「一番楽な仕事」の見つけ方ガイド|職種ランキング&リアルな体験談
「転職するなら、できれば楽で給料が高い会社だと嬉しい。
そんな仕事は存在するのかな・・・」
そう思っているあなたのために、この記事では今からでもなれる「楽な仕事ランキング」を紹介します。リアルな体験談つきなので、自分に合いそうかどうかがイメージできますよ。
筆者の知人の体験談から、世間的に「高収入で楽そう」と思われている、医師や大手メーカー社員の裏側も公開します。
記事の最後には、自分だけの一番楽な仕事を見つける裏技も紹介。
あなたが楽に働ける手助けになれば幸いです。
●目次
「楽な仕事」の定義とは
一番楽な仕事を考える前に、楽とは何なのかをあらためて考えてみましょう。
●「楽」の定義は人によって異なる。
- 何を楽と感じるかは、その人の能力、性格、環境によって違う。
- 暇な仕事を楽と感じる人もいれば、退屈で苦痛と感じる人もいる。
マニュアルが決まっている仕事を、楽と感じる人、息苦しく感じる人がいる。
●では、一般的に楽な仕事とは?
- 肉体的に楽(デスクワークなど座り仕事・残業が少ない)
- 精神的に楽(人と関わることが少ない・職場の人間関係がいい・やりがいがある)
- 楽に稼げる(給料やボーナスが良い・福利厚生がしっかりしている)
3つの条件すべてが揃っている仕事はほぼありません。
自分が今の仕事で何をつらいと感じているかを考え、そのストレス要因が少ない仕事を選ぶと楽になれます。
たとえば、ワークライフバランスを重視したい人や資格を取得して安定した仕事に就きたい人、主婦や子育てとの両立を優先したい人もいるでしょう。具体的な仕事の探し方は、以下の記事をご覧ください。
☑年収300万~400万の楽な仕事を公開!人生の幸せ度を上げる仕事探し術
☑楽な仕事を狙うなら、今とるべき資格ランキング|将来性や難易度も紹介
☑女性が楽な仕事ランキング|20~50代正社員による体験談も紹介
自分にとって楽な仕事はなにかをよく考えてくださいね。
すべての条件が揃う仕事の見つけ方は、なかなかありませんが、自己分析をすることで発見していくことは可能です。具体的なやり方は、後半の章で解説します。
次は、今からでも目指せる楽な仕事を体験談付きで紹介します。
●疲れる職場・合わない人間関係のストレス深刻度をチェック!今すぐ対策を!
●【職場の人間関係】孤立のススメ|疲れない働き方&気にしない考え方
今からでもなれる!おすすめの楽な仕事ランキング&体験談
- 1位:宅建士(宅地建物取引士)
- 難易度:難
肉体的に楽:★★★★★
精神的に楽:★★★★☆
楽に稼げる:★★★★☆
仕事内容:契約の内容の説明、契約の締結
向いている人:慎重で丁寧な人、資格の勉強が苦ではない人
体験談:「2年かけて働きながら資格を取得。仕事はパートでも働きやすく、給料も良くて満足している」(40代・女性)
- 2位:大学事務
- 難易度:易
肉体的に楽:★★★☆☆
精神的に楽:★★★☆☆
楽に稼げる:★★★☆☆
仕事内容:窓口の受付、教材発注や文書作成、経理、広報など
向いている人:人の世話を焼くのが好きな人、パソコンスキルがある人
体験談:「一般企業から私立大学の経理に転職。小さな大学なので総務も窓口もやらないといけないが、定時で上がれるし雰囲気も和やか」(30代・女性)
- 3位:ビルメンテナンス
- 難易度:易
肉体的に楽:★★★☆☆
精神的に楽:★★★☆☆
楽に稼げる:★★★☆☆
仕事内容:ビルの電気、空調、設備の管理、メンテナンス
向いている人:マメな人、自分の時間を大事にしたい人
