そのストレス解消法は正しい?仕事で上司にイライラしたときの2つ対処法

「全く、あの上司使えない!」
「仕事ができない上司のせいで仕事が進まない!」
「とにかく上司がムカつく!許せない!」

そんな気持ちを抱えて、働いている人は少なくありません。上司へのイライラは心身ともに悪影響ですし、仕事にも支障が出てきますよね。

どうやって解決することができるでしょうか?

この記事では、筆者の経験をもとに2つの理由を深掘りして、対処法を紹介します。ストレス解消法は、世の中に沢山あります。しかし、根本的に解決できるものは多くありません。

とくに上司へのイライラは、厄介です。根本的な原因としては、

  • ●自分がうまく上司を機能させられず、自己顕示欲が満たされないイライラ
  • ●上司と部下の上下関係に、幼少期の親子関係を投影してイライラ

の2つに分けられます。タイプに合わせた対処をすることで、スッキリした気持ちになれます。

なお、上司だけでなく職場の人間関係全体にストレスを抱えている方は、こちらの記事を参考にしてください。

☑職場でのイライラが爆発寸前!怒りの根本原因を知ってこまめに発散する方法
☑職場のイライラが限界!仕事でストレスがたまる原因&対策・セルフ診断付き

●目次

1.嫌いな上司がムカつくときの対処法

嫌いな上司がムカつくときの対処法

 
最初に、筆者がたどり着いた結論をまとめます。

上司へのイライラが収まらない時の解決方法は2つあります。

1-1.上司のことを人ではなく会社の機関のひとつと考える

  • ●上司を人ではなく会社の機関と考え、可能な限りフォローに回ること。
  • ●上司を使えないと感じるのは、自分の力量不足だと知ること。
  • ●会社は利益を追求するための組織。自分は主役ではないと心得ること。

この3つを心がければ、上司のせいで仕事が進まないとは感じにくくなります。

1-2.上司に認められたいという過剰な期待を止める

  • ●上司に信頼される必要はあるが、好かれる必要はないと考えること。
  • 上司に親の役割を求めるのをやめて、自立した大人として接すること。

職場の人間関係はドライなくらいでちょうどいいです。必要以上に期待するのはやめて、組織の利益の最大化に尽くしましょう。

職場で余計な感情が入ってしまう人は、筆者の経験をもとにしたこちらの記事をご一読ください。

➽職場の人間関係はドライが最強説|元ウェットの筆者が語る深入りしない働き方

イライラを根本的に解決するために、次の章からはそれぞれの原因を深く見ていきます。

2.上司にイライラする本当の理由①自己顕示欲

上司にイライラする本当の理由①自己顕示欲

 

2-1.「上司がバカだから」は力不足の言い訳

ブリヂストン元CEOの荒川詔四氏は、著書の中でこう語っています。

「上司がバカだから仕事が進まない」「仕事ができない上司のせいでうまくいかない」と考えることは、自分の力量では上司を機能させられないと白旗を振ること。

耳が痛い台詞ですよね。

仕事ができない上司にストレスがたまるのは、自分が上司をうまく機能させられていないからで、言い換えると、自分ができない部下だからということになります。

どんな上司でも会社の機関のひとつと考えれば、うまく機能させるためにできることがあるはずです。

2-2.自己顕示欲が努力を台無しにする

会社は利益を追求するための組織であり、組織がうまく機能するために動くのがベストだと、頭ではわかっているはずです。

なのに、上司をバカにしてしまうのは無意識に「上司より自分の方が有能だ」とアピールしたくなる自己顕示欲のせい。

『自己顕示欲は承認欲求の現れ。承認欲求は自信のなさの現れ。それがわかっていれば、自己アピールという非知性的な言動は慎むようになる』

この言葉を読んで、上司にマウントを取りがちだった筆者はとても胸に刺さりました。

2-3.能力の低い上司の下につくのはチャンス

荒川さんは、著書の中で「能力の低い上司の下につくのはチャンスだ」と語っています。

優秀な上司なら部下の出る幕がないけれど、能力の低い上司は隙だらけでサポートし放題。
上司を機能させるためにどうすればいいか考えることによって、あなたの力が磨かれます。

手柄も上司に譲りましょう。上司にとってあなたがなくてはならない存在になったとき、有能な参謀として評価されるようになります。

(参照:『参謀の思考法』著者・荒川詔四,ダイヤモンド社,2020年6月)

