飲食店の仕事に向いた人の傾向・特徴を解説
またこれから進路やキャリアプランにおいて、飲食業界での独立を考えている人もいらっしゃるかと思います。
最近では飲食業界も働き改革などで労働環境の改善や働き方の多様化が進み、就職先としての人気も高まってきています。
また自ら飲食店を開業するために、まずは有名レストランなどに就職して修行したいと計画を立てている方もいらっしゃるでしょう。
変化の波が大きい飲食業界で働くためには、自分の性格などを知って飲食の仕事に向いているかどうかを判断することも大切です。
そこで今回は、飲食業界に向いた方とはどういった傾向や特徴を持っているのかを知り、自分の適性などを照らし合わせてみましょう。
●目次
●飲食店で任せられる仕事内容とは?
それではまず、飲食店の仕事についてと説明していきます。
飲食店の仕事は大きく2つに分けることができます。
一つ目がお客様と直に接して接客・配膳のサービスをおこなう「ホール」の仕事。
そして二つ目が、調理場やキッチンで料理を作る「キッチン」仕事。
どちらの仕事も飲食店に無くてはならない仕事であり、個人経営の飲食店などでは店主の方が一人で両方の仕事をおこなう場合もあります。
これから飲食業界へ飛び込みたいという方でも、ホールに立ってお客様と接したい方やキッチンに立って料理を作りたい方で、進む道や必要な知識なども違ってくることでしょう。
ゆくゆくは独立したいと考えている方であれば、ホールとキッチンの両方を経験しておくことをおすすめしますよ。
では次に、どんな人が飲食の仕事に向いているのかを知っていきましょう。
「ホール」と「キッチン」それぞれの傾向や特徴を具体的にご説明していきますね。
●飲食店での仕事に向いている人の傾向・特徴<ホール編>
まずは飲食店における「ホール」の仕事について、向いている人の傾向や特徴をご説明していきます。
◆人と接するのが好きな人
飲食店の業務において一番重要になってくるのは、人と接する接客サービスですよね。
ですので、飲食店では人と接することが好きな人や人に喜んでもらえるように自ら考えて動ける人がとても重宝されます。
おもてなしをすることも楽しみ、喜びを感じられる人は特に飲食店に向いていると言えます。
接客サービスはお店の評判にも直結する大事な仕事ですので、採用面接の際にも人当たりの良さや愛嬌などが重視されることも多くあります。
◆気が利くマメな人
ホールなどの仕事は決まりきった手順をおこなうマニュアル・ルーチン業務ではなく、お客様の状況によって判断が変わるフレキシブルな業務です。
ですので、お店の状況やお客様の様子を細かく観察して的確に対応できる人が必要とされますね。
周りに気を遣い、一歩二歩先を読んで動ける人は飲食店の仕事に向いているといえるでしょう。
◆面倒見のいい人
飲食店が直面している大きな問題が、人の定着率の低下です。
どれだけ良い人材を見つけたとしても、教育や指導がしっかりとできなければすぐに辞めていってしまいます。
そこで必要となる人材が、従業員の教育に積極的に取り組んでくれる面倒見のいい人です。
新人のフォロー、接客方法、身だしなみのチェックなどを並行しておこなうことは大変ですが、そこにやりがいを感じる人もいます。
人を育てることに喜びを見出せる人もまた、飲食店に仕事に向いているといえるでしょう。
教育係によって従業員の質が決まるということもあるので、将来的には管理職やリーダー候補にもなれるでしょう。
●飲食店での仕事に向いている人の傾向・特徴<キッチン編>
では次に、飲食店における「キッチン」の仕事について、向いている人の傾向や特徴をご説明していきます。
◆美味しいもの好きな人
「好きこそものの上手なれ」という言葉もあるように、美味しいものや食べることが大好きなグルメの人は飲食店のキッチンの仕事にとても向いています。
自分が興味を持てるものは自ら進んで学ぶことができますし、知識や技術の定着率も比較的早いといわれています。
また日頃から食べ歩きやお店巡りを趣味にしている人であれば、それが飲食店のキッチンの仕事にそのまま活かせられますね。
◆体力のある人
飲食店の中でもキッチンの仕事は、どちらかと言えば肉体労働が多くある仕事です。
基本的には立ち仕事であり、お昼や夜のピークタイムにはものすごく忙しい時間帯も出てきます。
また営業時間の前後に料理の仕込みや後片付けをおこなうこともあるので、場合によっては早朝からの勤務や深夜まで残るといったこともあるでしょう。
ただ、最近では働き方改革などの影響もあり労働時間や労働環境の改善も進んでいます。
体力勝負のような働き方も、これから徐々に減っていくことでしょう。
◆アイディアマン
人を喜ばせたり、楽しませたりするのが好きな人は、コミュニケーション能力が高いと同時にさまざまなアイデアを生み出すことにも長けています。
つまりは、「お客様の視点」で物事を考えたりすることができる能力ですね。
このアイディアマンの素質を持った人は、流行の波が激しい飲食業界にとってはとても貴重な人材となりえるでしょう。
また、新しいイベントや企画などを自分で考え出すことができる能力と同時に、それを実行できる行動力を持っていることも大切です。
●傾向や特徴を知って飲食業界に飛び込もう!
今回は、飲食店でのホールとキッチンの仕事に向いて人の傾向や特徴をご説明してきました。
いくつかの傾向や特徴をご説明してきましたが、ホールの仕事でもキッチンの仕事でも共通して持っておくべき大切なものが「お客様視点」。
人を喜ばせたり楽しませたりするために自ら考えて動くことができる人は、飲食店の仕事において大きな力を発揮してお店の経営に貢献できるはずです。
また飲食店での仕事にはコミュニケーション能力も必須となりますので、普段から人と積極的に関わるように意識づけて行動していくことも大切ですね。
飲食業界に興味を持っている方は今回ご紹介した傾向や特徴を参考にして、これからの就職・転職活動の準備を進めてみてはいかがでしょうか。
■参考URL
飲食店のパートやアルバイト 飲食店の仕事に向く人 向かない人 | 飲食店110番
https://enjoywork.top/archives/160
飲食が向いている人の11個の特徴とその力を活かせる職種・仕事とは?【ジョブール】
https://joboole.jp/archives/inshoku
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