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発達障害でも働きやすいバイトの探し方~カフェ・ファミレス編・前編

近年よく耳にするようになった発達障害。

発達障害は、児童生徒のうち15人に一人はなると言われています。この時代において、決して珍しい障害ではありません。

(参照:文部科学省 
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1328729.htm

発達障害によって起きる弊害の多くは、不注意・周囲に合わせるのが苦手で、接客が上手くできないといったものがあります。これらの弊害は脳の障害からくるものなので、個人の努力ではどうにもならないものであります。

そんな発達障害ですが、バイトを含め飲食店業に5年勤める筆者は、発達障害の一つ、アスペルガー症候群とADHD(注意欠陥多動性障害)を併発しています。

今回は発達障害であった筆者が、発達障害でも働きやすいバイトの探し方について、自身の経験をもとに、シリーズで徹底解説します。「発達障害だけどカフェでバイトがしてみたい!」「今カフェで働いてるけど、もしかして自分って発達障害…?」と悩んでいる人は、是非ともこの記事を読んでみてください。

前編では、発達障害・ADHDの特徴や弊害を解説しながら、どのような飲食店が働きやすいのかを言及します。

●そもそも発達障害とは?

厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」によると、発達障害とは、生まれつき脳の作りが通常と違っているために、さまざまな問題が起こる状態を指します。自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)などがあります。

しかし、病気ではなく特性のひとつであり、自分の得手・不得手を理解することで、生きにくさを解消していくことができます。

(参考:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html

●発達障害でも飲食店のバイトはできるのか?

発達障害でも働きやすいバイトの探し方~カフェ・ファミレス編・前編

 
発達障害でも、飲食店のバイトをすることはできるでしょうか。

結論から言えば、発達障害の人は飲食店のバイトに向きません。筆者は確かに発達障害ですが、障害を持っていることを知ったのはカフェのバイトを始めて3年目になった頃でした。
当時は自分がいくら努力してもミスが治らず、「あなたには人の心がないのか」と勤務先のオーナーからも叱られ、大変苦しい思いをしました。そんな時にオーナーの娘さんから心療内科を勧められて、ようやく自分が発達障害であることを知りました。
心療内科の先生曰く、発達障害の人にとって一番鬼門の職業は飲食店業のような接客業です。発達障害によって起こる弊害には以下のものがあります。

<発達障害が引き起こす弊害>
・目移りしやすい
・マルチタスクができない
・人の話を聞いている最中でも別のことを考えてしまう
・自分の中に独自のルールがあり、それを曲げられない

こういった無意識のうちに起こる弊害は、発達障害の人がよく起こすミスの頻発や人の話を聞かない、興味のあることだと自分の話だけをしてしまうといった問題行動に繋がっていきます。発達障害の人は他者に合わせるのが苦手な傾向があり、もともとのコミュニケーションスキルが一般人に比べて低いのです。
カフェのバイトはマイナス状態で始めたので、筆者にとってかなり過酷なものでした。それでもオーナーや他の従業員からの指導もあり、3年経った頃にはようやく人並みのバイト業務がこなせるようになりました。
発達障害は個人差が大きいので、コミュニケーションが苦手ではないという人もいます。しかし、表面上コミュニケーションができていたとしても、それは無意識のうちに自分を抑え込んだ状態なのでかなりストレスが溜まっている可能性があり、そういったストレスは精神疾患に繋がる危険性もはらんでいます。
努力次第によっては、発達障害の人でも飲食店のバイトは可能です。ですが、生まれつきコミュニケーションスキルが低い傾向にある発達障害の人が一般人と同じようにバイトをするには、かなりの困難が付きまとうと覚悟しておいた方が良いでしょう。

●発達障害・ADHDの人が働きやすい飲食店とは

発達障害でも働きやすいバイトの探し方~カフェ・ファミレス編・前編

 
一番働きやすい環境は、発達障害に対して理解のある職場です。ですが、そういった職場を探すのは容易ではありません。
発達障害は誤解を受けやすく、人によっては「怠けている」「やる気がない」と言われてしまうこともしばしばです。中には「発達障害の人は障害を言い訳にして努力を怠っている」という批判もあります。発達障害は目に見えない疾患なので、周囲から理解は得られにくい場合が多い傾向にあります。
また、飲食店業で勤務する人の多くは健常者(ノーマル)がほとんどです。大多数がノーマルであれば、マニュアルや職場体制もすべてノーマルに合わせたものになり、発達障害に配慮された職場はまずありません。(あくまで飲食店業に限ります。職種によっては障害者枠という、障害者のみの雇用を募集しているところもあります。ただし、給料は一般の方より低い傾向にあります。)
筆者がカフェで働いていた頃、自分が発達障害であることを告白した後にオーナーから言われた言葉は「あなただけに合わせていられない」というものでした。探せば発達障害・ADHDの人が働きやすいよう配慮された飲食店もあるかもしれませんが、現実的にそういった職場はほとんどないと考えた方がいいでしょう。そもそも、来店するお客さんもノーマルが圧倒的多数ですから、少数派の発達障害・ADHDはどうしても配慮の対象から外れてしまうのです。
というわけで今回、発達障害でも働きやすい飲食店を選ぶにあたり、職場対象であるカフェ・ファミレスは基本的に発達障害への理解がない、ということを前提で話していこうと思います。

●まとめ

発達障害でも働きやすいバイトの探し方~カフェ・ファミレス編・前編

 
発達障害の人が飲食店で働くにはかなりのリスクを伴います。とはいえ、すでにカフェやファミレスといった飲食店業に勤めている人や、それ以外に就職の選択肢がない人もいるでしょう。
そういったことを踏まえ、後編では発達障害でも働きやすいカフェ・ファミレスのポイント、避けるべき飲食店の特徴など、発達障害の人向けの職場探しについて解説していきます。

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