バイトでストレスMAXになる原因&解消方法・前編|筆者の体験談で紹介

みんなストレスを抱えながら仕事をしている

ストレスの多い飲食店バイト。
お客様との接客や職場での人間関係で、悩みを抱えている人は少なくありません。

ストレスを溜めすぎず、上手に発散することが大切です。
どうすればストレスと向き合うことができるのでしょうか。

ここでは筆者の実体験をお話します。
高校生から大学・大学院まで、学生時代に経験したバイトはすべて飲食店です。

その中で、疲れや不満を解消していた方法について、3つにまとめてみました。前編と後編にわけて、シリーズでお届けます。

バイトだけではなく、正社員や契約社員、派遣社員の方にも使える方法なので、ぜひチェックしてみてください。

後編はこちら

【みんなストレスを抱えながら仕事をしている】

みんなストレスを抱えながら仕事をしている

ストレス社会と言いますが、日本人はどれほどストレス抱えているのでしょうか。

厚生労働省の「労働安全衛生調査(実態調査)」⁽¹⁾によれば、『現在の仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合は 58.3%』に上ることがわかっています。

強いストレスの内容は「仕事の質・量」がもっとも多い 62.6%。さらに「仕事の失敗、責任の発生等」が 34.8%、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む。)」が 30.6%と続きます。

この調査で興味深いことは、20~59歳までは、ストレスを抱えている割合に差がないということです。どの世代の労働者も、強いストレスを抱えていることがわかります。

職場の2人に1人以上が、強いストレスがある日本企業。ストレスを程々に感じるレベルで言えば、もっと多くの労働者が該当するでしょう。

原因として収入や評価よりも、仕事の内容や人間関係に対してストレスを感じていることも注視すべき点です。

思い通りの結果を残せなかったり、厳格な上司がいたり、日頃の業務に関する出来事がストレスに直径しています。すなわち、現代の労働者はつねにストレス環境にさらされた中で、仕事をしているということです。

言い方を変えれば、ストレスを解消する手段を持っていなければ、ストレスが蓄積される一方ではないでしょうか。ストレスが解消されないまま就業をして、さらにストレスを溜めこんでいくという悪循環に陥ります。

職場の人間関係におけるストレス問題は、こちらをお役立てください。気になる記事をチェックしてみてくださいね。

【人間関係のストレスを解消するには】

【女性との人間関係を克服するには】

とくに飲食業界に関していうと、接客業ということもありストレスが生まれやすい仕事です。忙しい飲食店では、つねに慌ただしく仕事をするため、職場内の言葉づかいや対応も荒くなることもあります。

筆者自身、飲食店でアルバイトを約8年間ほど積んできました。

実家が飲食店だったこともあり、小さい頃から手伝っていたので、それを含めるとかなりの時間を飲食店の現場に費やしてきました。

その中で見出したストレス発散方法を紹介していきます。

【ストレスを解消する3つの方法】

ストレスを解消する3つの方法

筆者が経験したことがある飲食店は、中華料理店・パスタ屋・カジュアル割烹・バー・鉄板焼き屋です。

いわゆる楽な仕事は、1つもありませんでした。どこも人気店だったこともあり、出勤日はせわしくなく体を動かしていました。

とくにストレスを強く感じていた職場は、カジュアル割烹とバーです(それぞれ勤務をしていた期間は異なります)。カジュアル割烹はランチとディナー、バーではPM20時からAM2~3時まで勤務をしていました。勤務日数は少ない時は週に3日、多い時で5日。

カジュアル割烹は料理のレベルが高いお店で、アルバイトでも板前として一定レベルの技術が問われました。また女将による指導が徹底的に細かくて、また理不尽な一面もある方だったので、その厳しさに耐えかねて挫折をするスタッフは少なくありませんでした。

一方でバーは、会話が得意ではないにも関わらず、お酒が好きだという安直な理由で、バーを選んでしまった筆者。顧客とのコミュニケーションに苦労をしました。またカジュアルバーと言っても、お酒の種類が豊富なバーだったこともあり、カクテルの知識・技術が問われました。

まったく慣れない仕事内容に職場環境。バイトのたびにストレスが溜まりすぎて「辞めたい」と思うことは何度もありました。しかし、ストレスを理由にして辞めれば、次の職場も同じ理由で辞めることになるだろうと、考えました。

決して辞めさせてもらえない職場ではなく、辞められるタイミングはいつでもありましたが、就職や進学というタイミングが来るまでは退職しませんでした。

この経験の中で私が重視したことは、ストレスとの向き合い方です。ストレスを感じやすい、溜めやすい敏感な性格であるため、解消法がなければ続かないことを自覚していました。

