職場の人間関係・孤立のススメ|疲れない&気にしない働き方・考え方
一度孤立したら話しかけることも、話しかけられることも難しくなってしまいます。
でも、多くの仕事ができる人は、馴れ合わない「中立」の立場を意図的に選んでいます。
実は「孤立」は悪いことではないのです。筆者のまわりには、孤立をしていても、職場で信頼を勝ち取り、孤高の存在の人がいます。そんな人の特徴を紹介しながら・・・
ここでは職場で孤立してもいい理由と、孤立した人が前向きになれる考え方を解説します。
●目次
- 職場では孤立していい理由
- 職場で孤立するメリットとデメリット
- なぜ孤立が怖いのか?前向きになる考え方
- 孤立しても好かれるのは「仕事ができる人」or「ちょっと変な人」
- 職場で孤立しても気にしない!前向きにいこう
職場では孤立していい理由
この記事では、職場では孤立していいという主張をしています。
主な理由は次の3つ。
- 会社で孤立している方が、仕事がうまくいきやすい
- 職場の人間関係は深入りすると、面倒なことが多いから
- 職場の人とは気が合わないのが普通だから
「職場の人と気が合わない理由」については、こちらの記事でわかりやすく解説しています。あわせて読んでみてください。
もともと、孤立=「職場でうまくいっていない」わけではありません。
仕事をするための場所だから、仕事ができない=「職場でうまくいっていない」のはず。
業務を行うためにいるのに、業務の出来よりも人間関係で悩むのは本末転倒ですよね。
孤立していることで業務に影響が出るような場合、自分が先に相手を拒絶していることが多いです。
まずは挨拶やお礼をしっかり言って、孤立しても仕事に影響しない環境づくりを心がけましょう。
孤立の原因に心当たりがない場合は、上司への相談・報告も検討してください。
※仕事がうまくいかない人は、この記事も参考にしてみてください。
仕事がうまくいかない人に共通する6つの言葉の習慣(前編)
次の章では具体的に孤立するメリットとデメリットを見ていきます。
職場で孤立するメリットとデメリット
職場で孤立する具体的なメリットとデメリットを考えてみましょう。
◎メリット
- オンオフがはっきりするので面倒な人付き合いを強制されない
- 自分のペースで集中して仕事ができる
- 仕事への甘えがなくなり、評価されやすくなる
- 休憩時間や昼休みに自由な時間が持てる
- 仕事上の判断が客観的に正しく行える。言うべき場所で意見を言いやすい
- タスクを無茶ぶりされたときにNOを言いやすい
◎デメリット
- 孤独感を放っておくと、心身ともに悪影響
精神科医のズラティン・イワノフ博士によると、孤立は、抑うつ状態や認知機能の低下、心臓の不調、免疫系の働きの低下などに影響を与えるという。
対処法:運動でストレス軽減効果、瞑想で抑うつ・不安軽減効果、太陽の光を浴びることで気分の改善が期待できる。休憩時間には、デスクで瞑想してみたり、外に出て体を動かしたり、家族と電話してみたりして孤独感を軽減しよう。
- 仕事上のちょっとした確認事項、相談がしにくい 対処法:自分でやりきる人は評価が上がる。本当に必要な時は迷わず相談しよう。
- 忘年会などで浮く 対処法:「参加しない」で通す。孤立している人の特権。
改めて考えると、メリットの方が大きくないでしょうか?
筆者は、職場でみんなに好かれている友人から「人の頼みを断れない」とで相談を受けたことがあります。もし断れば、人から嫌われてしまうかもしれないとの不安・恐れでストレスがたまってたみたいです。
会社で孤立した立場は、他の人から見るとうらやましいかもしれませんよ。
★飲食関係や看護師など、孤立が精神的に辛い職場は……
- 孤立しているからこそ、その分他に気を回せる。お客さん・患者の求めていることにすぐ気付ける。
- 他のスタッフが忙しいときにもすぐに助けられる。これができると重宝される。
- 仕事を頑張って、挨拶とお礼をしっかりしていれば、孤立していても問題なし
どの職場であっても、孤立しているからこそのメリットがあります。理解していれば、孤立しても平気になれるのではないでしょうか。
どうしても孤立が怖いなら、その原因を考えてみましょう。次の章で解説します。
なぜ孤立が怖いのか?前向きになる考え方
なぜ職場で孤立するのが怖いのか? 理由は2つです。
孤立が怖い理由1:自分が必要とされていない気がするから
⇒承認欲求の不満、愛情の欠乏が原因です。
プライベートでそれが埋まっていないことが本当の問題。職場で埋めるべきではありません。
恋人・家族・友人との関係を見直すことで、孤立しても平気になれます。
孤立が怖い理由2:仕事が不安だから
⇒仕事上の必要な報連相は、孤立していても仕事の一環として行えるはずです。
仕事に甘えがあるから、情けで助けてもらえないことが怖いと感じるのかもしれません。
自分のやるべき仕事に責任を持つように心がけましょう。
仕事のやり方については、過去の記事も合わせて読んでみてください。
最後に、孤立しても好かれるタイプの人について触れておきます。
孤立しても好かれるのは「仕事ができる人」or「ちょっと変な人」
筆者の周りで孤立していても好かれている人は、2パターンに分けられます。
①仕事ができる人
仕事モード100%で、意図的に孤立している人。
冷たいのではなく、あくまで中立の立場をとっていることが周りにも伝わります。
仕事ができるので職場での好感度もそれだけで高く、上司からも絶大な信頼を得ます。
職場で仕事できるポジの人は、孤立を気にせず孤高を目指してみましょう。
②ちょっと変な人
「あの人、ちょっと変わってるからね(笑)」と言われる人。
人はうまく認識できない対象を恐れるようにできています。
かりやすく「ちょっと変」だと、ラベリングしやすく安心感を与えるので嫌われにくくなります。
職場で孤立が辛い人は、ツッコミどころというか、何か隙を作っておきましょう。
ネクタイの柄を変なものにする、蝶ネクタイにするなど、簡単に目立つものがおすすめ。
職場で孤立しても気にしない!前向きにいこう
- 職場では孤立していい。仕事ができる人は慣れ合わない人が多い。
- 職場で孤立するのが怖いのは、プライベートの問題と混同している可能性大。
- 職場の人間関係で孤立している人はどの会社にもいる。
- 孤立していても好かれたいなら「仕事を頑張る」か「隙を作る」。
職場で慣れ合いすぎて抜け出せないストレスは、深刻なことが多いです。
すでに孤立している人はむしろラッキーかも。
自分のペースを守って、賢く職場と付き合いましょう。
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