアリーな飲食店を掲載するサイトも頭角を現しています。
しかしながら、顧客単価が高い飲食店にはいくつか問題があります。
その1つが、リピーターの獲得です。
どうしても記念日やパーティ、接待での利用が多くなるので、
日常的なシーンでの来店につながりにくいのが現実。
では、どうすればリピーターの獲得につながるのでしょうか。
常連客700名、リピーター率70%を誇る割烹料理店の事例
今回インタビューをさせていただいたのは、大阪市内で割烹料理店を営む店主です。
祖父の代から店主で3代目となる、老舗の店舗。
海釣り好きの店主がもてなす絶品の海鮮料理が自慢です。
自ら釣った魚介を振舞うことも、珍しくありません。
平均的な単価は6,000円~7,000円。
実情を詳しく伺ってみると、
「顧客リストは、1,000名いますね。その内、リピーターは700名くらいです。
毎年、必ず定期的に予約を入れてくれる常連客さん。この常連のお客さんで、うちは成り立っています。」
2~3か月に1度は、団体予約が入るようで、新規であってもリピーター率も70%を優に超えると言います。
どのようにして、このような好成績を収めているのでしょうか。
3つのポイントがあるようです。
「DMを送っています。と言っても、そんな複雑なことは載せていません。4名以上の予約で、1名が期間限定で無料になるという特典のみです。通常は、6名以上で1名無料です。団体のお客様が多いので30名、50名で予約していただけるので1名分のサービスは容易いもんですよ。特典の有効期限内に来店したいとならない理由は、どこにも見当たりません。」
釣りの情報もDMにアップしており、店主が釣った魚介を楽しみに来られるお客様もいるようです。
また興味のあるお客様を、釣りにお連れすることもあるようで、コミュニケーションを通して関係を深めています。
2つ目のポイントは、ターゲット設定。
「ちなみに1,000名の顧客と言っても、近隣のお客狙っていません。周りはオフィス街です。
一般的な会社員の感覚で言うと、飲み代って3,000~4,000円くらいじゃないでしょうか。うちでディナーをしてもらうには、ちょっと予算オーバーですよね。周辺の飲食店にも、太刀打ちも出来ません。安いから人気なんです。だから、常連さんのほとんどは近隣エリア外です。ちょっと遠出して、月に1回くらい贅沢したいお客さんに来てもらっています。わざわざ足を運んでもらっているので、多少高くても6,000円~7,000円の範囲であれば喜んでもらえます。」
通常のマーケティングであれば、周辺エリアの300名をターゲットにして顧客にすることを考えるでしょう。
しかし、こちらのお店では圏外エリアの1,000名を対象にしています。
頻度は下がったとしても、顧客数と単価を上げて対策。
そして最後のポイントは、料理です。
「うちの自慢は料理です。料理に文句を言われたことがないんですよ。なによりも食べ応えがすごいんです。まずお昼ご飯は軽く済ませてきて下さいと、伝えるところから始まります(笑)。コースであれば、刺身に揚げ物、焼き物、鍋に雑炊、そして〆のうどんまで、必ずと言っていいほど高い満足度で帰っていただけます。さらに、どれも一流の食材を使っています。それにもかかわらずボリューム感もすごい。しかも飲み放題で、4名様以上は無料です。
そして誕生日やお祝いお手伝いから、アレルギーやベジタリアン、お子様向けメニューすべてに対応。プロとしてのプライドです。お客様は6,000円出せば、これだけの満足感・満腹感が得られるという安心感を狙っています。」
今回の店舗では、DMの有効活用、ターゲット設定、そして安心感を重視していることを教わりました。
お客様の視点に立ったアプローチが成果を出しているのではないでしょうか。
さいごに
弊社でも集客に関して、今まで成功実績を積み重ねてきました。
無料診断も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
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