職場の人間関係を改善に導く|対人関係の摩擦に悩み続けた筆者の実践法
自分らしくいたいのに、集団の中ではいつも疲れてしまう。
そんな悩みを抱えていませんか?
筆者も長年、仕事相手とうまくいかなくてストレスを抱えたり、落ち込んだりすることが多かったのですが、友人のアドバイスをきっかけに変化しました。
それまでは、自分がどう振る舞うか?ばかりを考えていました。しかし、相手がどんな状態か?に意識をシフトしたのです。
具体的なやり方は後述しますが、この結果、対人関係での摩擦が減りました。気持ちもとても気楽に。
実際の体験談をもとに、今日から使える人間関係を改善する簡単な方法をお伝えします。自分では頑張ってるつもりなのに、報われないという人は実践してみてください。
●目次
- 職場の人間関係でストレスがたまる4パターン
- 人間関係を改善するために実際にやったこと
- 変わるきっかけになった友人のアドバイス
- だんだん職場の人たちの気遣いも見えてくる
- 人間関係は相手をちゃんと見ることで改善される
職場の人間関係でストレスがたまる4パターン
まずは、あなたの職場のストレスがどのパターンなのか知っておきましょう。
①自分だけ忙しすぎる
無理なタスクが降ってきたら早めに相談するのが大切です。
マネージャーなど管理職の人に現状を共有しましょう。
一度無理して引き受けると、そのタスク量がスタンダードになります。
イライラがたまったときは、抑える方法を紹介しているのでご覧ください。
②派閥があってギスギスしている
派閥のトラブルに巻き込まれて最悪のパターンになる前に、距離を取りましょう。
とくに女性が多い職場はやりづらいものです。過去の記事で対処法を紹介しているので、参考にしてください。男性も参考になると思います。
▼職場女性との人間関係について
・職場の人間関係|女性特有の無視や冷遇にもう悩まない!実践ストレス解消法
・疲れる職場・合わない人間関係のストレス深刻度をチェック!今すぐ対策を!
③価値観が合わない
職場の人は自分で選んだ友人ではないので、合わないのは当然です。
話し合いで解決する必要はありません。問題は距離が近すぎることです。
こちらの記事で気にしない方法を解説しています。
▼職場に馴染めない場合の対策
・【職場の人間関係】孤立のススメ|疲れない働き方&気にしない考え方
・疲れる職場・合わない人間関係のストレス深刻度をチェック!今すぐ対策を!
④なぜか衝突が多い
すごく頑張ってるつもりなのに、報われない。
無駄に気疲れして、気付けば周りから「やりにくい人」認定されてしまう。
そんな風に、周りとの摩擦にストレスを感じている人は私の体験談が役に立つかもしれません。
上司や部下、同僚との相性を知るなら、コミュニケーションタイプを診断してみてください。
次の章では、④に当てはまる人に向けて、私が実際に行った改善方法を紹介します。
人間関係を改善するために実際にやったこと
私が人間関係の改善のために実践した方法がこちらです。
- 人の話をよく聞く。
- 相手の事情を想像してみる。
- 相手を助けるために何ができるかを考える。
- 自分の立ち位置、求められている役割を知る。
- 相手の担当範囲には踏み込まない。
- 相手の経験にリスペクトを持って信頼する。
- ささいなことでも共有する。
- 相手が忙しそうなときは声をかけない。
- 自分より相手をリラックスさせることを心がける。
- 私情を挟まず、仕事のためのやり取りを効率的に行う。
- 定型文に頼らず自分の言葉で話す。
- メールでも、相手が何を望んでいるかを考えて返事をする。
- 自分の意見は主観。間違っている可能性があると考える。
まだまだできていないこともありますが、相手をよく見るようになってから、仕事相手とうまくいくことが増えた気がします。
人間関係を改善するために、自分がどう振る舞うか?というよりは、相手がどんな状態か?に意識をシフトする感じです。
次の章では、私を変えてくれた友人のアドバイスを紹介します。
変わるきっかけになった友人のアドバイス
仕事で単純なコミュニケーションがうまくいかず、喜んだり落ち込んだりと疲弊していた時期のことです。
もっと自然に人とうまくやれたらいいのに。
そう思って、コミュ力の高い友人に相談したことがあります。
この章では、友人から言われた、心にグサグサ刺さった言葉をまとめて紹介します。
