【飲食トラブル】お金が足りない客にどう対処するのが正解?
◆本日のテーマ:お会計の「お金が足りない」お客様
この時まず与えられる選択肢が
⑴100円くらいならまけてあげよう
⑵100円といえども払ってもらおう
という2択になります。
⑴100円くらいまけてあげようとおもったあなた

その場に店長がいるならば、必ず相談して指示を仰ぐようにすることが必須です。企業のチェーン店で働いている場合、従業員が勝手な値引きをすることで損害賠償を要求されたり、警察沙汰になるケースもあります。値引きには責任が生じることを忘れず、慎重に対応していくことが大切です。
では、もしあなた自身が決裁権のある店のオーナーである場合はどうでしょう?
「おまけ」という形で値引きしたり、自分のお金と立替えることで
簡単にその場は収まりますが、それは正しいと言えるのでしょうか?
気軽な値引きが良くない理由とは
お客様に「負けてよ」と言われて一度値引いてしまうと、「この店は頼めば値引きしてくれる」という認識になり【おまけしてくれること=当たり前】という考えになってしまいます。
他のお客様がその状況を見ていた場合も要注意で「なんであの人だけ値引きされるんだ」などと不平等に感じられる可能性がありますし、その後も噂が広がっていき、どんどん収拾がつかなくなる可能性も否定できません。
その先のことを考えると、従業員とお客様の間で易々と値引きを行うことはお店にとって良くないことなのです。
⑵100円といえども払ってもらおうと思ったあなた

例えば、クレジットカードや、プリぺイドカード。また、家が近所であれば取りに帰ってもらったり、知人に来てもらいお金を立て替えてもらうなどといった方法もあります。しかし、伝え方によってはお客様を不快にしてしまいかねません。
とある質問サイトの投稿によると
“ファミレスで食事をした会計の際に100円が足りず「お金が足りなくて…」と店員に告げたところ「ATMに行って降ろして来ていいか」と言う前に食い逃げ扱いされてしまい、もう同じ店には行けなくなってしまった。”
という事例が実際にあったといいます。店側としては「何故食べたのにお金足りないの?」と思う気持ちもありますが、常連客を逃がしてしまう可能性もあります。
どう対処できるのか
さらに最近ではスマホ決済PayPay(アプリをDLで500円分がすぐに使える)などのツールもあるのでもしもの場合に備えて、最新情報をキャッチしたり、対応の選択肢を増やしておくと安心ですね。
以上、飲食店での接客におけるトラブルの対処法をご紹介いたしました。
みなさんなら、「お会計が100円足りないお客様」を相手に
どのようにして不快にすることなく不足金を回収できるでしょうか。
食ジョブコラム~食✕職~では、この他にも飲食店で起こりうるトラブルの対応をシーン別に解説しております。スタッフの皆さん、店長の皆さんはぜひ参考にしてみてください。
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