「辞めたい」と思っていたし、いつでも辞められる環境にいたにも関わらず、どうやって続けることができたのか、3つのポイントで解説します。

①ストレスを見える化する

ストレスを見える化する

ストレスにおける問題の1つは、なにがストレスなのかが目に見えないことです。筆者はストレスに感じることを、見える化させました。ノートにストレスだと感じていることを書いてみたのです。

仕事内容や人間関係といった漠然とした内容では意味がありません。具体的に掘り下げていくことにしました。意識をしたのは、自分が納得すること。

問題をノートに書き出す際、「事実と解釈にわける」、「5W1Hに整理する」といったことが一般的な方法として挙げられます。

これらの方法はどんどん活かしてみましょう。筆者は答えが出るまで自問自答を繰り返します。しかし、重要なのはやり方ではありません。

自分がなにに反応して、ストレスを感じているのかを、自分で腑に落とさせることです。やり方にこだわりすぎて、核心に辿りつけないのでは意味がありません。

バーでの勤務体験から、ストレスを見える化します。

常連の男性顧客(40代)から、「オリジナルのカクテル作って」とオーダーを受け、お出しした時のことです。好みをお伺いしたうえで試行錯誤しながら、はじめてオリジナルカクテルを作ってお出ししました。しかし一口含んだ瞬間、「こんなマズいカクテル飲まれへん」と、怒り気味にカクテルを戻されたことがあります。お客様の怒りがおさまらず、不機嫌なまま帰られてしまいました。

筆者はショックを受けてしまい、その日は業務になかなか集中できませんでした。帰宅後、なにが気になったのか?なにに反応しているのか?ノートにストレスの所在を、書き出してみみることにしたのです。

ノートに自問自答(Q&A)したままを、以下に書きます。

Q「一連の出来事で、なにが嫌だったか?」
A「マズイと不機嫌に、ドリンクを返されたこと」
Q「それの何が堪えたのか?」
A「否定的な言い方や、感情をあらわにした表情をされたこと」
Q「それのなにが嫌なのか?」
A「わざわざそんな態度をする必要はないと思う。もしも自分だったら「ごめんやけど、好みに合わないから変えてほしいと」淡々と言う。なぜ、ネガティブな感情をあらわにするのか理解できない」
Q「なぜ感情的になる人が受け入れられないのか?」
A「見下されている気になる」
Q「お客さんは、本当に見下している?」
A「いや。お客さんが自分を見下しているのではなく、自分がお客さんを見下しているかもしれない。人に対しても自分に対しても、厳しくチェックしている。指摘をしたいけど、感情にかまけて厳しく言うことはダメなことだと、抑えている。お客様の言動は、まるで自分が抑えていることのようだ」
Q「ならどうする?」
A「自分が細かなことに反応してしまう人間だから、雰囲気や態度に飲まれやすいのは仕方ない。反応しても構わないので、わざわざ自分にストレスを与える種にしない。反応することと、ストレスをかけることは関係ないから。目を向けるべきは、自分や他人に厳しい目線を向ける癖。もっと寛大に、許せること、受け入れられることを増やしていけば良い。お客様から指摘をされた時は、自分が何を許すべきかに気づけるチャンス」

このように1つ1つの出来事に対して、ノートに書いていきました。ストレスを見える化したおかげで、ただ感情的に落胆することは少なくなりました。

もし書いてなければ、失敗をするたびに、クレームを受けるたびにストレスを抱えてしまっていたことでしょう。

なおノートは、どのようなものでも構いません。使いやすい、書きやすいノートをおススメします。

筆者が使っていたのは、Rhodia(ロディア)というブランドのメモパッドです。BLOC RHODIA(ブロックロディア)というシリーズの小さなサイズ。

定番はNo.11らしいのですが、小さなカバンや服のポケットにも入る、NO10というサイズを好んで使っていました。

Rhodia(ロディア)を選んだ理由は、マイクロカット加工のミシン目で切り離せるからです。問題が解決するたびに、ノートを破って捨てていきました。ノートに残しても良いのですが、捨てることによって、もう同じ問題には出会わないという気持ちになれました。

また抜群の書きやすさに、NO10の194円という安さも魅力的です。

ストレスと上手く向き合える働き方をしよう

ストレスを発散する3つの方法のうち1つを紹介しました。
後編では、残りの2つを紹介しています。

後編はこちら

ストレスと上手く向き合うためには、自分に合った仕事を探すことが重要です。あなたの条件に合った仕事に出会えるように、仕事・バイト探しのノウハウもご活用ください。

【仕事探しに役立つ記事】

【バイト探しに役立つ記事】

【参考文献・リンク】
⁽¹⁾厚生労働省|平成 29 年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況

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