ハッシュタグでトレンドに敏感な人を集客する方法(後編)
とくにハッシュタグ検索によって飲食店を探すユーザーが増えている中で、その対策が求められています。
とくにトレンドに敏感な若者層をターゲットにしている飲食店にとっては、最重要課題だと言えます。
では、どんなハッシュタグを付けるのが、飲食店の集客やブランディングにおいては効果的なのでしょうか。
前回のコラムでは「#○○と繋がりたい」というハッシュタグの活用方法を紹介しました。
今回は、検索ボリュームのあるハッシュタグの事例を、他にも取り上げていきます。
ハッシュタグは、こうやって応用する
まず振り返っておきたいポイントがあります。
顧客がどんな情報をインスタに求めているか、何を検索したいのかというニーズを理解した上で、ハッシュタグを活かすべきという点です。
ユーザーの関心は、おもに3つ。
・ユーザーが来店をして投稿したくなる料理・ドリンク・空間があるか。
・投稿することで、他ユーザーから「いいね!」が付いたり、コメントによってユーザー同士のつながりが生まれるか。
・ユーザーの趣味嗜好・ライフスタイルにあったトレンド情報、価値ある情報が発信されているか。
以上を踏まえた上で、飲食業界でトレンド感のあるハッシュタグを紹介します。
まずは「#○○スタグラム」というハッシュタグから。
”○○”には、パスタやピザなど料理名が入ります。
料理名に、インスタグラムの略字を組み合わせた造語のようなハッシュタグです。
一例を挙げます。
「#肉スタグラム」投稿126,399件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#麺スタグラム」投稿1,401,288件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#酒スタグラム」投稿33,872件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
ほかにも
「#飲酒タグラム」リンクはコチラ
というウィットにとんだ名称のハッシュタグも人気を集めています。
またシンプルですが、検索ボリュームの多いハッシュタグとして「○○部」があります。クラブ活動のような感覚でインスタ投稿をする際に、使われているハッシュタグです。
とくにカレーやラーメンなど、熱狂的なファンがいる料理に使われるケースが多いと言えます。
「#カレー部」投稿207,423件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#ラーメン部」投稿632,239件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#麺部」投稿17,504件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#焼肉部」投稿11,631件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
焼肉に関しては
「#フォトジェ肉」リンクはコチラ
という韻を踏んだハッシュタグも秀逸です。高級な牛肉や豪華な盛り付けなどをしたフォトジェニックなお肉の写真が投稿されています。
また「#○○部」と同じような感覚で使われているのが「#○○活」です。
「#パン活」リンクはコチラ
のように、部活動よりもやや広義で利用されています。
また女性をターゲットに集客をしたい場合は「#○○女子」というハッシュタグも有効です。
「#スイーツ女子」投稿168,892件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#肉食女子」投稿198,284件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#カフェ女子」投稿25,102件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
今までは食べ物やドリンクを軸にしたハッシュタグを見てきましたが、ライフスタイルや価値観に合わせたハッシュタグもあります。
例えばダイエットやスローライフ、オーガニック志向のユーザーが検索をするようなキーワードです。
「#オーガニックライフ」投稿22,716件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#海の見えるカフェ」投稿44,566件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#糖質制限ダイエット」投稿344,566件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
「#コーヒーのある生活」投稿72,308件(2018年10月30日現在)リンクはコチラ
なかには飲食店だけではなく、自炊や料理教室による投稿も見受けられます。
だからこそハッシュタグを使うだけではなくユーザーに興味を持ってもらえるような、インスタ映えのする写真が求められるのです。
さいごに
今回は、多様なハッシュタグを紹介してきました。
お店の特徴や強みに合ったハッシュタグを使って、ぜひ集客に結び付けてください。