2-4.イライラしても絶対に上司にやってはいけない4つのこと

上司に嫌われる・自分の評価が落ちるだけでなく、職場を機能不全に陥らせてしまう「絶対に上司にやってはいけない4つのNG言動」が存在します。

どれも筆者が経験済みで、悪い方向に進んでしまった言動ばかりなので、絶対にマネしないでください。

●NG1:感情に任せて反抗的な態度を取る

無視する、声を荒げる、ものに当たるなどはもちろん、ため息をつく、肩をすくめるなど、反抗的に感じられる言動はNGです。

筆者は、リモート会議で偉い人の発言にイラッときて無意識に首を傾げてしまい、場の空気を凍りつかせたことがありました。

リモート会議は細かい表情が見えず、画面のジェスチャーが大きな情報として相手に伝わってしまうので、特に気をつけてください。

●NG2:断言的な物言いをする

「絶対に~です」「~だから~するべきです」のように、自分が正しいと主張する発言はやめましょう。

自分が間違っている可能性もありますし、仮に上司が間違っていたとしても、断定的な言い方では相手の心をさらに頑なにしてしまうからです。

筆者は「人に話すときに意見を断定してはいけない」とマイルールを作ることで、やらかすことが少し減りました。

このクセがある人は、かなり上司とぶつかりやすいので意識的に直していきましょう。

●NG3:上司の判断に口を出す

判断をするのは上司の仕事です。どんなに自信があっても、意見は提案までに留めましょう。

上司は少なくとも部下より経験が長いので、部下目線の心配は的外れであることも多いです。

沈みそうに見えるプロジェクトでも、上司がGOの判断を出したなら一緒に沈む船に乗るつもりでついて行きましょう。

●NG4:上司の判断を待たずに進める

NG行動の中でも一番やってはいけないのが、上司抜きで仕事を進めることです。

上司を自分より劣っていると位置付けて「のけもの」にすると、上司のメンツをつぶしてしまいます。その結果、職場全体がうまく機能しなくなります。

される側になってみてわかりましたが、これが一番腹が立ちますし、プライドが傷ついて恨みが残ります。どんな上司でも必ず確認を取るようにしましょう。

次の章では、より根の深い「上司にイライラするもう一つの理由」を解説します。

3.上司にイライラする本当の理由②親の投影

上司にイライラする本当の理由②親の投影<

 
上司に対して、嫌い・ムカつくという感情の他に、もっと認められたい、好かれたい、褒められたいという感情はありませんか?

交流分析という心理学の考え方から、この葛藤を紐解きます。

3-1.私たちの中には「親」「大人」「子供」の人格がある

精神科医エリック・バーンは、1950年代後半に交流分析という心理学パーソナリティ理論を提唱しました。

この理論では、人間の人格には次の3つが潜んでいると説明されています。

<交流分析における人間の3つの人格>

  • ●P……Parent(親)
  • ●A……Adult(大人)
  • ●C……Child(子供)

 

<それぞれの人格が持つ性質>

  • ●P……過去に親から取り入れた思考、感情、パターンの再現
  • ●A……現在の状況に対する自主的な思考、感情、行動のセット
  • ●C……過去の自分が子どもの頃に体験した思考、感情、パターンの再現

(参照:日本交流分析学会・交流分析とは

私たちは、A(大人)同士として社会生活ができるのが理想です。

しかし、幼少期の親子関係に問題がある場合は、上下関係が発生した時点で相手をP(親)、自分をC(子供)のように感じてしまうことがあります。

3-2.上司に「親」を投影すると、期待と失望に振り回される

あなたの母親、あるいは父親を、上司に投影していませんか?

上司をP(親)と感じると、あなたの心がC(子供)に戻り、上司を相手に親子関係を再現してしまいます。

  • ●親によく怒られていた人は、上司に対してびくびくする。
  • ●親に期待されなかった人は、「認めてほしい」という気持ちが膨らみすぎる。

そんな風に、勝手な期待を持ち、叶わなければ強い失望を感じます。

振り回されてイライラして、上司に好かれたいのか嫌いなのかわからない状態になってしまうことも。

もし、あなたが「上司が嫌い」という感情だけでなく、認められることがとても嬉しかったり、冷たくされると強く失望したりする場合は、幼少期に親に求めていたことを上司に求めている可能性があります。

これは無意識の投影であることが多いため、自覚した時点で楽になるはずです。上司に対して意識的にA(大人)の人格で接することを心がけましょう。

最後に、頭でわかっていてもイラついてしまったときのために、楽になる3つの考え方を紹介します。

4.わかっていてもイライラしてしまう時の楽になる考え方3つ

わかっていてもイライラしてしまう時の楽になる考え方3つ

 
①自分が上司になった時のことを想像してみる

イヤな上司がいるように、当然イヤな部下もいます。

馬鹿にして舐めた態度を取ってくる部下は、きっと上司にとってイヤな部下ですよね。

自分だって完璧じゃないのに、揚げ足を取って上司の愚痴を言うなんて……と感じるかもしれません。

自分が上司になったとき、どんな部下がほしいか?と考えると、自制しやすくなるのではないでしょうか。

②飲んだときのネタにとっておく

売れっ子プロデューサーの高瀬敦也氏は「会社員時代は上司にイラつくこともあったけど、飲んで上司の愚痴を言い合っていると、俺ってなんてサラリーマンっぽいんだ!と自己陶酔できて楽しかった」と語っています。

(参照:『企画』著者・高瀬敦也,クロスメディア・パブリッシング,2021年7月)

会社で理不尽なことがあっても、飲み会で同僚たちと愚痴を言い合うまでがサラリーマンの仕事と考えると、少し割り切りやすくなりませんか?

③いざとなれば転職がある

どうしても嫌な上司なら、転職も選択肢に入れましょう。

「いざとなればいつでも辞められる」と思うと、上司から圧をかけられても「これも今だけだ」と余裕のある気持ちで対応できます。

実際に転職サイトに登録しておくと、意外といいスカウトが来て、転職しなくても自己肯定感が回復する効果がありますよ。

5.自分の心と向き合って、上司とうまくやっていこう

自分の心と向き合って、上司とうまくやっていこう

 

  • ・上司にイライラするのは自己顕示欲か、親の投影。
  • ・上司のせいで仕事が進まないと思うなら、自分の力不足。
  • ・上司をひとつの機関として考え、組織の利益の最大化に尽力しよう。
  • ・親の投影をしてしまっている人は、職場で子供の心に戻らないよう注意。

筆者も上司との関係はいつも悩みの種でした。

長らく愚痴を言う毎日でしたが、自分の側に問題があったと気付いてから少しずつ楽になってきています。

今回ご紹介した方法で、記事を読んだ方が少しでも楽になれたら幸いです。

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