年末年始商戦!「かっぱ寿司」のご馳走ネタが圧巻(後編)
年末年始にかけて『かっぱ寿司』の冬商戦が、スゴいことになっている・・・。
という情報を聞きつけて、実際に年末年始に店舗へと足を運んでみました。
かつて回転寿司業界では、トップに君臨していた『かっぱ寿司』。現在では『スシロー』を筆頭に、『くら寿司』、『はま寿司』に次いて4位というポジションとなっています。
競合他社が売上を順調に拡大していく一方、『かっぱ寿司』は業績を低迷させています。しかし、現在は4位とは言え、かつての王者。回転寿司を日本全国に浸透させた革命家です。世間からは、起死回生の逆転劇に期待が寄せられています。
その中で注目を集めたのが、2018年の年末年始商戦。
新ネタやキャンペーン、フェアが続々と打ち出されました。
100円皿メニューの強化として誕生した「イチ押しネタシリーズ」から、冬ならではのネタを一例で挙げておきましょう。
のどくろ、熟成かれい、真鯛がそろった「冬のごちそう白身三貫」
脂の乗ったブリを甘塩炙り、霜降り寒ぶり、島寿司風仕立てで頂く「霜降り寒ぶり三味」
「かっぱの鰤づくし」
ほかにも2018年12月28日からは「とろけるバフンうに」「地中海から本鮪中トロ」、2019年1月1日からは「北の赤いダイヤ鮮極いくら」といった豪華でネタが、期間限定メニューとして、または冬の定番ネタとして次々に投入されました。
訪れる時期によって、バリエーション豊富な寿司を楽しめるのが『かっぱ寿司』における年末年始商戦の醍醐味。ということで、筆者は年末と年始にわけて『かっぱ寿司』に訪問させていただきました。
今回は年末に訪れた様子をお届けしています!!
これが”かっぱ寿司”年末商戦の攻略術
ランチのピーク時を避けるように、15時半ごろ入店。
カウンター席に布陣しました。
注文はすべてタッチパネル式。
冬の豪華ネタは定番メニューほとんどが、1貫から注文できます。
100円寿司で知られる『かっぱ寿司』。
1貫から注文可能ということは、すなわち50円から、美味しいお寿司が食べれるのです!
お寿司は、上・中・下算段の新幹線レーンで運ばれてまいります。
もちろん本日の狙いは、季節限定ネタ。
1貫目は、
躊躇せず「寒ぶりはらみ」から。
ノリに乗っている売れっ子バンドくらい、脂乗っています。
バンドの世界ツアーのように、とける脂が舌を一周。
これが100円なのかという身のぶ厚さです。
出だしから参りました。
続けて「舌つづみヒラメ」。
淡白な九州産のヒラメに、醬油がジュワ~としみ込みます。
先ほどトロけた舌が、次はまさに鼓を打っております。
爆旨道中、まっしぐらです。
ぶりが旨い。
というので、次も「寒ぶり」をオーダーしました。
ハラミじゃなくて、定番の寒ブリに真っ向勝負。
醬油をはじくような、甘味あふれる脂を蓄えた霜降り。
そこへ「真鱈白子」を投入。
この冬、最大級のトロみが襲来してきました。
ポン酢ジュレが、かなり引き立て役をしています。
まだまだ攻めます。
食べてみたかった「白身づくし」に、いよいよ挑戦。
柔らかい身質に、磯の香りがフワッと広がる、熟成かれい。上品で滑らかな食感の真鯛。
炙った焼き目から、凝縮された旨みがにじみ出る、のどくろ。
耽美な冬のトリオたちに拍手を送りつつ「鰯のなめろう巻」へ。
なめろうが酒のアテだけじゃなく、シャリにもよく合うなんて。
絶妙な塩味が、酢飯に合うのです。カッパさんに、よくご教授いただきました。
ここで変化球。
「酢〆にしん」「ホワイトソースえび」「フォアグラあん肝」を続けて注文。
変わりダネでも、ご安心を。
ちょっとお試し感覚で、1貫ずつオーダーできます。
どれも50円というのが凄い。
3貫とも味の決め手は、酸味。
間違いなく、晩酌の肴としてもいける乙な風味です。
とくにホワイトソースが、意外にもお寿司と合うのは新発見。
BBQソースをベースにした爽やかなソースで、香ばしいカリッとしたオニオンチップと一緒にいただきました。
ホワイトソースが気に入りまして「ホワイトソースローストビーフ」も注文。
値が張るイメージのローストビーフも、回転寿司屋さんで食べられるなんて・・・グレイビーソースではなく、ホワイトソースというのが組み合わせの妙です。
そして最後だけは、冬限定ではなく定番ネタ「肉にくいなり」をいただきました。牛肉と油揚げに甘い出汁がじっくりとしみ込んだお寿司、まさに「憎いなり!」と言いたくなるネタでした。
寒ブリに心をつかまれて、気がつけば肉寿司で〆るという展開に。
豪華な季節ネタの数々は、平成最後の年末を締めるにはふさわしいものでした。
『かっぱ寿司』の年末年始商戦。
次回は、年始のグルメレポートをお届けします!!