人気の酒が飲食店を回す!①健康志向の火付け役レモンサワー
居酒屋の定番レモンサワーがここまで人気になった理由
①ネオ大衆居酒屋
これまた近年人気になってきたネオ大衆居酒屋。以前からあった昭和香る風情に、モダンで洗練された雰囲気が合いまった大衆居酒屋です。“安くて旨い”が売りの大衆居酒屋には、コスパのいいレモンサワーが大定番でした。ネオ大衆居酒屋のブームと共に、その定番メニューであるレモンサワーが人気になったのは必然的な結果だったといえるでしょう。
ホットペッパーグルメが「外食の時にレモンサワーを飲むことがある人」について年代別に調査した結果でも、“YES”と答えた人が20代男性で46.4%、20代女性で40.9%という結果が出ており、今後もブームは続くと予想されています。(2017年6月1日~7日調べ)
②健康・美容志向
世界的なヘルシー志向がようやく日本にも到来!パーソナルトレーニングやジム通い、自宅トレーニングなど、健康に対する意識が高まりつつある近年、お酒もヘルシーがいい!そんな健康ブームが追い風となって、レモンサワーが人気となりました。なんてたって、レモンサワーの原料として使われている甲類焼酎はプリン体0・糖質0!!!他のお酒と比べて圧倒的にカロリーが低く、太りにくいんです!1杯目のお酒が生ビールからレモンサワーに移行しつつあるのには、みんなのカロリーを気にする気持ちがあったんですね。
そして皆さんは「レサワ女子」という言葉を聞いたことがありますか?「レモンサワーで乾杯する女子」のことをさしますが、そう、実はこのレモンサワーブームをけん引しているのは20代・30代女性なのです!女性の間から人気の高い理由は、そのレモンに含まれているクエン酸・ビタミンC・リモネンといった栄養素だったのです。それぞれリラックス効果や美肌効果などがあるため、美容に関心の高い女性の心強い味方ですね。
③インスタ映え
何の変哲もなさそうな、レモン・焼酎・炭酸でできたレモンサワー。しかし最近、「進化系レモンサワー」なるものが登場しているのをご存知ですか?レモンサワー本来の美味しさとともに、見た目にもインパクトや可愛らしさを!ということで、いろんな飲食店さんがレモンの切り方や盛り付け方を工夫しているんです。その一例をいくつかご紹介します。
1.『手作りサワー専門店 Sour de Kitchen』
こちらは大阪・心斎橋駅すぐの和歌山県の「観音山フルーツガーデン」で生産された柑橘類を使ったサワーの専門店。フルーツをきれいに見せるワックスを使っていないため、皮ごとごろっと入った豪快さが売りです!
2.『酒場 エビス』
京都・木屋町の人気店です!お店の試行錯誤の末完成したレモンサワーは、メガサイズでぐびっと行くのがおススメ。なんといってもこのレモンの量の多さが見た目にも爽快感抜群です!
3.梅田チューハイ35
大阪・梅田のTHE正統派レモンサワー。宝酒造の甲類焼酎「純35」にこだわり、すっきり飲みやすい!お店限定のグラスが写真に映えますね。
インスタグラムで「#レモンサワー」で検索すると17万件以上ヒットする(2019年2月7日時点)ような、今や“インスタ映え”には欠かせない存在となっているレモンサワー。日々多くの飲食店さんがしのぎを削って、新しいレモンサワーを開発しているのです。
いかがでしたか?このように昨年からブームが到来しているレモンサワーの勢いはまだまだ留まるところを知りません。一度は飲んだことがある人は、この記事を読んだだけであの爽快なのど越しがよみがえったのでは?これを機会に、あなたも「とりあえずレモンサワーで!」の文化に乗っかりましょう!
【参考】
・「ホットペッパーグルメ外食総研」調べ レモンサワーに関するアンケート調査