(仕事相手とだいたいうまくいかないという相談に対して)
「人間関係で問題が起こるのはちゃんと人を見ていないせい。あなたは他人に興味がないんだよ」
(他人に興味なくないという反論に対して)
「相手が嬉しいこと、嫌がることってぱっと思いつく? 普段から相手を見ていれば普通にわかることだよ。わからないのは、それだけ他人に興味がないんじゃない?」
(ミスを相手に指摘したら気まずくなったという相談に対して)
「あなたの指摘は攻撃性を含んでる。もし相手の努力を目の前で見ていたらそんな言い方はできないはず。相手の背景、気持ちを想像することが大事」
(正論は言ったらダメ?という質問に対して)
「正論を言うことが正論じゃないこともある。何のために正論を言うか考えて」
(初対面の人との打ち合わせが苦手と相談したとき)
「気を張りすぎ。初対面なんて、わざと弱みを見せたり隙をつくったりするくらいでちょうどいい。相手がリラックスできる余裕をつくってあげるといい」
アドバイスはどれも、自分よりも人を気にすることを前提としたもので、私がこれまで自分のことしか見えていなかったことに気付かされた経験でした。
友人のアドバイスを頑張って実践してみると、不満だらけだった人間関係の見え方が変わってきました。それは次の章でまとめてお話します。
だんだん職場の人たちの気遣いも見えてくる
自分が相手をよく見るようになると、まわりが優しく見えてくるという不思議な現象が起こりました。
- 自分も納期があるのに、こちらの仕事を急かしてこない人。
- 私のせいで上から詰められたのに、黙っていてくれた人。
- 自分も忙しいのに、そんなそぶりを見せずに手伝ってくれた人。
- 変更を加えるときは、前もって教えてくれる人。
- 体調を崩したときに、定型文じゃなく気遣ってくれる人。
- 違う意見を伝える前に、こちらの意見の理由をちゃんと聞く人。
- 納得いかなくても相手の話を我慢強く聞く人。
- すぐに返してほしい用件のときは即レスしてくれる人。
- 興味のない世間話でも感じよく聞いている人。
- 空気が悪くなるとすぐに仲裁に動く人。
自分が心がけるようになって、それまで当たり前で気づかなかったみんなの気づかいを感じるようになりました。
すると、自然と相手の話が耳に入ってくるし、相手の意見も尊重しようと思えてくる。
少しずつ良い循環が起こり始めました。
逆に、なんとなく苦手と感じていた人は、言葉は丁寧なのに攻撃性を含んでいたり、行動が自分勝手だったりする人でした。
いかにも「気遣ってます」という言葉や態度ではなく、もっとさりげない、相手のため・職場のための行動の積み重ねが、仕事をうまく回しているのだと知りました。
●Twitterの声
職場の人間関係でイライラ…
でも人は変えられないんです!!!
自分が変わるしかない😭
ということで、職場では適切な距離感をもとに業務に、そこそこな力でやっていこう✨🌞合わない人との距離感めっちゃ大事♥#人間関係#職場— クラゲ@loveアウトドア (@kurage_outdoor) August 5, 2021
今日で転職してから丸々1ヶ月出勤したことになるわけですが、業務内容の大枠や職場の人間関係などが大体分かってきました😌オンラインでもオフラインでも共通して感じるのが『人のことをどうこう言ってる人ほど大したことがない』ということ。そんな暇や余力があるなら他にやることがあるだろうに。。
— ユースケ@コードも書けるWebマーケター (@yusuke_weband) July 30, 2021
人間関係は相手をちゃんと見ることで改善される
以上、私が実践した方法をお伝えしました。
最後にまとめておきます。
- よく人と衝突する人は、思いやりを身につけると改善される。
- 人をちゃんと見ると、人の話が耳に入ってくる。
- 思いやりは言葉や態度よりも行動が大切。
職場の人間関係は、自分が接する人の態度次第で良くも悪くも感じられます。
人間関係を居心地よくするには、本や研修に頼るよりも自分が思いやりを身につけた方が早いかもしれません。
とはいえ、長年の心のクセを変えるのは簡単なことではありませんよね。
私も実践できているのは半分くらいですが、それでも前よりは楽になったので、苦しんでいる人はダメもとで試してみてください。
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