コストをかけず継続的な雇用を生みだす2つの仕掛け(前編)
100席以上ある店舗で、結婚式の二次会やパーティーの予約がメイン。スタッフは10数名いるのですが、学生アルバイトが大半を占めます。
驚きの事実としては、今までにスタッフを採用するために広告を出したことは、ほとんどなく、数えるほどだと言うのです。
基本的にスタッフは大学や専門学校を卒業するまで、アルバイトを継続します。辞めたとしも、新たなスタッフの採用には困りません。なぜなら、採用に困らない仕組みが作られているためです。
オーナー曰く、2つのポイントが成功しています。前編では、学生アルバイトが辞めない仕掛けを紹介します。
スタッフが辞めたくない職場
スタッフが継続して働ける環境づくりのコツは、とにかく「楽しんでもらう」こと。至ってシンプルですが、 最重要だとオーナーは言います。
ウェディングレストランは、お客様特別な時間となります。そこで、最高の思い出となる時間を演出するためにも、スタッフが楽しくしていなければならない。
例えば、楽しく働けるように、こんな仕掛けをしています。
■お客様と一緒に、ビンゴゲームやイベントにスタッフも参加させて、一緒に盛り上がる。
■月に1度、レトロゲーム大会を開催。さらにお酒や食事も好きなだけ飲食してOK(旅行やBBQは手間がかかり気も使うし、参加しないスタッフもいる)。
■怒らない・指摘しない(叱られて、落ち込んでも接客に影響する。楽しくなさそうなスタッフに祝われたいお客様はいない。その代わり、スタッフ同士の関係が良いので、ミスはフォローしあっている)。
この結果、スタッフはモチベーション高く働き、かつ学校を卒業する際に辞めたくないと語るようです。
学生アルバイトを採用しても、すぐ辞められてしまって、継続的な雇用が難しい昨今。スタッフに定着して活躍してもらうために、どんな楽しい仕掛けが出来るか、参考にしていただければ幸いです。