人気の飲食店オーナーが語る!成功までの道のりとは~後編~

前回のコラム、【実話】夢を実現させた人気の飲食店オーナーが語る!成功するために歩んだ道のりとは~前編~では、各メディアでも話題、兵庫で人気の肉バル『甲子園テッパンメシ』というお店を経営するOさんが夢を実現させるまでの生い立ちをご紹介しました。
しかし、創業するということは、決して楽なことばかりではありません。

今回、後編では人気の話題店を作るためにオーナーのOさんが歩んできた軌跡を大公開!
新しく飲食業界で働いてみたい方、お店を持ちたい方はぜひご覧ください。

★6つのPoint★
焼肉屋は肉を知るためには最高の学び舎である。
ハッキリ言って、料理が上手いだけでは独立は厳しい。
サポート会社での経験で集客・販促など経営に必要な知識を得られた。
良いものをあえてカジュアルにすることで幅広い客層にアプローチ。
スタッフの育成は「挑戦」が第一。

未経験者が肉のお店を開業するまでに実践したこと

【実録】夢を実現させた人気の飲食店オーナーが語る!成功するために歩んだ経緯と結果~後編~
焼肉屋のアルバイトで3年間修業

肉料理のお店を開業したいと夢見るOさんがまず最初に始めたのは、焼肉屋でのアルバイトでした。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という孫氏の言葉の通り「肉を知らずして肉料理は作れぬ」ということでしょう。自分の知識が足りないと認識したOさんは、肉の基礎知識を学ぶため3年間焼肉屋で働いたのです。

日々、色々な肉の部位や味にふれることのできる焼肉店でのアルバイトは、将来肉を扱う仕事に就く際に大いに役立ちます。何十種類もある部位や種類、一番最適な焼き加減などをすべて間近で見ることができるからだと、筆者の知人の焼肉店で働く現役スタッフも語ります。

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3年間もの間、焼肉屋のアルバイトとして勤めたOさんは、結果、肉の知識がついただけでなく実力が認められ、新しく経営をスタートする一流ステーキハウスの創設者として抜擢されたのです。

■Point1:焼肉屋は肉を知るためには最高の学び舎である。

独立するためには「料理上手」であるだけではNG!

【実録】夢を実現させた人気の飲食店オーナーが語る!成功するために歩んだ経緯と結果~後編~
独立するためには経営の仕方を学ぶべき

数年後、お店が閉店するということも重なって、Oさんは自分自身のお店を開業したいと考えるようになりました。しかし、独立となれば肉の知識だけではやっていけません。

そこでOさんは一旦現場から離れ、飲食店をサポートするHP作成会社に就職。
ここで経営のノウハウを学ぶことにしたのです。

「この経験のおかげで、飲食店の姿を客観することができました。」

飲食の経営をサポートする会社では、少なくとも月に100社近くの飲食店と接する機会があります。そこでOさんは、多くの飲食店が閉店する様子や繁盛店が何をして成功したのかという姿を何度も近い距離で見ることができたのです。

ただ、料理が上手いだけでは、お店の経営はできない。集客・販促の仕組みやノウハウを身に着けたOさんは自身のすべきことを理解した上で、独立するという道を歩みました。

■Point2:ハッキリ言って、料理が上手いだけでは独立は厳しい。
■Point3:サポート会社での経験で集客・販促など経営に必要な知識を得られた。

お店に込めたオーナーの夢「輝く人生を贈るために挑戦」

【実録】夢を実現させた人気の飲食店オーナーが語る!成功するために歩んだ経緯と結果~後編~
『テッパンメシ』に込めた思い

自分の作った料理を1人でも多くの方に広げていきたいというOさんは、高級で上質な料理もよりカジュアルに「大衆」に楽しんで貰えるようお店の名前にあえて「メシ」とつけ『甲子園テッパンメシ』と命名。ご飯を食べるだけでなく『食』という体験を通して人々に喜びを届けたい「みんなが幸せになれる飲食店」であることをモットーにお店を確立させました。

また、現場では常にお客様に笑顔を贈るというOさん。ただお腹を満たすだけでなく、お客様の気持ちが晴れるような場を提供することが第一だと語ります。

「挑戦できる場所」働く人への思い

前編で紹介した、Oさんの軌跡からも分かるように、みんなが「輝く人生を贈るために挑戦」する場であることが『テッパンメシ』の本質です。

「人に幸せを与えることが自分の幸せになる」「そのための失敗は咎めず、挑戦することを評価する」会社の方針からも、働く人の人生をも輝かせたいというOさんの思いが強く感じられました。
自身のように独立したいというスタッフのため、会社勤めで得た飲食経営のノウハウも伝授できる仕組み作りもしており、同じ目線で働いてくれるスタッフへの現実的な魅力も十分に備わっていることがわかります。

■Point4:良いものをあえてカジュアルにすることで幅広い客層にアプローチ。
■Point5:スタッフの育成は「挑戦」が第一。

【飲食人】オーナーOさんの今!つながる飲食への想い

【実録】夢を実現させた人気の飲食店オーナーが語る!成功するために歩んだ経緯と結果~後編~
現在、Oさんは店舗「甲子園テッパンメシ」の営業だけでなく「テッパンメシはなれキッチン」にて、配達・テイクアウトのお弁当事業をスタートしたり、地域貢献活動に参加することで、自身の体験から感じた「食のすばらしさ」をより多くの人々へ伝える活動をしています。

2017年のこどもの日には、仕入れ先の業者さんに食材の無料提供の協力を求め、こども無料(大人300円)で参加できる「こども食堂」を開催しました。

「食事はおなかを満たすだけでなく、おしゃべりをしたり、香りや音などを五感で楽しんだりするもの。少しでも思い出に残る体験をさせてあげたい。」(2017/9/22発刊:朝日新聞引用)

貧しい家庭の方や、忙しいお母さん達と普段一緒にご飯が食べられない学童保育の子供たちにも、食の楽しさを味わえる場を提供したい、という思いを形にしたのです。

こうして、Oさんは夢に向かって一歩一歩確実に歩み挑戦し、長年の想いを形にしてきました。そしていまでもなお、新しい夢へと挑戦し続ける姿は、まさに飲食人の鑑ではないでしょうか。

以上「【実話】夢を実現させた人気の飲食店オーナーが語る!成功するために歩んだ道のりとは?」を二部に分けてご紹介しました。飲食業界に興味のある方、独立してお店を開業してみたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

【参考文献】
・朝日新聞(2017/9/22発刊号)

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