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飲食店での人材育成にも役立つアンガーマネジメントとは

飲食業界の人材教育で注目を集めているのが、怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」。

「アンガーマネジメント」は自分の感情をコントロールする手法の一つで、ビジネスの現場だけでなく普段の生活の場で交わされるコミュニケーションを円滑に進めるため用いられるもの。

特にアンガーマネジメントは、人材育成の場で必要となります。

新しい人材を確保した後には正しい指導方法が重要となりますが、誤った指導や研修の方法などを続けてしまうと人の定着率が大幅に下がってしまいます。

そこで今回は、人材育成や指導に活かせるアンガーマネジメントについて詳しくご紹介していきたいと思います。

●目次
飲食店の人材育成や指導で活かせるアンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメントを取り入れるメリット
飲食店の研修でアンガーマネジメントを実践してみよう
アンガーマネジメントで飲食店の定着率を上げよう

●飲食店の人材育成や指導で活かせるアンガーマネジメントとは?

飲食店での人材育成にも役立つアンガーマネジメントとは

 
そもそもアンガーマネジメントとは一体どのようなものなのでしょうか?

「アンガー」とは「怒り」のことであり、「マネジメント」とは「管理」を意味しています。
つまり直訳すると、「怒りを管理する」という意味となります。

自分の怒りの感情を自分で管理することで、普段の生活の場やビジネスの現場でより良い環境や人間関係を構築するというのがアンガーマネジメントの目的です。

今までの自己マネジメント理論の主流は、怒りの感情を抑えつけるというものでした。

しかしこのアンガーマネジメントを学ぶことで、怒りの感情を無理やり抑えつけることなく知識と技術を使って怒りをコントロールすることができるようになるんですね。

アンガーマネジメントは1970年代にアメリカから広まったメソッドであり、日本の企業では最近になってから企業の社員研修などに導入され始めてきました。

そもそも「怒り」という感情は、人に伝播しやすい感情ともいわれています。

例えば怒りの感情を露にしている人が近くにいる場合、無関係な人にまでイライラや不快な感情が伝染してしまうのです。

ビジネスシーンにおいても、怒りの感情によって自分をコントロールできなくなってしまうとさまざまな問題を引き起こしてしまいます

特に新人を指導する立場の人間が怒りに任せた行動を起こしてしまうと、パワハラ問題に発展してしまう可能性も出てくることでしょう。

自分の感情を整理して客観的に自分自身を見つめ直す力を育てる。
この方法を学ぶプログラムがアンガーマネジメントなのです。

それでは続いて、アンガーマネジメントを取り入れるメリットをご紹介していきます。

●アンガーマネジメントを取り入れるメリット

飲食店での人材育成にも役立つアンガーマネジメントとは

 
アンガーマネジメントを取り入れることで、職場環境の改善を図ることができます。

例えば飲食店のキッチンやホールでイライラしている人がいるとします。

その人が物に当たったり口調が強くなったりしてしまうと、現場のスタッフたちはその人の言動や行動に対して敏感になってしまいます。

その結果、スタッフたちが働きにくい雰囲気の職場ができあがってしまうのです。

しかしアンガーマネジメントを学んでいれば、イライラなどの怒りの感情をコントロールすることができるようになります。

イライラする人への無駄な気遣いも無くなりますので、のびのびと働ける雰囲気を持った職場にすることができるでしょう。

アンガーマネジメントを知っていれば、新人研修や指導方法に活かすこともできます。

イライラして頭ごなしに怒るということが無くなり、新人のスタッフに対して効率よく正しい指導をおこなえるようになります。

●飲食店の研修でアンガーマネジメントを実践してみよう

飲食店での人材育成にも役立つアンガーマネジメントとは

 
さてここからは、すぐにでも始められる簡単なアンガーマネジメントの手法を具体的にご紹介していきます。

◆6秒ルール

怒りにはピークというものがあり、怒りを感じ始めた6秒間が一番感情の昂ぶりが激しいといわれています。

そのため、この6秒間の間に怒りを抑えることがとても大切です。

怒りのピークを抑えることができれば、怒りに任せた言動や行動をかなり抑えることができるようになるでしょう。

◆狭まった視野とルールを広げる

人は自分が持つ独自のルールを持っていることが多く、「人はこうあるべき」という思い込みや決めつけを無意識のうちにおこなっています。

「こうすべき」「こうあるべき」というものが覆された時、人は大きく感情が揺さぶられて怒りが溢れてしまうことが多いようです。

そこで大切になってくるのが、自分の持つルールや価値観に縛られすぎないことです。

新人を教育する際にも自分だけのルールや価値観だけで物事を見るのではなく、視野を広げて受け入れる気持ちを作っていきましょう。

◆良い意味での諦めを身に付ける

これも先ほどのルールや価値観に縛られないということに似ていますが、良い意味で諦められる気持ち作っておくこともまた大切。

どうにもならないことや今すぐに解決するのが難しい問題に対してずっと悩まされてイライラしていると、心にストレスを抱え込むようになってしまいます。

どうしようもないモヤモヤや不快な気持ちをリセットするためにも、仕方ないと割り切れる心を持てるように準備していきましょう。

●アンガーマネジメントで飲食店の定着率を上げよう

飲食店での人材育成にも役立つアンガーマネジメントとは

 
ビジネス研修などで注目されるアンガーマネジメントは、人の定着率に悩む飲食業界でこれからさらに必要となっていくはず。

人材を正しく指導して育てることができれば、定着率の課題もきっとクリアできるはず。
そのためにもアンガーマネジメントを学び、その手法を取り入れていきましょう。

まずは先ほどご紹介したアンガーマネジメントの実践方法を心がけ、これからの指導や教育の方法を見直してみてはいかがでしょうか。

■参考URL

日本アンガーマネジメント協会
https://www.angermanagement.co.jp

アンガーマネジメントの意味とは?診断方法・怒るのタイプと沈め方を紹介|CANVAS – 第二新卒のこれからを描く
https://mynavi-agent.jp/dainishinsotsu/canvas/2017/12/post-38.html

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