【転職・就職】あなたが書類選考に通らない理由(履歴書・職務経歴書対策)
採用の第一関門となる「書類選考」。
・応募したきっかけ/志望動機
・これからやっていきたいこと
・自分の長所/短所
など、応募先の企業にPRしたい自己紹介を書き込んだ「履歴書」は
採用側にとってアナタがどんな人物なのか、
共に仕事をしていきたい相手であるかを判断するためのカルテ。
アナタ自身に代わって面接をしてくれる、いわば「分身」なのです。
しかしながら…
難関すぎる!8割が通過できない書類選考
「いつも書類選考を通過しない。」
「正しい履歴書の書き方が分からない。」
「しっかりPRしているのに受からない。」
と、書類選考に悩まされている求職者の方々も多いのでは?
企業への書類を単なる手続き書類と捉えていると
書類選考は何度挑戦しても合格することができません。
「誰が先行をしているのか」
「採用側はどんな視点で読んでいるのか」など
いくつかのポイントを押さえるだけで通過する応募書類を作成することができます。
本コラムでは仕事探しにお悩みの求職者の皆さんのために、
採用される書類の書き方を連載でご紹介しています。
採用される確率を上げるために、こちらの記事もご活用ください。
まずはチェック!あなたの履歴書はNG書類になってない?
NG書類かそうでないかをチェックしていきます。
まずは履歴書から。
◆NG履歴書
~チェック項目~
☑日付:修正液などで日付だけ訂正するのは×。また、日付だけ
ペンの太さや濃さが違うと使いまわしの印象を与えてしまう。
☑写真:サイズの合ってない写真を切り取ってはるのはNG。丁寧に貼り付けることも重要。
☑学歴・食歴:〃や(株)など省略表記が多く肝心な職歴の記載が薄すぎる
☑表記の統一:履歴書全体で年号を和暦や西暦のどちらかに統一していない
☑公的な書き方でない:学歴・職歴欄の最後に「以上」がないなど、ビジネス文書としての体裁になっていない
☑内容が薄い:志望動機が普通すぎる。特技もとくになしとあり内容が薄く、空白も目立つので全体的にアピール度が弱い。
些細なことかもしれませんが、これらによって採用担当への印象は良くも悪くもなりうるのです。続いては職務経歴書です。
履歴書で印象をよくするためのコツはこちらをご覧ください。
◆NG職務経歴書
~チェック項目~
☑見出しがない:どこに何が書かれているのか一目でわかりにくい
☑職歴を単にまとめている:何のアピールもなく、内容は履歴書と変わらない。
☑具体的な仕事内容がない:これまでの働きっぷりが1つも採用担当に伝わらない。
☑ありきたりな表現:自分を売り込む部分でマニュアル言葉が目立ち、個性・具体性に欠ける。採用するメリットを感じさせない。
皆さんはいくつ当てはまりましたか?1つでも該当したという方は要注意。
こんな些細なことで落とされてはとても勿体ないです。
大転職時代、こんな書類では通らない!
採用担当者の印象は当然、薄くなってしまいますね。
また応募書類を「売り込むための書類」と考えたとき、上記のような内容の薄い文章だと「プレゼンテーションのスキルが欠落している」とマイナスに思われかねません。
NG応募書類の項目に1つでも当てはまったという方は
いますぐやり方を変えてみましょう。
書類選考の段階から、「もう、仕事先なんてどこでもいいや…」と思い始めているあなた。まだ、自分の働き方にあきらめてはいけません。就職活動は、履歴書の書き方を変えるだけでもぐんっとやり易く、自分自身のためになる、意味のあるものへと変わるのです。
次回のコラムでは職務経歴書と履歴書の違いをご紹介します。両者似ているようで全く別物。それぞれの意義を理解することで、より合格しやすい応募書類を書くことができます。
【就職・転職活動に役立つ記事】
【参考文献】
細井智彦『履歴書・職務経歴書の書き方』(高橋書店)