インバウンド対策!飲食店で使える接客英会話~メニュー編~
今回は、店頭の看板やメニュー、トイレなどの空間にあらかじめ記載しておくと便利な英語表記についてご紹介します!口頭で説明するのは難しいけれど、観光客の方々には知っておいてもらいたい。そのような内容を英語フレーズにして、シーン別にまとめました。外国の方との文化や慣習の違いはもちろんつきもの。目につく場所に大きく掲示しておくことで、未然にトラブルを防ぎましょう。
お支払いについて
・お支払いは日本円による現金払いでお願いいたします。
Guests are requested to pay in cash in Japanese yen.
☞カードでのお支払いが海外では主流。現金しか取り扱っていない店舗では、店頭の看板に記載しておくと、
お支払い時のトラブルを防げます。
・VISAカードとMasterカードが使えます。
VISA and MasterCard are only accepted.
☞使えるカードの種類が限られている店舗は、目につく場所に記載があれば親切ですね。
・お支払いはレジでお願いします。
Please pay at the cashier.
・お支払はお席でお願いします。
Please pay at your table.
・お通しは500 円ですのでご了承下さい。
There is a cover charge of ¥500 which includes O-toshi, small appetizer.
☞前回の「実践で使える英会話」編でもお話したとおり、海外の方の中では「お通し」の認識がまだまだ低いのが現状です。
お通しやテーブル料があるお店は、店頭看板やメニューの一番見えるところに記載しておきましょう。
サービス料金について
Tax and service charge are included.
・表記の金額は全て税別価格です。
All listed prices are excluding tax.
・表記の金額は全て税込み価格です。
All listed prices are including tax.
トイレについて
お会計の次にトラブルが起こりやすいのは、トイレの使用方法について。座り方やペーパーの流し方など、詳細についての説明をイラストも含めて記載しておきましょう。
【和式トイレの場合】
・扉を背にしてしゃがんでご利用ください。
Please use by squatting while facing away from the door.
・扉の方をむいてしゃがんでご利用ください。
Please use by squatting while facing the door.
☞和式トイレは海外の方にとって未知の体験。どちらを向いて用を足すのかという部分から説明が必要かもしれません。
【洋式トイレの場合】
洋式トイレの場合も、使い方がわからずに、便座の上に靴のまま上がり、和式トイレのように用を足す、という使い方をしている方もいるようです。正しい使用方法を説明しましょう。
・水洗タンクを背にして座ってご使用ください。
Please use by sitting with the water tank behind you.
・便座の上に靴のまま上がらないでください。
Please do not get on the seat with your shoes on.
【流し方】
・使用済みのトイレットペーパーは、ゴミ箱に捨てずにトイレに流してください。
Please put used toilet paper into the toilet and not the garbage can.
・トイレにはトイレットペーパー以外の紙や新聞紙、おむつなどは流さないでください。
Please do not flush paper items other than toilet paper, such as newspapers or diapers, down the toilet.
☞使用後のペーパーやそれ以外の物の対処方法によって、紙詰まりが起こったり悪臭の原因になったりします。
イラストも含めて詳しく説明しておきましょう。
いかがでしたか?シリーズにわたってインバウンド対策について詳しくご紹介してきました。今回はメニューや看板、トイレの張り紙の英語表記についてでしたが、英語が分からない国の方のためにイラストも添えておくと親切ですね。また、ベジタリアンや宗教が違う方のためにも、料理にどの食材が入っているのかなどもメニューに明記しておくとよいでしょう。
インバウンド対策がまだ不十分という店舗では、対策の当初は慣れないことや手間がかかる作業も多いかもしれません。ですが、シリーズの最初にもお話したように、G20、東京オリンピック、大阪万博と世界的なイベントが日本で多数開催される中、海外観光客はますます増加する一方です。今のうちに対策をしておくことで、開催時期に向けて海外のお客様の集客を強化しておきましょう!過去にもインバウンド対策についての書いているコラムがありますので、ぜひそちらも参考にしてみて下さい。
https://colum.shokujob.com/wp/news/2018/07/3398/
https://colum.shokujob.com/wp/news/2018/07/3400/
https://colum.shokujob.com/wp/news/2018/07/3402/