人気の理由を徹底解明!タピオカドリンクが巷で大流行のワケは?

タピオカドリンクが巷で大人気の理由を徹底解明!

ここ最近、タピオカミルクティーを求める若者たちの長蛇の列を町のあちこちで見かけます。昨年の「JC・JKタピオカランキング2018」では、モノ部門1位に「タピオカ」、コトバ部門1位にタピオカを飲むという造語「タピる」がランクインするほどでした。(株式会社AMF調べ 2018.11.30)
つるんとしたのど越しと、もちもち食感が堪らないタピオカは筆者自身も大ファンです。でも、いつから、どうして人気になったんだろう・・・?ということで、今回は注目を集める「タピオカドリンク」の人気の秘密に迫りたいと思います。
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今はタピオカ第3次ブーム

人気の理由を徹底解明!タピオカドリンクが巷で大流行のワケは?

現在のタピオカブームの主役は、アイスミルクティーにタピオカを入れた「タピオカミルクティー」。でも、実は過去にも2度ブームが起きていたのです。
第1次は、1992年。「タピオカパール」と呼ばれる白いタピオカにココナッツミルクを入れた、スプーンで食べるエスニックデザートとして、バブル後半に人気を博しました。
第2次は2008年。第1次に話題となってから、本場台湾からタピオカティーブランドが日本に上陸。コンビニなどでも飲料メーカーが販売を始めて再ブレイクとなりました。
そして今の第3次。東京の原宿などに人気店が相次いで出店し、「インスタ映え」の波と相まって再々ブレイクを果たしました。

大流行の要因は「台湾人気」と「お茶ブーム」

人気の理由を徹底解明!タピオカドリンクが巷で大流行のワケは?

「タピオカドリンク」発祥の台湾カフェ「春水堂(チュンスイタン)」を運営するオアシスティーラウンジの木川瑞季氏は、今回のタピオカミルクティーのブームについて2つの理由を挙げています。

まず、ここ数年で「台湾人気」が急激に高まっていること。海外旅行先人気ランキングでは、長年にわたり首位を独占していたハワイを抜いて台湾がトップに立つほどでした。(日本旅行業協会、2015年)また、2014年、15年には台湾を代表するスイーツ店、かき氷の「ICE MONSTER」やパイナップルケーキの「Sunny Hills」が日本第1号店として相次いで出店を果たしています。

2つ目の理由は空前の「お茶ブーム」。『お茶は健康にいい』というイメージがあるため、健康意識の高い女性などを中心に、お茶を専門に扱うお店が人気となっています。「もともと日本人はお茶が好きだが、春水堂が日本に進出する以前は本格的な入れ方でお茶を提供する店がほとんどなかった」と木川氏は述べています。つまり、タピオカそのものより中国茶などのお茶専門店が注目をされるようになり、その結果としてメインで売り出されていたタピオカミルクティーの人気が高まっているということです。

ゴンチャに学ぶ人気の秘密

台湾発のタピオカドリンクを扱う店舗で、今最も勢いがあるのは2006年に台湾でスタートした「ゴンチャ」です。皆さんも有名すぎて、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?現在は16の国と地域で約1400店舗を展開しています。日本では、2015年9月に東京・原宿に1号店をオープンし、その後約3年間で店舗数は16まで昇りました。ここでは、「ゴンチャ」がここまで拡大するに至った要因とその戦略を考えていきます。

①カスタマイズの幅広さ

まずはベースとなるお茶を4種類から選び、甘さ、氷の量も4段階から選べます。トッピングはパール(タピオカ)、ミルクフォーム、アロエなど6種類。グランドメニューは30種類ほどですが、アレンジの組み合わせで2000種類にもなると言われています。オリジナルで自分だけのドリンクが作れることが大きな魅力の一つになっています。

②ターゲットを絞る

また、的を絞った顧客の獲得も有効な手段です。ターゲットは、「コーヒーに飽きている人、もしくはコーヒーは苦手でも、カフェが好きな人」。そのため、海外のゴンチャではコーヒーをグランドメニューとして取り扱っていますが、「一般的なカフェと混同されてしまう恐れがある」として、日本では扱っていません。幅広い層ではなく、ピンポイントに刺さるコンセプトの設定も成功の秘訣ですね。

③「王道」を外した立地

ゴンチャの1号店は原宿表参道店ですが、竹下通りや表参道に面した、いわゆる原宿というエリアからは少し離れた立地となっています。主要駅である新宿、渋谷には2017年になってやっと進出しました。この戦略の意図は今の「SNS・検索」時代ならでは。店名に「原宿」や「表参道」と入っていれば、多少位置はずれていても、検索は可能です。またSNSの拡散力で、お店の位置や情報はすぐに広がります。更に、大通りに位置する店舗は人目につきやすい分、飽きられやすいというデメリットもあります。競争の比較的激しくない、少し離れた立地であれば、家賃などのコストも同時に抑えることができるのです。

このように、現在大人気であるタピオカ流行の背景には、相応の理由とそれぞれのブランドの戦略がありました。特に「ゴンチャ」の戦略は、タピオカのみに限らず、どの飲食店でも応用できる、単純かつ効果的なものばかりです。今後飲食業界で出店を考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

また、このタピオカブームに伴い、あの有名な「業務スーパー」の商品ラインナップにも大きな影響があるのだとか。飲食業界の方、最新情報を知りたい方はこちらの記事も読んでみてくださいね。

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