新型コロナ対策!今すぐ飲食店が危機を脱するための3つの方法
売上を落とさない方法から損失を回避する方法、さらには将来的な集客・ブランディングに関する方法について説明します。
集客・売上低迷で悩んでいる飲食店や、この機会をむしろ商機として活かしたい飲食店の経営者・マネージャーは、ぜひご一読ください。
【なぜ新型コロナが蔓延しても、飲食店は売上を落とすべきではないのか】
毎日のように新型コロナウイルスの最新情報が報道されています。日本各地だけではなく世界中に多大な影響を及ぼしていることは言うまでもありません。
新型コロナウイルスの感染によって肺炎を引き起こされることは問題です。これまで「食ジョブコラム~食✕職~」では、新型コロナウイルス対策についてコラムを発信してきました。
今すぐ飲食店がすべき新型コロナウイルス対策とは
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【新型コロナウイルス】マスク・手洗いだけでは心配?免疫力アップによる対策とは
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しかし、感染症以上に危惧すべきは、新型コロナウイルスによって経済や社会に影響を与えることです。
実際に、日本経済は各産業で損害を受けています。例えば、訪日中国人観光客数の激減や音楽LIVEやスポーツイベントの開催中止、無観客での開催です。2020年3月9日時点で、日経平均株価は、約1年2か月ぶりに2万円を下回りましした。
飲食業界でも、こような打撃を受けている事業所は少なくないのではないでしょうか。しかし、ここで売上を落とすわけにはいきません。
どんなビジネスであっても好景気のときに業績が良くなるのは当然のことです。むしろ経営の手腕が問われるのは、経済が低迷しているときではないでしょうか。外的な要因によって、売上・利益が下がったと嘆くのは簡単です。
危機的な状況でも売上を落とさずに、損失を最小限に抑えることができる飲食店こそ、どんな時代を迎えたとしても、存続するのではないでしょうか。今は体力が試されているときだと捉えて、すぐにでも対策をとっていきましょう。
今回は、すぐに実践できる3つの方法を紹介します。
①テイクアウト・出前サービス
1つ目は、テイクアウト・出前サービスの提供です。近年はデリバリーサービスの「Uber eats」が躍進していますが、ほかにもテイクアウト・デリバリー系のサービスが拡大しています。
例えば「POTLUCK」「EPARKテイクアウト」「iToGo」「Yahoo!ロコ モバイルオーダー」「食べログ テイクアウト」が挙げらえます。
テイクアウト・出前サービスを導入している店舗も増えてきましたが、まだ始めていない飲食店は検討してみはいかがでしょうか。
新型コロナウイルスによる感染リスクを控えるために外食する機会が減る一方で、また子どもがいる家庭では小中学校の休校によって内食する機会が多くなっています。また在宅ワーク・テレワークをするビジネスマンも増えています。
そのような顧客をターゲットにして、テイクアウト・出前サービスを訴求することができます。利用者は、わざわざ食器を洗う手間や、料理を調理する手間が省けます。また買い物で、スーパーや百貨店など不特定多数の人がいる場所に出かける機会を減らすことが可能です。
すでにテイクアウト・出前サービスを提供している飲食店は、注文できるメニューを増やしたり、出前向けの料理を充実させたりしてみてはいかがでしょうか。
例えば北海道函館市にある「ジョリージェリーフィッシュ」では、持ち帰りサービスだけではなく出前もスタートさせました。ステーキピラフが有名なアメリカンダイナーです。宣伝方法はTwitterとチラシ。「#函館テイクアウト」のハッシュタグで、告知をして集客に成功しています。
また同市にある「ベイサイドレストランみなとの森」は、今まで法人向けのケータリングサービスがメインでしたが、家族向けのオードブルや弁当の宣伝をスタートさせました。
このような柔軟な対応が功を奏します。まだ実践していない策を、ぜひ取り入れてみましょう。
②補助金・助成金・融資
2つ目は、行政や公共団体などによる補助金・助成金・融資を活用する方法です。
【経済産業省】
・経済産業省の支援策(2020年3月6日時点)
https://www.meti.go.jp/covid-19/index.html
・(全国的に)業況の悪化している業種に属する中小企業者を支援するための措置
https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200303002/20200303002.html
・資金繰り支援・設備投資・販路開拓支援・経営環境の整備に関する情報まとめ
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
【日本政策金融公庫】
・新型コロナウイルス感染症にかかる衛生環境激変特別貸付(国民生活事業)
https://www.jfc.go.jp/n/finance/saftynet/covid_19.html
【厚生労働省】
・雇用調整助成金の特例措置(対象となる事業主の範囲の拡大)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09852.html
【京都府・京都市】
・新型コロナウイルス対応緊急資金
http://www.pref.kyoto.jp/kinyu/documents/tirashi.pdf
【奈良県】
・新型肺炎の影響を受けた中小・小規模事業者への金融支援
http://www.pref.nara.jp/item/222881.htm
補助金・助成金・融資以外にも、クラウドファンディングの活用があります。
例えば大手クラウドファンディングの「CAMPFIRE」では、イベント事業者や飲食店、宿泊施設などの経営・生産に大幅な支障があった事業者を対象にしたプログラムを指導させています。
このような民間サービスを活用することも1つの手段です。
③動画配信
最後は、YouTubeなどの動画配信サービスの活用です。お店のPRにつながる動画をアップしてみてはいかがでしょうか。
客足が遠のいて時間に余裕がある時だからこそできる試みです。動画の配信をすることで、お店の認知度アップやブランディングをすることがでいます。
配信する内容は、お店に興味を持ってもらえるようなテーマが最適です。例えば、家庭で作れる居酒屋メニューの料理動画や、プロの料理人が教える野菜やお肉、魚の切り方などが挙げられます。
プロのシェフが届ける動画は、人気を集めています。代表的なチャンネルとして「COCOCOROチャンネル」「Chef Ropia」があります。
COCOCOROチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCBzHLiBZWSn7AmaW0AOAlWg
Chef Ropia
https://www.youtube.com/channel/UCTNUzGFfCdUldW6SL_3fAVA
動画配信によってお店の認知度アップにつなげるポイントは、他店がやっていないテーマ・ネタで配信することです。料理系のチャンネルは多数あるので、どのような方向性にするかよく練った上でスタートしていきましょう。
動画配信の成果がでるのは時間がかかります。しかし将来の潜在顧客や、動画配信による収益の獲得につながる可能性があるでの、継続的にチャレンジしてみてください。
■さいごに
新型コロナ対策として、今すぐ飲食店が危機を脱するための3つの方法を紹介しました。まとめると以下の通りです。
・テイクアウト・出前
・補助金・助成金・融資
・動画配信
これを機にお店を守るのも、売上を拡大させるのも対策次第です。すぐにでも実践できることばかりなので、ぜひ自店に取り入れてみてください。
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