梅田バル「Cuore」がノンアル女子から人気の理由とは?

飲食店舗数がおよそ2万6,280か所にも及ぶ「くいだおれの街」大阪市。
その中心となる繁華街、梅田で近年支持を受けているのが
『Cuore』という東梅田のダイニングバーです。

人気の客層は主に20~30代の女性。オーナーが狙いたい女性というターゲット層の
ハートを見事掴むことに成功している理由とはいったい何なのでしょうか?

「女性のお客様にもっと来ていただきたい」とお考えの飲食店経営者が多い中、
今回は女性ファンを増やしたい方のために、この『Cuore』さんの魅力を分析。
人気の秘訣を紐解いてみました。

東梅田で女子会するならココ!『Cuore』@東梅田

アルコールを飲まない方が飲み会にハマる!?梅田バル「Cuore」が女性から人気の理由は〇〇だった!

梅田駅より徒歩8分の場所にある『Cuore』さん。
自然の恵み豊かな丹波篠山直送の新鮮な野菜や海鮮を使った料理を
カジュアル&お洒落な空間で食べられるイタリアンのお店。

月30軒の飲食店をめぐるグルメライターの筆者自身、
女性同士の飲み会にはかなりオススメしたい一軒の1つです。

アルコールを飲まない方が飲み会にハマる!?梅田バル「Cuore」が女性から人気の理由は〇〇だった!

店内は木目をベースとした温かみのある空間。

直筆のチョークアートで黒板が彩られていたり
スタッフさんが作った小物で棚が飾られていたりと、
インテリアオーナメントには手作りものが多め。
お洒落度が高く、アットホームな雰囲気に包まれています。

日々の仕事疲れを癒してくれる、安らぎの空間といった感じでしょうか。

しかしここまでのこだわりであれば、他のお店と大差はありません。
…では、一体何が女性の心を掴んでいるのでしょうか?

女性に人気のその理由は〇〇にあった!

その答えは「自家製フルーツシロップ」にありました。

『Cuore』さんでは、旬の果物を使用した自家製フルーツシロップこと
「がじゅぴちゅ」が売りの1つ。写真をご覧の通りカウンターには瓶に詰められた
フルーツシロップ(ブランデー漬けもあり)が常時10種以上用意されています。

フルーツは旬の季節ものを選りすぐって使用。
いちご、でこぽん、パイナップル、チェリー、キウイ、ドラゴンフルーツ
メロン、柚子、オレンジ、洋ナシ、ライチ、王林・・・など、選ぶところから
楽しくなるような種類豊富なラインナップが魅力。欲張り女子の心をつかみます。

アルコールを飲まない方が飲み会にハマる!?梅田バル「Cuore」が女性から人気の理由は〇〇だった!

スパークリングワインやリキュールと割ってカクテルにしたり、炭酸やジンジャーエールと割ってノンアルコールカクテルにしたりと楽しむスタイルは千差万別

また、しずく型のグラスに注がれた一杯はカラフルでとても可愛らしく
果肉もたっぷり入れてくださるのでインスタ・SNS映えも確実

味も砂糖不使用でフルーツの自然な甘みを活かしているので
添加物や余分なカロリーを気にせず楽しめることも女性に人気のポイントです。

なぜフルーツシロップにこだわったのか?

アルコールを飲まない方が飲み会にハマる!?梅田バル「Cuore」が女性から人気の理由は〇〇だった!
※料理もキュート。店名のCuore=ハートにちなんだハート形のトマトが目に留まる。

それでは、なぜ自家製のシロップに着目したのでしょうか?

