店長・マネージャーとして働く場合、未経験でも実績がなくても、就職・転職をして満足度の高い収入や仕事を実現できるのか。③

経験・実績なしで店長・マネージャーの転職は成功するのか③

今回のコラムは、店長・マネージャーとして仕事をする場合、収入・仕事に満足をしながら働きさすさは両立できるのかというテーマを、シリーズでお届けしています。 前回は入れ替わりの激しい飲食業界で、転職をして収入を上げることは現実的なことかという問題に迫りました。 転職者のうち約30%が、平均で45万円以上の年収アップに成功していることがわかりました。 では、どうすれば所得を上げることができるのか。 ただし満足度の高い収入であっても、やりがいや働きやすさも重要なテーマです。 そこで、これらの条件が両立する転職をどうすれば実現できるのか、掘り下げて行くことにしましょう。 今回も関西の飲食業界に特化した求人サイト「食ジョブ」(https://shokujob.com/)で、求人情報を扱う専門家がリアルな情報をもとにお届けします。

なぜマクドナルドは日本で一番働きやすい飲食店なのか

なぜマクドナルドは日本で一番働きやすい飲食店なのか 転職口コミサイト「キャリコネ」が「働きやすい会社ランキング2017年下半期版」(1)を発表しました。 評価軸は以下の6つ。 ・「労働時間の満足度」 ・「仕事のやりがいを感じるか」 ・「ストレス度の低さ」 ・「休日の満足度」 ・「給与の満足度」 ・「企業のホワイト度(ブラック企業でないか)」 ランキングで堂々1位に輝いた企業は、日本マクドナルド株式会社(以下、日本マクドナルド)です。 続いてレストランチェーンの株式会社サイゼリヤ。そして九州を中心にファミリーレストランを展開する株式会社ジョイフルが続きます。 以下、日本を代表する名だたる企業がランクイン。そのトップに君臨しているのが、日本マクドナルドなのです。 では同社が評価されているポイントは、一体どこにあるでしょうか。 飲食業界では高い水準の所得、新商品企画など仕事のやりがい、有給休暇の取りやすさなどが同ランキングでは挙げられています。 これらは、今回のコラムで解き明かしたい問題を紐解くヒントになります。 実際に、日本マクドナルドの企業サイトから詳しい情報を見ておきましょう。 とくに年収と休日・休暇に注目をして、フランチャイズ店の店長と本社採用スタッフのケースを紹介します。 <フランチャイズ店・店長のケース> フランチャイズ社員採用情報(2)では、フランチャイズ契約をしている各企業の求人情報が掲載されています。 (年収) 各企業によって店長ポジションの年収には、差があります。平均的には400万円前後でしょうか。中には500万円以上で店長の募集をしている企業もあります。またインセンティブの制度もそろっているようです。 (休日・休暇) 月8~9日ほどで、年間休日は100日強。ただし出産や育児休暇、誕生日特別休暇、介護休暇などが充分しているようです。 <本社コーポレートスタッフのケース> 本社の採用ページ(3)には、コーポレートスタッフの募集条件が掲載されています。経営戦略やマーケティング、店舗開発、人事、財務など、それぞれのスペシャリティを発揮できるポジションです。 (年収) マネージャークラスの年収は記載ありません。あくまでもコーポレートスタッフの給与情報ですが、480万円~1,200万円です。ここからマネージャーになれば、1,000万円前後の年収を得られると推定できます。 (休日・休暇) 土曜日・日曜日・祝日が公休となります。またフランチャイズ採用と同じく、育児や介護、看護といった休暇が充実。 以上となります。

まとめ

マクドナルドの特色 日本マクドナルドの特色をまとめておきましょう。 ①ベースの収入を保証しながらも成果で評価する報酬制度。結果を出せば収入はアップ。 ②ベースの休日を保証しながら、ライフスタイルに応じて多数の休暇制度がそろっている。 すなわち個人の実力とライフスタイルに応じた収入・休暇を得られるということが、最大のポイントです。 この2点が、働きやすいという認識を作り出すことに大きく影響していると考えられます。

さいごに

すなわち勤務時間内で結果を出せば収入がアップして、プライベートな時間を取りたい時に取ることが出来る仕事が、働きやすさを実現するということです。 ただし、日本マクドナルド社のように報酬・休暇制度を充実させている飲食店ばかりではありません。 だからといって日本マクドナルド社のような大手企業への就職をもっとも勧めているわけではなく、上記の2点を手がかりにして、店長・マネージャーとして収入とやりがい、働きやすさのバランスをとる方法について考えてみたいのです。 働きやすい会社ランキング1位の企業から学んだことをベースに、店長・マネージャーとして満足度の高い働き方を見出すことができるのではないかと、筆者なりに模索をしてみました。 ここで重要なのは、飲食店の労働条件は一度横に置いて、どうすれば自分が納得感を持ちながら働けるのかという点です。 次回のコラムでは、とくに休日・休暇のとり方・過ごし方ついて1つの提案をさせて頂きます。 休みが少ないから不満を持つ、または休暇が多いから働きやすいという今までの価値観とはまったく違う、新しい見解を述べます。 【参考文献・サイト】 (1)「働きやすい会社ランキング1位はマクドナルド ワタミも10位に」|キャリコネニュース (2)「働きやすい会社ランキング1位はマクドナルド ワタミも10位に」|キャリコネニュース (3)採用情報|日本マクドナルド株式会社

PAGE TOP