メニュー名のつけ方が8割(初級編)②

メニュー名のつけ方が8割(初級編)②

思わず注文をしてみたくなるメニュー名について、シリーズでコラムをお届けしています。

前回は、メニュー名の重要性について考えてみました。わかったのは、消費者はすべての商品をすべて見て、1つ1つ丁寧に確認しているわけではないことです。
しかも入ってきた情報は、視覚を通して数秒間で処理されてしまいます。

だからこそお客様に選ばれやすいメニュー名が必要です。とくに売りたい料理は、ひと工夫が求められます。

今回はそのヒントとなる考え方を、あるテレビ番組から学んでいきます。

『水曜日のダウンタウン』から学ぶ!メニュー名のつけ方

説のタイトル。そして、どのような検証をするか。最後に、どんな結果が導かれるか。

取り上げたいのは、お笑いコンビ・ダウンタウンが出演するTBS系のバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』です。

内容は、芸人または視聴者が提唱する説をプレゼンして、実際に検証していくというもの。
各説の検証について、見どころは3つあります。

1つは、説のタイトル。そして、どのような検証をするか。最後に、どんな結果が導かれるか。

注目したいのは、この説のつけ方です。検証を見たい、結果を知りたいと視聴者が興味を引くようなタイトルかどうかが鍵。

例えば、このような説が今までに放送されました。

・「受験に合格してテンションの上がった学生は勢いでなんでも話してくれる説」
・「暑いと寒い 結局寒いの方がツライ説」
・「FBI投資捜査官だったらアメリカ横断ウルトラクイズの○×にダイブするヤツ問題が分からなくても泥まみれにならない説」
・「自分の飼い犬 他人が散歩してても意外と気づかない説」
・「花見のゴミを集めて桜前線と共に北上すれば、そのゴミで作った船で津軽海峡渡れる説」
・「宇多田ヒカル/First Loveの「誰が思ってるんだろう」の部分 カラオケで全員「誰を思ってるんだはー」と歌う説」

どの説も検証・結果が気になるだけではなく、実際にどうなるのか、どうなったら面白いのか想像力をかき立てられます。

『水曜日のダウンタウン』から学べることは、この部分です。すなわちイメージをしてしまうことにあります。視聴者は無意識のうちに、先のことを考えさせられてしまいます。

これをヒントにして、メニュー名に話を戻しましょう。

メニュー名を通して、食べている状況や食べた後のことをイメージできることができれば、お客様の興味を引きやすくなるのです。

もちろんネーミングセンスも問われます。
ですが例え自信がなくても、ちょっとした工夫をすれば問題ありません。

さいごに

AISAS(アイサス)という電通が提唱した消費者の購買行動プロセス

『水曜日のダウンタウン』から得たヒントは、AISAS(アイサス)という電通が提唱した消費者の購買行動プロセスを彷彿させます。

プロセスはそれぞれの頭文字から、 Attention(注意)・ Interest(関心)・ Search(検索)・ Action(購買)・Share(情報共有)を意味します。

説のタイトル名、そしてメニュー名はAttention(注意)に該当するのではないでしょうか。そこから関心を持った場合に、次のアクションへと移っていく。

まず注意を引くことが、何よりも求められること。

次回は、イメージしやすいメニュー名、注意される料理名を筆者の実体験から紹介していきます。

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