特に注目をしているのが、飲食業界への就活です。
昨今、働きやすい環境が整いつつあるにも関わらず、ブラックな産業というイメージが払拭しきれない飲食業。
このコラムでは、飲食業界がブラックな産業だというイメージをくつがえすべく、新しい時代における飲食業界での働き方について迫っていきます。
長年、議論されてきたテーマですが、そろそろ決着をつけられる時期だと筆者は考えています。
飲食業界への就職(転職)を考えている方も、今の時点では興味がない方・迷っている方も、
業界選び、そして企業選びをする上でヒントになる情報をお伝えしますので、ぜひご一読ください。
やはり飲食業界はブラックなのか、もはやブラックではないのか
今まで飲食業界が、ブラックと言われてきた所以はどこにあるでしょうか。
いわゆる3K(きつい・汚い・ 危険)の仕事として避けられきた風潮があります。
労働時間が長くて、休みが少なくて重労働。
かつ薄給といったイメージを持つ方も少なくないのではないでしょうか。
ここで興味深い調査を紹介しておきましょう。
与信管理サービス事業を行う「リンクモンスター株式会社」が、既婚女性に対して行った「第5回「離婚したくなる亭主の仕事」調査」⁽¹⁾です。
「夫の仕事に対する満足度」を業種別に集計したところ、もっとも不満を集めたのが「飲食店、宿泊業」(69.2%)だったのです。
その理由は「給料が低い」(回答率 68.7%)、「残業が多い」(同 48.3%)、「休みが少ない」(同 26.5%) と続きました。
労働条件や環境が良くない場合、働き手だけでなく家族にもマイナス影響を及ぼす可能性もあります。
この代表格が飲食業界であるならば、就職先としては魅力的には映らないでしょう。
しかしながら、ここで落胆する必要はありません。
というのも近年、働き方改革によって労働条件が大幅に見直されつつります。
すなわち労働時間、休日、待遇面が改善されつつあるということです。
さいごに
次回は具体的な企業事例を挙げながら、ブラックではない労働時間・休日・給与について掘り下げて見ていきましょう。
【参考文献・リンク】
⁽¹⁾「第5回「離婚したくなる亭主の仕事」調査」|リンクモンスター株式会社
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/pdf/20180525.pdf