職場の人間関係を気にしないで本来の「自分軸」で楽しく働くためのステップ
休日なのに職場の嫌な会話を思い出して一人でイライラしてしまったり、月曜が憂鬱になってしまったり。私も経験があります。
それは、自分軸ではなく他人軸に振り回されているせいかもしれません。
今回は、私が職場の先輩から教えてもらった、自分軸を持って、周りを気にしないで自分らしく働く方法を解説します。
自分軸を強く持てるようになると、人間関係をいちいち気にしないで働けるので楽になりますよ。
●目次
周りを気にしないための「自分軸」とは?
そもそも「自分軸」って何でしょうか?
他人軸と比べながら、意味を見ていきましょう。
●軸とは・・・自分の真ん中においている信念のこと。
●自分軸とは・・・価値判断の基準が、自分の欲求にあること。自分の考え方に自信を持ち、それを基準にして行動すること。
(例)
- 自分がしたい仕事に就く。
- 自分がしたいから料理をする。あるいは、しない。
- 職場で避けられる場合でも、必要以上に気にしない。自分の仕事を達成するために合理的に動ける。
- 会社で陰口を言われても、仕事に影響しないなら気にならない。
- 仲間外れにされても、気にしないで自分の仕事に集中できる。
- 人間関係にストレスがたまったら、他で発散する。
●他人軸とは・・・何かを決めるときの判断基準が、他人にあること。善悪、価値などの判断を他人目線を気にして決めること。
(例)
- 人に立派だと思われたいから大企業に行く。
- 彼氏にいい彼女だと思われたいから料理をする。
- 職場で人に避けられると、相手の機嫌を気にしてハラハラする。
- 会社で陰口を言われると、嫌われないようにふるまうことで頭がいっぱいになる。
- 仲間外れにされると「受け入れてくれる誰か」を探して転職を考える。
他人の評価を軸に動いていると、自分が本当にしたいことができなくなってしまいます。
無数にいる他人に合わせていては疲弊してしまうし、みんな価値観が違うのですべての人に良く思われるのは無理ですよね。
だから、自分の軸を大切にして生きるべきだ、という考え方です。
私に人間関係をいちいち気にしない方法を教えてくれたのは職場の先輩でした。次の章でお話します。
※職場の人間関係については、お悩み別の詳しい記事もあります。あわせて参考にしてください。
【職場の人間関係】孤立のススメ|疲れない働き方&気にしない考え方
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疲れる職場・合わない人間関係のストレス深刻度をチェック!今すぐ対策を!
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人間関係で悩んでいた時に、先輩から聞いた話
職場の先輩に、クールであまり周りを気にしていないように見える人がいました。
私が人間関係がうまくいかず、仕事も行き詰まっていたときに、その先輩から人間関係を割り切るためのアドバイスを受けたことがあります。
- □なぜ周りを気にしていない(他人軸ではない)のか?
- 「他人軸で仕事の満足度を上げるのは難しい。なぜなら、どう評価されているのか、いつも気にして働かないといけないから。すると、今に集中ができない。過去に言われたこと、失敗したこと、ショックだったことで頭いっぱいになる。未来にどう評価されるのか、不安や迷いが出てくる。」
- □周りを気にしてしまうデメリットは?
- 「評価をよくするために、先の選択をするようになる。悪くなることを避けるために、前に進まなくなる。嘘をつくし、ごまかそうとする。いつの間にか、自分がなにをしたいのか、なにを考えているのか、わからなくなる。自信を失ってしまう。どうせ自分なんて、と投げやりになる。」
- □自分軸で、どう仕事を向き合えばいいのか?
- 「自分軸で仕事をする人は、目の前のことに集中して、どう現実を創り出すかを考えている。天候が移り変わるように、他人の評価は変化する。他人から評価されていることは理解しているけど、それが自分の価値・魅力だとは思っていない。だから仕事の成果やアイデアを創り出していける。組織や他人のために働ける。」
- □自分軸だと、人からの視線は気にならないのか?
- 「いつか他人から高く評価されるかもしれないが、また低くなるかもしれない。高くても低くてもどちらでもいい。すねてるわけじゃなく、自分が組織に果たせる価値や、自分の仕事人としての存在意義はそんなところにはないと、理解しているから。もちろん無視や悪口を言われるのは心地よくはない。だからといって、仕事に支障をきたしてたら、相手の思うツボ。さらに仕事がうまくいかなくなる。自分のためにも人の視線から抜け出す勇気がいる」
言われてみると、私は会社で誰かと話す時はいつも不安でいっぱいでした。
悪く思われないように先回りしていろんな案を考えたり、自分の意見への反論を恐れて早口で突っ走ってしまったりと、パニックに近い状態でした。
そして、相手の困った反応を見て「またやってしまった……」と落ち込むループに突入してしまう。
普段の会話でも、相手の反応が少し悪いだけで、自分が何かやらかしたのでは?とびくびくしてしまう。
それは自分の評価が他人軸になっていることが原因だったみたいです。
まずはそれを自覚して、いつの間にかできあがった思い込みから脱する勇気を持つことが大切だと教わりました。
でも、他人軸で生きてきた人が「自分の価値は他人の評価とは無関係」と信じることは、なかなかに難しいですよね。
私も、アドバイスを受けてすぐに変われたわけではありませんでした。
私が実践した、自分軸を持つための具体的なステップを次の章で紹介します。
自分軸を持つための小さなステップ
自分軸の大切さはわかるけど、やっぱり人が気になる……という人のために、実際に私が実践したステップを紹介します。
- ①小さなことでも自分で決めるくせをつける
- 今日着る服、ランチのメニュー、友達と会う場所。
小さなことでも、自分の好きなものを選択するくせをつけると、徐々に自分がしたいことが見えてくるようになります。 - ②何かを決めるとき「自分はどうしたいか」自問自答する
- 物事を決定するとき、自分はどうしたいのかを自問自答すると、意外なほど他人軸で動いていたことに気付かされます。
最初はしんどいかもしれませんが、自分の気持ちを大切にするようにしてみましょう。 - ③一番気になる他人軸(親や恋人など)では選ばない方を選ぶ
- 自分にとって一番大きな他人軸は誰ですか?
もし親の顔色をうかがいながら育ったなら、親に気に入られない方をあえて選んでみましょう。
「自分の好きな方を選んでもいいんだ」と実感する体験を重ねることが必要です。 - ④「私は~したい」を口癖にする
- 誰かと話すとき「私は~したい」「私は~だと思う」と意思表示をするくせをつけましょう。
相手の意見を尊重することと、相手に合わせることは別の話です。 - ⑤自分で選んだことは、自分で責任を持つ
- 自分軸で生きるということは、自分の人生の責任を他人に預けないということ。
自分の決断に自信を持ち、何かあっても自分がすべて責任を引き受ける覚悟を持ちましょう。
この5つのステップを少しずつ実践していくことで、「自分軸」で楽しく仕事ができる自分へと変わってきました。
自分軸でどんな職場でも自分らしく働こう
- 仕事に満足したいなら、勇気をもって他人軸から抜け出すこと。
- 自分軸で自信がつくと、目の前のことに集中できる。極めると、人間関係や人の評価はどうでもよくなる。
- 小さなことでも自分で決めるくせをつけると、少しずつ変わっていける。
他人軸から自分軸にシフトして、職場の人間関係や周りを気にしない、自分らしい働き方を始めましょう。
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