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飲食店の無断キャンセルを無くせ!新しい取り組みや対策

飲食店や飲食業界を悩ます当日の無断予約キャンセル(ノーショー)問題。

その損害額は年間2,000億円とも言われ、飲食店に大きな損害をもたらす問題となっています。

また外国人観光客の増加もノーショー問題に大きく関わっていて、外国人観光客による無断キャンセルも多くの飲食店を悩ませています。

このノーショー問題を撲滅するために、企業や弁護士団体などがさまざまな保証サービスと損害対策などを打ち出しています。

今回は飲食店・飲食業界に蔓延るノーショー問題について、最新の情報や対策をご紹介していきます。

●目次
飲食店を悩ます「ノーショー」(無断キャンセル)
無断キャンセルを増加させる外国人観光客
実は意味が違う?飲食店での「ノーショー」と「ドタキャン」
損害保険やデポジット機能などのノーショー対策が登場
飲食店のノーショーの撲滅を目指そう!

●飲食店を悩ます「ノーショー」(無断キャンセル)

飲食店などでは予約した客が連絡せず来店しない「無断キャンセル」。

業界ではこれを「No Show」(ノーショー=姿を現さない)と呼び、大きな問題となっています。

準備した食材や人件費が無駄になってしまうリスクがあるため、予約が入る時に強く警戒されることもあるのだとか。

以前から飲食業界を悩まし続けているノーショー問題ですが、最近の調査でこの問題が約2000億円の損失を生み出していることがわかりました。

飲食店を悩ますノーショー(無断キャンセル)

出典:経産省
https://www.meti.go.jp/press/2018/11/20181101002/20181101002-1.pdf

そんな中、年々拡大するノーショー問題の損害額にストップをかけるべく業界団体が初めて対応策を示した指針をまとめました。

No show(飲食店における無断キャンセル) 対策レポート

出典:経産省
https://www.meti.go.jp/press/2018/11/20181101002/20181101002-1.pdf

※ 指針は「日本フードサービス協会」などの業界団体や、弁護士・大学教授などの有識者を交えて作成。

今回まとめられた指針には法的拘束力などは無く、強制力のようなものはありません。

しかし経済産業省は、今回の指針を通して客側のモラル向上に繋げていきたいと期待を寄せています。

●無断キャンセルを増加させる外国人観光客

飲食店を悩ますノーショー(無断キャンセル)

 
無断キャンセルの問題が大きくなった背景に、外国人観光客の増加も関係しています。

有名店では外国人観光客の予約トラブルが増えており、複数のお店に予約を入れて無断キャンセルをするという悪質なケースまで現れているようです。

また予約時間を守らないというケースもあるなど、外国人観光客の対応に苦慮している飲食店もかなり多いようです。

外国人観光客の場合は、ホテルや予約サイトを通して連絡することがほとんどです。

国外に出てしまえば連絡は取れなくなってしまうので、安易に無断キャンセルをする外国人観光客が増えているというわけですね。

●実は意味が違う?飲食店での「ノーショー」と「ドタキャン」

実は意味が違う?飲食店でのノーショーとドタキャン

 
先ほどご紹介した飲食業界の掲げる無断キャンセルへの対策指針では、キャンセルポリシーの対象を「ノーショーのみ」としています。

「ノーショー」とよく混同されやすいのが、当日になってのキャンセル、いわゆる「ドタキャン」というものです。

実は、飲食店での「ノーショー」と「ドタキャン」には大きな違いがあるのです。

◆飲食店の予約に関する「ノーショー」

ノーショーとは予約をした人が故意・悪意を持ってキャンセルの連絡を入れず、そのまま予約を取り消してしまうことを指します。

◆飲食店の予約に関する「ドタキャン」

ドタキャンとは身内の不幸や事故・病気など、突発的で不可抗力な理由でどうしても発生してしまうキャンセルのことを指します。

このように、音信不通となって当日も連絡が取れなくなる悪質なキャンセルが「ノーショー」と定義されるのですね。

予約を入れたのなら、その日にお店へ伺うことは当然のこと。ですが、どうしても外せない急な予定などが発生する可能性もあります。

そんな時は当日の早い時間にお店へキャンセル連絡を入れるようにするなど、飲食店を利用する方たちの意識も改めないといけませんね。

●債権回収代行やデポジット機能などのノーショー対策が登場

債権回収代行やデポジット機能などのノーショー対策が登場

 
飲食業界が抱えるノーショー問題を解決するため、グルメ予約サイトや予約台帳サービスを提供する企業、さらには弁護士団体などがさまざまなノーショー対策のサービスを打ち出しています。

ノーショー対策についてどのようなサービスが展開されているのか、ここで少しご紹介していきたいと思います。

◆予約台帳「トレタ」が提供するデポジット機能

予約台帳「トレタ」では、Web予約時に前受金(デポジット)を預かることで無断キャンセルを防止するサービスを開始。

キャンセル料を先に徴収するとともに、デポジット機能を使って予約した利用者へ特典を設定することも可能です。

飲食店だけでなく、利用者を含めた双方にメリットがある仕組みとなっています。

◆グルメ予約サイト「食べログ」では新プランにキャンセル保証サービスを追加

グルメ予約サイト「食べログ」では、新プランにネット予約キャンセル保証サービスを追加しました。

この保証サービスでは予約一組あたり10名以上で無断キャンセルが発生した場合に、予約1名あたり上限3,000円まで、99名までの補償が受けられるようになっています。

この保証サービスに対する利用料は無料なので、気軽に利用することができます。

◆飲食店「無断キャンセル」で弁護士が料金回収する新サービス

予約台帳サービスの企業の他にも、弁護士が飲食店に代わって無断キャンセルの予防や債権の回収を代行する業界初のサービス「ノーキャンドットコム」も登場。

無断キャンセルが発生した際にノーキャンドットコムへ債務回収を申し込むと、弁護士が店舗に代わって無断キャンセルした予約客へ債権回収をおこなってくれます。

このサービスの利用には、予約時の代金の30%(+消費税)を手数料がかかります。手数料を差し引いた代金は店舗へと支払われます。

●飲食店のノーショーの撲滅を目指そう!

飲食店にとって、頭が痛い無断キャンセル(ノーショー)問題。

忘年会、歓送迎会シーズンを迎えれば、さらに無断キャンセルが増えることも予想されます。

飲食店向けの無断キャンセル対策や保証サービスは今後もさらに増えていく傾向にあるので、新しいサービスに注目しつつ実際の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

■参考URL
飲食店「ドタキャン」裁判を傍聴 わずか1分で店側勝訴、弁護士が明かした対策 : J-CASTニュース
https://www.j-cast.com/2018/03/09323254.html?p=all

飲食店「無断キャンセル」で弁護士が料金回収する新サービス登場…撲滅につながる?詳細を聞いた – FNN.jpプライムオンライン
https://www.fnn.jp/posts/00047391HDK/201907311830_FNNjpeditorsroom_HDK

【激増!】有名レストランを悩ませる「無断キャンセル」問題(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/48702?page=3

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