体験談:「転職して、給料が下がった代わりに休みがかなり増えた。家族の時間を大事にしたい自分には合っていた」(30代・男性)
- 4位:マンション管理人
- 難易度:中
肉体的に楽:★★★★★
精神的に楽:★★★★☆
楽に稼げる:★★☆☆☆
仕事内容:マンションの受付、点検、清掃、トラブル仲裁
向いている人:真面目でまったりした性格の人、人の世話を焼くのが好きな人
体験談:「住人の皆さんが挨拶してくれると嬉しい。シニアの受け皿的なところがあり、若い人は採用されにくいかも」(60代・男性)
- 5位:送迎バス運転手
- 難易度:中
肉体的に楽:★★★☆☆
精神的に楽:★★★★☆
楽に稼げる:★★★☆☆
仕事内容:病院、介護施設、幼稚園、スイミングスクールなどの送迎
向いている人:運転が好きな人、時間管理ができる人
体験談:「待機時間はバス内で好きなことができるので楽。お客さんから感謝されることも多くてやりがいがある」(30代・男性)
- 6位:地方公務員(一般職)
- 難易度:難
肉体的に楽:★★★★☆
精神的に楽:★★★☆☆
楽に稼げる:★★★☆☆
仕事内容:役所、教育関連施設、警察署、消防署、図書館、病院などの職員
向いている人:安定した職に就きたい人
体験談:「前職に比べて休みを取りやすくなった。事務的な作業だけでなく、企画の仕事もあって意外と楽しい」(30代・男性)
- 7位:小さい会社の事務職
- 難易度:中
肉体的に楽:★★★★☆
精神的に楽:★★☆☆☆
楽に稼げる:★★☆☆☆
仕事内容:書類作成、データ集計、雑用
向いている人:仕事に刺激を求めない人、簡単な仕事がしたい人
体験談:「地方の事務職で、毎日電話番をしたりお茶を淹れたりする簡単な仕事なので、手取りは少ないけど不満はない」(20代・女性)
- 8位:飲食店のフランチャイズオーナー
- 難易度:難
肉体的に楽:★★★☆☆
精神的に楽:★★☆☆☆
楽に稼げる:★★★★☆
仕事内容:フランチャイズ加盟店として、飲食店の経営、実務、スタッフ管理などを行う
向いている人:まとまったお金がある人、事業をしてみたい人
体験談:「本部が持っているノウハウや、ブランドの知名度を使っているので、営業の必要がなくて楽。長年の夢だった自分の店が持てて嬉しい」(50代・男性)
- 9位:図書館司書
- 難易度:難
肉体的に楽:★★★★☆
精神的に楽:★★★☆☆
楽に稼げる:★★★☆☆
仕事内容:カウンターで本の貸し出しや返却業務、資料の管理
向いている人:本が好きな人
体験談:「給料安くてもいいからとにかく精神的に楽な仕事がしたくて就職。本が好きなので会話も楽。簡単な仕事で本に囲まれていて幸せ」(20代・女性)
- 10位:ヘルプデスク
- 難易度:中
肉体的に楽:★★★★☆
精神的に楽:★★★☆☆
楽に稼げる:★★★☆☆
仕事内容:製品の使い方の案内、トラブルシューティング
向いている人:人の話をよく聞ける人、人の役に立ちたい人
体験談:「問題解決ができると楽しい。座って電話するか、メールするだけなので楽。目の前にいない人に言葉だけで説明するのは慣れるまで大変」(30代・女性)
興味のある仕事は見つかりましたか?
楽な仕事の適性診断を用意しました。アルバイト向けですが、就職や転職活動にも活かせるので受けてみてくださいね。
➽「楽なバイト」適性診断!おすすめ・穴場バイトが見つかるお仕事ガイド
次の章では「楽そうでうらやましい」と言われる仕事の裏側を紹介します。
医師、大企業……楽で給料が高い仕事の裏
世間的に「楽で給料が高い」と思われている仕事は、本当に楽なのでしょうか?
