【飲食の求人事情】転職ブームの今、“出戻り”は可能なのか?

近年「自らの望むキャリア」や「ステップアップ」を求めて転職する方が増えていますが、再就職したところで必ずしもより良い環境に恵まれるとは限りません。「やっぱり前の会社のほうがよかった……」などと後悔するようなケースも往々にしてあります。

そんな時、転職に失敗してしまった人に注目されているのが、「出戻り」です。実は2019年現在「出戻りキャリア」を積極的に採用する企業が急増しています。
今回はそんな「出戻り」の実情や、面接の際の注意点についてお話していきます。
いま出戻りをお考えの方、転職先の待遇や環境で悩んでいるという方はぜひご一読ください。

出戻りのイメージは今、大きく変容している

転職ブームの昨今、飲食業界の

 
出戻りというと、以前はあまり歓迎されない傾向にありました。やはり一度会社を裏切った身。「転職したくせにノコノコ戻ってきやがって!」などとといった感じで、基本的にはあまり良しとされないのが一般的でした。
ですが現在、出戻りに対するマイナスイメージが払拭されつつあります。
というのも現在様々な企業において人手不足が叫ばれており、即戦力として活躍できる出戻り社員を積極的に採用する動きがあるのです。
出戻りのイメージは大きく変容し、貴重な人材として歓迎するムードが様々な企業で芽生えつつあります。

出戻りキャリアを採用するメリットとは?

前述した通り、出戻りキャリアを再雇用するメリットは「即戦力」として活用できるからです。景気回復から人手不足が叫ばれる昨今、雇用する側としてはいったん退職した社員が戻ってきてくれるのはありがたいことです。
また採用、研修などのコストも発生しません。どころか他社でさらなるスキルを身につけて帰ってくるケースも少なくありません。再雇用は非常に効率的かつ合理的で、メリットが多いのです。

その動きは飲食業界も例外ではありません。とくに飲食業界では現在深刻な人手不足が問題となっており、一度離れた人材も再度呼び込みたいという企業が増えてきています。その代表例が「すかいらーくグループ」です。転職や結婚、出産で一度「すかいらーく」を離れた元社員、学生時代にアルバイトをしていた元クルーを歓迎しています。退職前の業種にかかわらず、店舗のアシスタントマネジャーとして再スタートすることができます。
さらにブランクが10年近くある場合や、退職後に外食以外の他業界で働いていた人も積極的い採用しているとのこと。(おかえりすかいらーくすかいらーくグループ

このように、出戻りのイメージは時代とともに変容し、現在は歓迎している企業も少なくないのです。

出戻りの際注意すべき点はなにか?

しかしながら出戻りだからといって無条件に採用されるというわけではありません。ただ考えもなしに戻るだけではなく、「出戻りキャリア」としての強みをアピールできるかどうかが再雇用の鍵となります。
そのなかでも最も重要だといえるのが「志望動機」です。
なぜ出戻りしようと思ったのか、志望動機の部分が浮ついたままでは採用につながりません。でなければ再度雇用したところで、「またすぐに辞めてしまうのでは?」と思わせかねないからです。面接でよく訊かれる質問としては、以下の3つが挙げられます。

  • 出戻りしたいと思った理由
  • 今までのスキル・実績・経験をどのように活かせるか
  • 出戻る企業・組織の魅力・強み

NGなのが転職先の「待遇が悪かったから」や「魅力を感じられなかったから」といったマイナス面でのアピールです。転職先のネガティブな部分をアピールしたところであまり意味がありません。どころか非常にマイナスな印象を面接官に与えてしまう恐れがあります。面接はもちろん、履歴書にも書かないようにしましょう。
では何を面接・履歴書でアピールすればいいのでしょうか?
一番良いのが「再度雇用するメリット」「改めて入社することの魅力」を伝えることです。
出戻りすることで発揮できるスキルや外部から見た出戻り先の魅力といった、ポジティブな部分を面接でアピールすると採用につながる可能性がぐんと高まります。

最後に

転職ブームの昨今、飲食業界の

 
出戻りが歓迎されている背景には、景気の回復や少子高齢化の影響による人材不足があります。つまり今が絶好のチャンスといえるのです。
さらにいえば東京オリンピック以降、大なり小なり景気後退
が予想されます。これを機に人材余剰へと傾く恐れがあり、出戻り社員の採用がここから先大きく減少していく可能性も少なからずあります。
今現在、仕事を探している方、出戻りを考えている方は今のうちに対策を練るっておきましょう。
 

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