冬に活躍する「腎」と「食」の関係

冬に活躍する「腎」と「食」の関係

冬も本番・・・。
寒い日が続き、風邪をひいている人も多くみられます。
自分の身体に何か変化はありませんか?
今回は冬に活躍する腎臓と食べ物のお話しをさせていただきます。

陰陽五行説からみる冬の臓器

東洋医学の陰陽五行説からみると、
下図の横軸(色付けされた部分)が互いに関係して、心や身体に変化のサインを送っています。

五臓では【腎】、五腑では【膀胱】が冬に活躍します。
腎臓はせっせせっせと、夜寝ている間に休まず血液をきれいにしてくれるとともに
血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出してくれます。
腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、身体に老廃物が滞り代謝が悪くなります。
【腎】と【膀胱】は互いに協調して働いているので、働きが乱れやすい冬には注意が必要です。

腎は寒さを嫌います。
寒さから冷えやむくみがくるのではなく、腎臓の疲れから冷えやむくみになるという事も考えられます。

腎臓や膀胱にとてもストレスがかかると、冷えやむくみだけではなく、様々な症状を引き起こす原因にもなります。

また、腎臓や膀胱にとてもストレスがかかると、冷えやむくみだけではなく、
・病気になりやすい
・ストレスに弱い
・耳鳴り
・やる気が出ない
・疲れやすい
・不安症になる
等を引き起こす原因にもなります。

食事やケア(マッサージ等)を意識して、老廃物を流してあげなくてはいません。
腎臓を疲れさせないためにも、まずは食から意識してみましょう!

五行

腎臓をいたわる食の数々・・・

-五行 【水】
-五季 (病気が悪化しやすい季節) 【冬】
-五臓(対応する臓) 【腎】
-五腑(対応する腑)【膀胱】
-五色(病む時の肌色や顔色)【黒】
-五味(病気の時の味の好み)【鹹味】(塩辛い味)
-五志(五臓が病んだ時の感情変化)【恐】(物事を恐れ不安になることが多い)
-五悪(五臓を犯す現象)【寒】

陰陽五行論からみると、冬には【鹹味(塩辛い味)】を摂るとよいといわれており、
主に、味噌・塩辛・わかめ・ひじき・のり・しじみなどがあります。
ただ、塩辛いものはとりすぎるとむくむ原因となり、逆効果となってしまいます。

色を食材に取り入れるのもよいです。
冬は【黒】なので、腎臓・膀胱をいたわってあげたいと思ったら、
まずは黒い食材が日々の食事の中に足りているかどうかを考えましょう。
足りていない場合身近に取り入れやすいのは黒ゴマです。
他にも黒豆やひじきなどがあります。

食べ物の陰と陽で考えれば、身体を冷やす食べ物・身体を温める食べ物があります。
温める食べ物を取りいれることで【腎】と【膀胱】が補われます。

では、身体を温める食べ物は、何が身体にとってうれしいのでしょうか。
【熱や温】の食べ物には、胃腸から身体全体を温め、内臓の機能を高め、巡りを良くする働きがあります。

身体を温める食べ物には、
鶏肉・ぶり・しゃけ・生姜・にんにく・かぶ・唐辛子・シナモン・黒糖・黒豆・黒ゴマ・もち米・にんじん・かぼちゃ・にら・玉ねぎ・ねぎ・ごぼうなどがあります。

身体を冷やす食べ物は、
生野菜などの葉菜、昆布、バナナ、オレンジ、タコ、カニ、豆腐、そば、小麦などがあります。

身体は適度を好みますので、何事も摂りすぎには注意しましょう。

季節ごとによく働く内臓を知っていると、自分の身体のコンディションに気づきがあるかもしれません。
意識的に冷えから身体を守り、特に腰回りや足もとはしっかり温めてください。
巡りのよい身体で冬を乗り越えましょう!

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