意外と難しくない?飲食業界で働くうえで役に立つ資格!

意外と難しくない?飲食業界で働くうえで役に立つ資格!

働くうえで何か特別な資格を持っていると給与や待遇面で有利になることが多くあります。
企業や店舗によっては特定の資格に対して「資格手当」を付与する場合があり、また、特殊な資格の場合はキャリアアップがしやすいという特徴もあります。
今回は飲食業界で役に立つ資格についてご紹介いたします。

飲食に関わる国家資格・免許

・調理師
調理師資格は国家資格です。いくら料理が上手でも、調理師は名称独占資格であることから、調理師資格を持っていないと「調理師」を名乗ることは許されません。
ただし、調理師の資格がない場合でも調理の仕事に就くことはできるため、必ずしも持たなければいけないというものではありません。
ふぐなどのように資格がないからと言って調理や開業ができないということもありませんが、飲食店や給食施設では調理師を置くことはいわゆる「努力義務」とされています。
有資格者になるためには
・厚生労働大臣が指定した専修・専門学校や大学、短大などの教育機関において教育課程を修了する
・「調理技術技能評価試験」を受けて合格する
の2パターンがあります。
調理師試験の受験資格は基礎資格の他調理業務経験も問われるため、必要な条件を確認して自分にあった方法を選びましょう。

・食品衛生責任者
調理師の他で重用される資格として食品衛生責任者があげられます。
食品の製造や販売、飲食店など食品に関わる事業所を出店するにはこの資格を有している人がいないと不可能です。
各都道府県の衛生局や保健所が行っている養成講習会を受講することで取得できる資格ですので将来的に開業を考えている方は早めに取得しておくのも一つでしょう。
ただし、調理師や栄養士など他の資格を有している場合、受講が免除される場合があるため事前に調べておくとよいでしょう。
また、以前は都道府県をまたいだ資格ではありませんでしたが、1997年4月以降については全国標準化がなされたため、引っ越しのための再受講などが不要になりました。

・栄養士、管理栄養士
栄養士、管理栄養士は取得が難しいと言われる資格です。
どちらも国家資格ですが、栄養士は各都道府県知事の免許を、管理栄養士は厚生労働省の免許を受けます。
栄養士と管理栄養士の大まかな違いは栄養指導をする対象が健康な方か、病気などにり患している方かに分かれます。
栄養士は学校給食などの栄養指導、管理を、管理栄養士は病院や高齢者施設などの栄養指導を行います。
どちらも管理栄養士、栄養士の養成課程のある大学や短期大学、専門学校などに入学し、専門課程を受講・修得する必要があります。
一般的な資格にあるように通信講座や夜間部がないことも特徴の一つです。
取得を目指す場合、時間や金銭面での兼ね合いは必要ですが、転職等にはかなり有利に働くため余裕がある場合は取得してみましょう。
また、製菓に特化した「製菓栄養士」という資格もあります。

・ふぐ取扱登録者
ふぐ取扱登録者は調理師などと違い業務独占資格と呼ばれる資格で、資格を持った人しか業務に携わることができません。
資格取得の条件や難易度は都道府県単位で異なります。
呼び方も都道府県で異なり、今回タイトルとして使用している「ふぐ取扱登録者」は大阪府の定める名称です。
都道府県によって実技試験の有無なども異なるため、引っ越しなどで勤務先が変わる場合は勤務先のある都道府県で資格を再度取得する必要があります。

飲食に関わる国家資格・免許

飲食に関わる民間資格

・ソムリエ
ソムリエ資格は日本では国家資格ではなく民間資格です。(国によっては国家資格のところもあります)
お酒の資格ですので、20歳以上の方が受験対象となり、また、ソムリエ、シニアソムリエなど区分によって受験資格が異なります。
「アルコール飲料を提供する飲食サービスに従事している」「ワイン、酒類などの仕入れ、管理などを行っていること」など、ただ単に取得するだけでなく、「ソムリエ」という資格を活かせる環境であるかどうかも問われるようです。
試験はテイスティングやサービス実技なども行われるため、知識以外の部分も磨く必要がある比較的難易度の高い試験と言えます。

・野菜ソムリエ
地産地消やブランド野菜などのニーズが高まる中、芸能人が取得するなど注目を集める野菜ソムリエ。
こちらも民間資格のひとつです。生産者と生活者の架け橋をモットーに、野菜の名前や種類だけでなく栄養価や調理法、農法なども掘り下げて学習する必要があります。
ジュニア~シニアと社会への影響力の強さによって難易度が設定されており、ジュニア資格でも筆記の他協会が主催する講習会を受講する必要があります。
通信講座もありますが、こちらもスクーリングが必要です。

・唎酒師(ききざけし)
国内外で人気の日本酒。テイスティングだけでなくおもてなしも含めた講座の受講で取得が可能な民間資格です。
講座受講の他、通信のみで取得できるコースなど、資格取得の仕方がバラエティに富んでいます。
受験資格も20歳以上であれば特に問わないことも人気がある理由のひとつでしょう。
受講内容は産地や製法など日本酒に特化した分野と、食全体の文化、マネジメントも学ぶことが可能です。
日本酒の他に焼酎、国際唎酒師も同会が主宰しています。

・フードコーディネーター
様々に特化・専門化した食の文化のあれこれを、総合的にコーディネートするのがフードコーディネーターの役割。
いまいちピンと来ないかもしれませんが、商品開発から販促、プロデュースなど活躍の場は多くあります。
講座では「文化」「科学」「デザイン・アート」「経済・経営」を学ぶとし、その中で自分の得意な分野をより掘り下げていきます。
難易度により1級~3級の設定があり、応募資格は3級については中学卒業以上であれば受講できるなど、若い内からチャレンジしやすいのも特徴のひとつです。

飲食に関わる民間資格

いかがでしたでしょうか。
今回は代表的なものを扱いましたが、他にも国家資格、民間資格はあります。
自分の興味やライフスタイルに合わせて資格を取得するのも、キャリアアップの第一歩です。
通信などなど受講の仕方も様々です。まずは気軽にトライしてみてはいかがでしょうか。

(参考サイト)

調理師
http://www.nicchou.or.jp/shiken2.html

食品衛生責任者
https://www.ofha.or.jp/enterprise/sekininsya.html

日本栄養士会
http://www.dietitian.or.jp/

ふぐ取扱登録者
http://www.pref.osaka.lg.jp/annai/menkyo/detail.php?recid=2748&sin_recid=8655#shinsei

ソムリエ
https://www.sommelier.jp/

野菜ソムリエ
http://www.vege-fru.com/

唎酒師
http://www.ssi-w.com/

フードコーディネーター
http://www.fcaj.or.jp/

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