インバウンド対策!飲食店で使える接客英会話~接客姿勢編~
1.恐れるなかれ!私たちは同じ人間だ!
私が居酒屋でアルバイトをしていた時、外国人観光客が来店されることは日常茶飯事でした。 私がいつも気になっていたのは、「英語が話せるスタッフにその場をまかせっきりにしてしまう」こと。 外国語大学に通っていた私は、その役割を一心に担っていたわけですが、それ以外のスタッフは、テーブルに近づくのさえためらっているような状況でした。 でも、それは本来絶対にあってはならないこと! お客様は皆お客様。相手の言っていることが理解できないかもしれないという理由で、敬遠するべきではありません。 極端な話、フレンドリーに「ハーイ!」としか言えなかったとしても、きっと相手は嫌な顔はしないでしょう。 例え英語に自信がなかったとしても、まずは向き合うという姿勢がインバウンド対策における接客で一番大切なこと。同じ人間、一生懸命に訴えれば伝わらないことなんてありません。 ボディランゲージをフル活用するもよし、単語の羅列になるもよし、 まずは積極的に伝える・理解しようとする努力をしましょう!
2.笑顔が何より一番大事
外国人の方とすれ違いざまに目が合うとニッコリ笑いかけられた、という経験がある方も多いのではないでしょうか? 残念なことに、あなたに一目惚れしたわけではありません。外国人の方は習慣として、お店に入った時などに店員さんに対して「あなたには敵意がない、お店を荒らしたりするつもりはない」ということをアピールするために笑顔を向けるのです。そんな笑顔に、こちらも笑顔で対応すれば、言葉で伝えることは難しくても、真心は伝えられるはずです。 全国で外国人の接客をすることがある20代以上の男女500名を対象に、「外国人の接客で行っていることをすべてお答えください」という質問を実施した際に、58.6%が「常に笑顔で接客する」と回答していました。(2018.1.19 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)調べ) 言語を超えた、非言語コミュニケーションの部分でもお客様の好印象が得られるように是非心がけてみましょう。 また以前にも、この食ジョブコラム~食✕職~で「笑顔の大切さ」について記事を作成しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。 https://colum.shokujob.com/wp/store_operation/2016/10/217/
3.実践機会を職場で積極的に設ける!
まとめ
いかがでしたか?今回は「外国人観光客を接客する」ことをメインにお話ししてきました。インバウンド対策において、基礎として重要なことは「外国人と接することに慣れること」です。場数を踏むことで、英語や他の言語を話す方とコミュニケーションをとる事に慣れていく必要があります。また、体験談として「身振り手振りで一生懸命表現して、伝わった時はすごく嬉しかった」というコメントもよく耳にします。そのような成功体験を積み重ねていくことで、自信につなげていきましょう! 次回はいよいよ実践で使える英会話についてご紹介していきます! 【参考】 ・「訪日外国人への接客に関する実態調査」一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)調べ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000027887.html