30歳~挑む!30代からのカフェバイトって実際どう?年齢制限ホントの話
しかし、カフェには何歳までという年齢制限があるわけではありません。条件によっては30代の方が優遇されることもあります。例えば、シフトや経歴において有利な方はお店から重宝されます。また落ち着いたカフェでは、大人な接客ができる30代の方が好まれます。
30代のバイト探しで大切なのは、働きたいカフェの雰囲気が自分に合うのか、そのお店にはやりたいことや学びたいことがあるのかなど、自分軸で考えることです。つまりライフスタイルや人生の楽しみが向上するかどうかを重視してくださいね。
今回は30代~のカフェバイトが実際にはどうなのか、面接や働く上でのポイントなどの詳細も踏まえて紹介します。またコンセプトカフェやメイドカフェに興味がある方もいるでしょう。こういった点にも触れながら、飲食業界に精通した求人サイト「食ジョブ」がプロの視点で解説します。
これからカフェで働いてみたい方は、ぜひご覧ください。
●目次
カフェのバイトって年齢制限はある?
結論から言えば、カフェのバイトに年齢制限はありません。
30代でも、カフェのバイトをしている人は多くいます。そもそもバイトの募集条件には、何歳までという年齢制限はとくにありません。
雇用対策法の改正によって、年齢制限の禁止が義務付けられています。一部の例外的年齢制限を除いては、お店側は年齢制限を設けて求人募集や採用活動することはできません。
(参照:募集・採用における年齢制限禁止について|厚生労働省)
もし募集条件に「35歳未満(長期勤務によるキャリア形成をはかるため)」という記載があった場合でも、今までのキャリアや技能によっては、採用される可能性があります。
30歳を過ぎてもバイトできるのだろうかと、不安を抱えていた人は安心してください。法律的な観点から、何歳までという年齢制限はありません。
ただし、スタッフの平均年齢が20代前半で同じ世代がいなかったり、30代のスタッフを採用した実績がお店側になかったりします。こういった場合は、年齢制限以外の事情で採用が見送られることがあります。同世代のスタッフが在籍しているカフェなら、問題なく応募ができるでしょう。
場合によっては、30代の方が優遇されることもあります。例えばカフェは朝から夜まで営業しているところが多いため、その時間帯に勤務できる方です。
平日の午前中~昼頃であれば、30代でも主婦層が、とくに働きやすい時間帯です。家事や育児から一時的に手が離れるため、自由に動きやすくなります。
一方で大学生・高校生は、平日の午前中や昼頃は授業があり、なかなかシフトに入ることができません。そのため、30歳以降の人がカフェのバイトとして働いています。
もちろん、夕方以降の時間帯でもバイトをすることは可能です。時間の融通が利きやすい人であれば、シフトに多く入ることができます。とくに人手が足りない時は、柔軟にシフトに入れるスタッフがいると、お店側から重宝されるでしょう。
このような理由から、カフェのバイトは30代の人にとって活躍しやすい環境が整っています。主婦層を例に挙げましたが、フリーターや副業・カフェの開業を考えている方も挑戦できます。
また最近では、コンセプトカフェ(コンカフェ)やメイドカフェ・メイド喫茶で働いてみたいという30代の方が増えています。コンセプトカフェとは、接客からサービス、内装、メニューまでを一貫したコンセプトで作っているコスプレ系飲食店です。
コンセプトカフェやメイドカフェ・メイド喫茶でも、お店のコンセプトによっては30歳以上で活躍されている方はいます。例えば、男装(ギャルソン)喫茶など、特定のジャンルに興味がある人など、チャレンジしてみる価値はありますね。
オシャレ系カフェからチェーン系のカフェ、コンセプトカフェ、メイドカフェまで、行ったことがなくて志望動機が作れない方もいるでしょう。そんな方のために、志望動機の作り方をまとめていますので対策に使ってください。
カフェは未経験でも始められるバイトです
今までカフェで働いた経験がないけど大丈夫?・・・という方でも大丈夫です。30代からカフェバイトを始める人はいます。
まったく違う業界で働いていた人も、カフェは入りやすい業界なので問題ありません。
主婦層だけでなく転職者、フリーター、Wワーク、開業、バリスタを目指している人など、たくさんの人たちが30代からカフェで働き始めます。とくにカフェブームの影響で、バリスタに憧れる人が増えていますね。
バリスタを目指すには、カフェで働くことが一番近道です。知識も身に付きますし、現場で経験を積むこともできるので、一石二鳥です。
またコーヒーにこだわっていて、本格的なコーヒーを取り扱っているカフェであれば、プロ志向のスタッフが集まりやすくなります。したがって、将来的に開業を考えている人にもおすすめです。
副業としてカフェで働く人も多くいます。Wワークに選ばれる理由は、シフトの融通が利きやすいからです。
お店にもよりますが、基本的にカフェは朝から夜まで営業しているので、終日を通して人材が必要です。さらに土日祝日も営業しています。本業終わりや休みの日に働くことができるので、副業として始めやすいでしょう。
このようにカフェのバイトは、自分の目的に合わせて経験が積めます。そしてライフスタイルに合わせてシフトを組むことができます。大切なのは、ここです。年齢制限や経験の有無などではありません。本当に働きたいカフェか、そのお店でどんなことを経験したいのか。より人生が楽しくなるのか。自分軸をハッキリとさせておくことですね。
ちなみにカフェバイトが未経験でも、求人を探すコツがあります。それは「未経験OK」で募集している求人を探すことです。私たちは関西(大阪・京都・神戸)で、飲食業界に特化した求人サイト「食ジョブ」を運営しています。「未経験OK」のカフェ求人を掲載していますので、ぜひ検索してみてください。
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体験談を1つ紹介します。筆者の知人は、本業が小売業で、副業としてカフェのバイトをしています。本業がシフト制で、働く時間が変動的だそうです。