筆者が理由尋ねたところ「お酒を飲まない人もカクテルを選べる楽しみを味わってもらいたいという気持ちがあったから。」だと、オーナーは答えます。

「ほとんどのお店がアルコールを提供する中で、お酒をあまり飲まない人が飲み会に参加したら、ちょっぴり損した気分にならなりませんか?」とオーナー。

確かに、アルコールとノンアルコール(通称:ノンアル)では値段が異なるため、割り勘をすると金銭的にメリットはありません。

また「ノンアルコール派」には飲み物の選択肢が少ないというデメリットもあります。

関西の某大型チェーンの居酒屋でも同じことが言えるのですが、店のドリンクメニューが100種近くあってもノンアルコールは10種(うちソフトドリンク8種)だけで、たったの約1割しかノンアルコールカクテルがないのです。
これでは「ノンアルコール派」の人が飲み会に行っても(お酒を)飲めないどころか、ドリンクを選ぶ楽しみがなくなってしまいますよね。

そんなお客さまが感じるデメリットを解消しより満足感と選択肢を得られるようにと
生み出されたのがこの「がちゅぴちゅ」という自家製フルーツシロップだったのです。

女性はアルコールを飲まない人が本当に多いのか?

アルコールを飲まない方が飲み会にハマる!?梅田バル「Cuore」が女性から人気の理由は〇〇だった!

『Cuore』が自家製シロップを充実させたのは「ノンアルコール派」の女性に対しての施策の1つでした。しかしノンアルコールカクテルを増やすことが、本当に女性にとって支持される要因となっているのでしょうか?

その疑問を上図の株式会社マクロミルが全国の20歳から59歳までの男女1万人を対象に行った
「お酒に関する実態調査」を実施飲酒に関する調査をもとに解説していきたいと思います。

マクロミルの調査によるとお酒との付き合い方は「適度に楽しく」アルコールのある空間や時間を大切にする傾向であることが分かっています。

お酒に対する考え方は

・「お酒は適度にたしなみたい」
・「悪酔いしたり二日酔いしないように気をつけている」
・「お酒を楽しんでいる」

という意見がベスト3となっており、20代前半の3人に1人が「3%未満」の少し弱めのアルコールを好んでいることが明確になりました。

さらに「お酒の好みの強さ」について性別・年代別に調査したところ、
20歳〜24歳の人々の9割がアルコール度数「10%以下」を好んでいることが判明。

妊娠や授乳等のライフイベントも影響していることから、
アルコール度数の低いお酒を選ぶ傾向は、女性に強く出ているということが考えられます。

実録!Cuoreに対する20代~30代の女性たちの声

最後にご紹介するのはお客様の実際の声。
筆者の知人で『Cuore』に行ったことのある20~30代の女性客にその感想を聞いてみたところ

・「私はノンアルコールしか飲めませんが色々なお酒を飲んでいる気分で楽しかった。」(20代)
・「とにかくカクテルの種類が多い!私以外の女性のお客さんも多数いて人気の様子でした。」(20代)
・「お酒をあまり飲まない友人を連れて行くと喜んでくれたのでほっとした。」(30代)

など好評の声が多数あることがわかりました。

また人気という自家製フルーツシロップに対する感想ですが、
酢が入っているため味がさっぱりとしていて、飲み応えがあるのが特長。
ノンアルでありながらも、気持ちほんのりとアルコール気分を味わえるのがポイントです。

まとめ

以上「くいだおれの街」で女性に注目されるイタリアン『Cuore』のご紹介でした。
お酒をあまり飲まない女性や、強いアルコールを好まない方であっても
飲み会を楽しんでもらえるように工夫した、オーナーのアイデアと想い。

これこそ『Cuore』が女性から支持を受ける人気の理由なのではないかと筆者は考えます。

女性客のファンをつけたい飲食店のオーナーのみなさん、自店のドリンクメニューがきちんと需要のあるラインナップになっているか、一度お品書きを見直してみてはいかがでしょうか?

■東梅田のイタリアンダイニング『Cuore』の店舗情報はコチラ☟
・食べログ https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27100300/
・おこめのグルメレポート https://gourmet.epark.jp/report/5169659707916288

■参考資料/URL
・大阪市の経済2017年版(大阪市役所) http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu010/digitalbook/keizai/osakanokeizai2017/html5.html#page=61
・みんなのライフハック https://dime.jp/genre/499997/

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