人気の飲食店オーナーが語る!成功までの道のりとは~前編~
甲子園で鉄板焼きの専門店を営むオーナーのOさんが、成功するために歩んできた道のりをご紹介します。飲食業界に興味のある方はぜひご一読ください。
メディア実績多数!鉄板焼き『甲子園テッパンメシ』
Oさんが営むのは甲子園駅から徒歩8分の鉄板焼き専門『甲子園テッパンメシ』。柔らかいステーキと鉄板料理が食べられると人気のお店で、2015年オープン以来、各メディアにも多数取り上げられ注目されています。2016年4月、創業まもなく「読売テレビten.」に出演。2017年に大手新聞社「朝日新聞」にも記事が掲載されました。
『甲子園テッパンメシ』がより多くの人々に注目されるようになったその経緯と理由とは?
実際に筆者がオーナーへ取材した内容をもとに執筆しました。
■飲食に興味をもったきっかけとは?
オーナーのOさんが肉料理のお店を始めようと思ったその理由。それは幼少期に訪れたとある鉄板焼き屋で感銘を受けたことがきっかけだと語ります。
もともとOさんは肉が嫌いな子どもでした。そんなOさんの母がある日、シェフが在籍する三ノ宮の某ステーキハウスに連れていってくれたのだとか。そこは、シェフが上質なお肉を確かな腕前で調理してくれるだけでなく、肉を焼く際に豪快なパフォーマンスで演出し、客を魅せてくれるお店だったそうです。
そのステーキ屋の演出と味に魅せられたOさんは、お肉が食べられるようになり、また、将来自分も
「料理がうまい人になりたい!」と考えるようになりました。これがOさんが飲食店に興味をもつきっかけとなりました。
“飲食業界は食べるだけじゃない”『食』に馳せる職人の想い
■なぜお店をもちたいと思ったのか?
Oさんが自分のお店を持ちたいと思うようになった理由は主に2つ。
1つめは、自分の居場所はここだ、と思える場所を作りたいと思ったから。
高校時代、Oさんは初めてのアルバイトは和食のお店で働いていたそうです。当時Oさんは仕事の失敗も多く「よく迷惑をかけていた」と語りますが、その店舗の社員の方々がとても親切であったことに本当に救われたと話します。
「仕事が全然できなくて、よくミスもしました。しかし、いつも社員の方たちは自分をとがめることなく“絶対できるようになるから”と優しく気遣ってくれたんです。」
その優しさに触れたとき、Oさんは「ここにいていいんだ」と自分の居場所を見つけることができました。そして、そのような居場所を世の中にもっと増やしたいと強く思い、いつかお店を持つことを夢にみるようになったのです。
Oさんは、幼い頃、飲食に興味を持つきっかけとなったステーキハウスのように、自身も肉を提供する鉄板焼きのお店を開業することを心に決めていました。そこでまず就職したのは焼肉屋。肉の基本知識を習得すべく、この業種を選んだといいます。また、数年後は、知り合いの紹介や手助けのもと、同じ三ノ宮で行列ができるステーキ屋を一から立ち上げました。
そんなとある日、Oさんのお店にやってきたお客様は小学校1年生くらいの少年。お誕生日のお祝いとして両親に連れてきてもらったのだそうです。
少しかしこまった雰囲気のお店に最初は緊張している様子でしたが、サプライズのケーキを食後に出してあげると大喜びし、「お兄ちゃんがおるから来るねん!」と、のちに常連として度々家族で来てくれるようになったのだとか。
かつて自身が感銘を受けたステーキ屋のような魅力的なお店に。そして常連客の少年のように、食べるだけではない『食』というものを素直に楽しんでくれる人々がもっと増えるお店に。
このような思いを胸に、Oさんはもっと多くの人々が飲食を楽しめるお店「テッパンメシ」を創業させたのです。
元アルバイトのオーナーが経営者に!成功法とは?
今回はオーナーが夢をかなえるために積み重ねてきた体験談を大公開!
実話に基づいた成功への軌跡をご紹介します。