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今、阪急・梅田駅前のグルメスポットに人が集まる3つの理由・後編

今、阪急・梅田駅前のグルメスポットに人が集まる3つの理由・後編

新しいグルメスポットが相次いでいる阪急・梅田駅界隈。

今回は「UMEDA FOOD HALL」や「茶屋あるこ」「オイシイもの横丁」といったフードホール・横丁スタイルが誕生したことに注目をしています。

なぜ、このようなグルメスポットが支持されているのか、シリーズでコラムをお届けしています。前半では、阪急・梅田駅エリアをはじめキタ・ミナミのグルメ事情について解説をしました。

今、阪急・梅田駅前グルメスポットに人が集まる3つの理由・前編

後編では、なぜ阪急・梅田駅界隈のグルメスポットへと消費者は足を運ぶようになったのか、3つのポイントから紐解きます。

①”わざわざ”ではなく、”ついで”消費ができる。

“増殖するキタ”と呼ばれるエリアは、梅田駅・大阪駅から1駅先のエリアです。グルメ好きな消費者にとっては、わざわざ足を運ぶ楽しさがあります。穴場のお店や知る人ぞ知る名店を、はしご酒しながら回遊できる歓びは、食を通したエンタテインメントの1つだと言えるでしょう。

しかし日常生活において、飲みに行きたくても”わざわざ”1駅先まで寄るほどではない消費者もいます。そんな人たちにとって、仕事やショッピングの”ついで”に行けるのが駅前・駅周辺のグルメスポットです。

しかし駅前・駅周辺にも飲食店は多数あります。フードホールや横丁という形態が、一般的な飲食店と一線を画すのは、まるで縁日のような非日常体験ができることです。

普通の日常生活に、ちょっとしたエンタテインメント性を、”ついで”に体験できることが、消費者のニーズに合致したのではないかと筆者は考えています。

実際に「UMEKITA FLOOR」で食事をする様子がInstagramで投稿されています。複数の飲食店で料理を注文して、パブリックスペースで食べられることに価値を見出しているユーザーが沢山見受けられます。

②昼のみ・ちょい飲み・サク飯が気軽にできる。

フードホールや横丁スタイルのグルメスポットの強みは、昼から夜間まで営業していることです。

通常の飲食店では、ランチタイムとディナータイムにインターバルがあります。ランチメニューとディナーメニューを分別しているお店がほとんどです。また営業は、ディナータイムのみという店舗もあります。

しかしフードホールや横丁スタイルのグルメスポットには、インターバルがありません。ランチメニューとディナーメニューという分別もないので、終日を通して店内のメニューを注文することが可能です。

昼飲みからサク飯、0次会、〆飯、ちょい飲み、さらには夜カフェまで様々な消費者のニーズに応えることができます。「UMEDA FOOD HALL」を事例に、Instagramでも多彩な利用シーンで使われていることがわかります。

最近では、駅前の飲食店で、若者や女性客、ビジネスマンが飲酒を楽しむ光景を目にすることは珍しくありません。ひと昔前までは、ある種タブーとされていたような行動です。

昼飲みは、夜勤明けなど、一部の人たちが朝から飲酒ができるように、新梅田食堂街といったアンダーグラウンドなグルメスポットで受け入れられていました。しかし、新しい梅田のグルメスポットでも、昼飲みがオシャレに、スタイリッシュに堪能できるようになったのです。筆者は、街が昼飲みを許容し始めたのだと捉えています。

③ターゲットはお一人様から家族まで。

駅前・駅周辺の居酒屋・バルには入りにくいお一人様や家族層でも、フードホールや横丁スタイルのグルメスポットであれば気兼ねなく入店できます。

お一人様で楽しむ「ひとり〇〇」をテーマにしたインテージの調査⁽¹⁾では、ファストフード、カフェ、ラーメン屋での経験者が多いことが明らかになっています。

しかし「まわりがみんなで楽しんでいるものや誰かと経験を共有したい場所、ひとり客を見かけにくいお店・場所などはおひとりさまでは楽しみ」にくく、「『おひとりさま』では入りにくいお店・場所がある」ことが一人行動のデメリットとして考えられているようです。

誰でも入りやすいパブリックスペースでは、ファストフード、カフェ、ラーメン屋と同じように、お一人様でも入りやすい環境が整えられています。1人ごはんはもちろん、小さなお子様がいる家族での食事にも、気を使う必要はありません。ご両親がお酒を嗜みながら、お子様はスイーツを楽しめるのが、フードホールや横丁スタイルのメリットです。

また外国語に対応しているお店も多いので、訪日外国人にも人気を集めています。海外では「FOOD HALL BLAST!」や「Tivoli Food Hall」「Plaza Food Hal」など、日本に先行してフードホールがトレンドになっていることから、海外からの消費者から自然に受け入れられているのでしょう。

ターミナル駅である阪急電鉄・梅田駅界隈。百貨店やファッションビル、ホテル・宿泊施設、劇場、病院・クリニック、大学・専門学校、企業のオフィスなど様々な施設が集まり、ビジネスマン・旅行客・買い物客まであらゆる消費志向を持った人たちが行きかいます。

終日飲食ができるフードホール・横丁スタイルのグルメスポットは、まさに梅田を往来する消費者に適した場所だと言えます。

■さいごに

阪急電鉄・梅田駅エリアのグルメスポットが注目される理由について説明しました。

今までのような駅界隈の飲食店や一駅先の”増殖するキタ”とは、まったく異なるスタイルで消費者を取り込み、かつてない成長を遂げようとしていることがわかりました。

今後も「食×職コラム」では、街のグルメ事情を敏感に察知しながら、最新情報をお届けしていきます。専属ライターによるグルメレポートもお届けしていきますので、是非ご覧ください。

実食!阪急・梅田駅前でグルメライターが選ぶ人気ランチ8選
https://colum.shokujob.com/store_tours/2019/11/8115/

茶屋町あるこ(大阪・梅田)最新ランチ事情!7店を徹底解剖
https://colum.shokujob.com/news/2019/11/8108/

阪急梅田5分以内!つけ麺ランキングTOP5
https://colum.shokujob.com/store_tours/2019/12/8195/

【参考文献・リンク】
⁽¹⁾“おひとりさま”で楽しむ「ひとり〇〇」、男女で違い ~男性7割が楽しむ「ひとりラーメン屋」、女性は3割~|インテージ調べ
https://www.intage.co.jp/gallery/ohitorisama/

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