しかし好きなカフェで仕事をしたいという想いで、バイトをスタートしました。カフェでは、Wワークとして受け入れてもらい、シフトも柔軟に対応してもらっているそうです。
副業として始めたい場合は、面接時にその旨を説明し、ダブルワークが可能かどうかや、シフトの融通が利くかなど、採用担当者に確認するようにしましょう。カフェバイトの面接に受かるコツを、こちらで紹介しているので、面接前にご覧ください。
基本的な3つの仕事内容
カフェで働いてみたいけど、どんな仕事があるのか気になっている方に向けて、具体的な内容をまとめてみました。
おもな仕事は3つです。ドリンク・食べ物の用意(調理・提供)、会計、店内清掃が該当します。その詳しい割合は以下の通りです。
①カウンター、テーブル、椅子をきれいにし、店内を清掃する。(88.2%)
②注文の品をそろえてカウンターでお客に渡すか、席まで運ぶ。(84.2%)
③使用済みのカップや皿を回収し、洗浄する。(82.9%)
④カウンターでお客から注文を取り、会計をする。(81.6%)
⑤ミルクや砂糖、ナプキンなどを補充し、整える。(80.3%)
⑥ゴミを回収する。(78.9%)
⑦コーヒーメーカーやミキサーを操作し、注文された飲み物を用意する。(71.1%)
⑧軽食やお菓子を調理したり、保管場所から取り出して盛り付ける。(64.5%)
⑨注文の品を持ち帰り用の容器に入れ、お客に渡す。(60.5%)
⑩在庫をみて、不足しそうなものを発注する。(51.3%)
⑪コーヒー豆を量り売りをする。(23.7%)
(参照:カフェ店員|職業情報提供サイト)
⑨はテイクアウト対応、⑪は小売対応のカフェに限られます。どのお店でも、仕事内容に大きな差はありません。しかし、仕事のやり方は異なります。
チェーン店であれば、ほとんどの業務がマニュアル化されています。一方で、個人店は個人のやり方に委ねられています。働きやすいと思う方を選んでみましょう。
自分がカフェの仕事に向いているか確かめたい方は、こちらの診断が役立ちます。
30代に求められる条件とは
30代からカフェのバイトをするために必要な条件があります。それは以下の3つです。
①コミュニケーション力
カフェのバイトは、お客様とコミュニケーションを取る機会が多くあります。人と話すのが好きな人にはピッタリです。30代の方は、社会人としての経験が活かせます。
しかしビジネスマンに求められるコミュニケーション力の高さよりも、常連のお客様との会話を楽しんだり、初めてのお客様へ丁寧に説明したりする力があれば問題ありません。とくに落ち着いた雰囲気のカフェでは、大人の接客が求められるため、10~20代よりも30代が優位に立つことができます。
②向上心
カフェやコーヒーが好きで、より知識を身に付けたい、学びたいという人はカフェのバイトに向いています。30歳以降はある程度、人生経験を重ねて、自分の嗜好や生き方がハッキリとしてきます。その中で、カフェの仕事に価値を感じるのであれば、まさに天職と言えるのではないでしょうか。
お小遣い稼ぎとしてのバイトもいいのですが、自分のライフスタイルを向上させるためにもカフェで働きたいという気持ちが大切です。
③経験・実績
カフェが未経験の方は、今までのキャリアを活かしてみましょう。営業や経理、講師などなど。あなた自身の経験・実績を、そのまま使うことはできません。しかし、そのエッセンスが使えないか考えてみましょう。
営業経験者を例に挙げてみます。新メニューが販売された際、どうやってお客様にご案内をすれば購入につながるのか、作戦を練ることができます。企画部で経験を積んだ方は、キャンペーンや販売促進のアイデアが提案できるでしょう。このように自分にしかできない工夫をしてみてください。
では最後にカフェバイトに採用されるコツを、お伝えしておきます。
当然のことを言います。
「面接では、明るくハキハキとした対応を取ることを心がけましょう」
普通のこと過ぎるのですが、30歳を超えるとなかなか難しいことです。しかしカフェの仕事は笑顔で明るくコミュニケーションを取ることが求められます。とくにカフェ未経験者は、面接で見られるポイントは、スキル・知識ではなく、人柄ととなります。
お客様に対して良いイメージを持ってもらえるか、カフェの雰囲気づくりができるか。明るくしっかりとコミュニケーションを取ることができる人は採用されやすくなります。無理をして元気に装う必要はありません。むしろ大人の装いを武器に、社会人ならではなの立ち振舞いが求められます。
また30代であれば、なぜカフェのバイトをしたいと思ったかなどの志望動機も重要です。なぜなら採用担当者は、志望動機によって、向上心があるかどうかを判断するからです。
例えば、バリスタを目指していて、働きながら学びたいと思ったという志望動機であれば、向上心があるとみなされ、採用されやすくなるでしょう。
Wワークの場合は、本業に活かしたいと思ったからという志望動機でも構いません。志望動機の書き方を、具体的に説明してみました。例文付きですので、ご活用ください。
30歳・30代から始めるカフェのバイトまとめ
30代からカフェのバイトを始めることは可能です。何歳までという年齢制限はありませんし、実際に30歳を過ぎてから、カフェのバイトに挑戦する人も多くいます。
30代で未経験でもカフェのバイトをしたいと思っている方でも、チャレンジができます。したがって、年齢制限よりも大切なのは、働きたいカフェの雰囲気に自分が合っているのか、お店で学びたいこと・やりたいことがあるのか、考えてみることです。
今だからこそ経験できること、今しか学べないことが豊富にあるはず。カフェのバイトを始めようか悩んでいる方も、興味があるのであれば、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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