筆者の友人、知人から聞いた体験談を紹介します。
- ●医師(内科)
- ○「勤務医は休日にしょっちゅう呼び出されて気が休まらない。開業はお金と引き換えに激務になる。だから研究員としてパートの出稼ぎ医師を掛け持ちしている人が多くて、みんなが思っているほどお金はたまらない。仕事内容も、患者のほとんどは風邪なのでさすがに飽きるけど、誤診したら人生終わるから気が抜けない」(30代・女性)
- ●国家公務員(国土交通省)
- ○「年功序列で上に逆らえないし、一律評価でモチベーションも続かない。しかも仕事ができる人にばかりタスクが集中するし、残業も全然ある。どうせ忙しいならやりがいのあるメガバンクに行きたかった。転職したい」(30代・女性)
- ●大企業SE(メーカー研究職)
- ○「好きな研究ができると思って就職したのに、現場に研究心のある人がほとんどいない。上は現場のことを知らず、世間受けの良いプロジェクトを持ってくるだけ。同僚が書いたコードは読めないくらい汚いこともある。優秀な研究者から順に転職していなくなるので、現場が回らなくなってきた」(30代・男性)
- ●個人ゲーム開発者
- ○「趣味でご飯食べられていいねって言われるけど、ヒットを出せないと地獄。制作やリリース費、サーバー維持費だけでもお金がかかる。毎回リリースやアップデートごとに胃がひっくり返りそうなストレス。絶対に人には勧められない職業」(30代・男性)
この話には謙遜も混じっていると思いますが、世間的に「楽そう」と思われる仕事をしている人たちも、意外と今の仕事にうんざりしたり、疲れていたりするようです。
どんな仕事についても、完全に不満のない働き方をするのは難しいのかもしれません。
最後の章では、自分にとって本当に楽な仕事の見つけ方を解説します。
自分だけの「一番楽な仕事」の見つけ方
精神的、肉体的に楽で給料も高い仕事。
その3つが揃うのは、あなたにとって得意なことを仕事にしたときです。
楽な仕事を見つけるうえで役に立つ有名人の格言を紹介します。
〇東進ハイスクール講師・林修氏の格言
「仕事はやりたいことよりできることをやれ。」
「たいした努力をしなくても勝てる場所で、誰よりも努力しなさい。
ここなら勝てるって場所を1つ見つける。そうすることで、人生が一気に開ける」
林氏は、TBSの番組『林先生が驚く初耳学』でこう語りました。
- やりたい・できる
- やりたくない・できる
- やりたい・できない
- やりたくない・できない
結果を出すのが楽しいと感じる人は、この4つのうち②を重視するべきという考え方です。
〇作家・中村あやえもん氏の格言
「自分にとってのゴミを売れ。」
著書・『大好きなことでお金を稼いで、独立をする方法』で、こう語っています。
・好きなことを楽しんで出たゴミ(副産物)を売る
・好きなことをする上で工夫した点を売る
好きなことそのものを売らずに、その中で出てきた副産物を提供する。
自分にとっては当たり前にできることが、人にとっては価値があるという考え方です。
これは林氏の「やりたくないけどできることを仕事にする」と通じるものがありますね。
自分にとって得意で簡単にできることを仕事にすると、人から必要とされ、お金も貰えて、楽な仕事になる。
それがあなたにとって一番楽な仕事です。
〇筆者の体験談
私自身も、彼らの言葉に気付かされるところがありました。
若い頃は推理小説家になりたかったのですが、小説のコンテストはとても壁が高くて、夢破れてしまいました。
でも、努力の副産物として生まれた、謎解きをつくるスキル、ライティングのスキルを活かして今の仕事があります。
小説家になれなければ無駄だと思っていたものが、人の役に立ち、喜んでもらえるのは意外なことでした。
楽を見つけるために、こちらの記事もおすすめですよ。
〇具体例
具体例を紹介します。飲食業界が楽に感じられるのはこんな人です。
□ずっと自炊をしている人、子どもの頃から親の代わりに料理を作っていた人
→料理の手際がいいので、キッチン仕事が楽にできる。飲食店からするとめちゃくちゃ助かる人材。
□コミュニケーション力や空気を読む力がある人
→みんなが苦労して身につける「感じの良さ」を元々持ち合わせているので、接客が楽にできる。
□オリジナル料理を作るのが好きな人
→メニュー開発のアイデア出しが苦にならないので、メニュー開発がある飲食店や、飲食企業の開発部門が楽。
□人に教えることが好きな人、アドバイスしたくなる人
→相手に必要なものが直感的にわかる眼力を持っているので、マネジメントや人材育成が楽に感じられる。
本当に一番楽な仕事は、一見して気付かないほど身近に転がっています。
あなたが意識しなくても当たり前にできることは何ですか?
どんな仕事が向いているのか知りたい方は、適職診断を受けてみてくださいね。
自分にとっての「楽」を探そう
今回のまとめはこちら!
- 楽の定義は、肉体的に楽、精神的に楽、楽に稼げるの3つ。
- 今からなるなら、宅建士、大学事務、ビルメンテナンスがねらい目。
- 世間的に楽で給料の高い仕事も、本人たちは結構大変そう。
- 自分にとって一番楽な仕事は、当たり前にできる得意なこと。
あなたが一番楽に感じられる仕事を見つけてくださいね。
過去の記事では、自分に合った企業を見分ける重要なポイントを解説しました。
転職に興味のある人は、シリーズにまとめたので読んでみてくださいね。
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