参加型サービスでお客様を倍楽しませている関西の飲食店4選

“楽しい出来事は思い出に残りやすい。”

心理学で脳は「覚えること」よりも「忘れること」の方が圧倒的に多いといわれています。そんな中、お客さんが「楽しい」と感じられるお店を作ることは、リピーターの獲得に言うまでもなく大切なこと。

そこで今回はひと工夫を加えた「あるサービス」を導入することでお客さまの感情をより「楽しい」と感じさせる工夫をしている関西の飲食店を厳選してご紹介。もっと常連さんを増やしたい、リピーターの獲得にお悩みのオーナーはヒントを得てみてくださいね。

①懐かし&馴染みのおもちゃでドリンクサービス!@ホルモン本舗

1つめは、蒲生四丁目の焼肉店『ホルモン本舗』さん。
誰しもが知っている馴染みのおもちゃを使ったサービスを実施しています。

それは、ブラックニッカのハイボールを注文したお客さん限定に
「黒ひげ危機一髪」の樽の穴にナイフを刺してもらい、人形が飛び出す(当たる)とハイボールをもう1杯プレゼントするというお客さま参加型のドリンクサービスです。

本当にFacebookで顧客獲得できるのか?飲食のSNSマーケティングの仕組みとは
※結果2人で3杯のハイボールをゲット。

ゲーム感覚で楽しめるドキドキ感に「昔、これで遊んだ…!」という懐かしさも相まって、大人にとってはなんだか感慨深さを感じる一瞬。楽しさと懐かしさの感情に訴えかける面白クーポンです。

②1分早食いクラッカー達成で現金5,000円贈呈!@ばくろう

2つめは、本町にある居酒屋『ばくろう』さん。

クラッカー1袋(約5枚)を注文し、60秒以内に完食することができれば
店主から5,000円の現金を贈呈されるというまさかの大サービスです。

「これには思わず本気になってしまうわ!」
筆者も挑戦してみましたが、あと10秒のところでアウト…。
一方、一緒に来ていた同僚はクリアし、本物の現金を獲得していました。

本当にFacebookで顧客獲得できるのか?飲食のSNSマーケティングの仕組みとは
本当にFacebookで顧客獲得できるのか?飲食のSNSマーケティングの仕組みとは

※口の中の水分がなくなり意外と食べられません。

思わず夢中になってしまう、参加型のチャレンジ。
成功者にとってはきっと忘れることのない記憶となるでしょう。

ちなみにクラッカーは1セット1,000円以上するようなので、リスクもやや高めです。

③1品クーポンにも工夫を加えてより面白く!@Bird’s bar

3つめは本町の『Bird’s bar』さん。よくある1品サービスのクーポンなのですが
現代風にデジタル危機を工夫を加えることで「面白い!」と思わせる施策を公開。

持ち歩きできるiPadに専用のアプリを導入し、
来店時アプリ内のルーレットをお客さんに回してもらいます。

そしてルーレットが止まった部分に書いてある料理を1品プレゼント。

本当にFacebookで顧客獲得できるのか?飲食のSNSマーケティングの仕組みとは
本当にFacebookで顧客獲得できるのか?飲食のSNSマーケティングの仕組みとは

※上司は鶏皮ポン酢をゲットしました。

よくある1品サービスも演出によっては少し特別感のあるものに。
タップというたった1つの作業ですが、何が当たるのかというワクワク感が
お客様の記憶にお店のことを残りやすくさせるポイントです。
iPadをもっている飲食店は導入しやすいので新たな施策をしたい方にはおすすめです。

本当にFacebookで顧客獲得できるのか?飲食のSNSマーケティングの仕組みとは

ルーレット無料作成アプリ- 無料ゲーム-迷った時のルーレット ランチや罰ゲーム抽選、デベロッパ: Ryohei Narita

④期間限定!ストップウォッチで0.01のスリルを体験@鉄板バール太陽

4つめは中百舌鳥の 『鉄板バール太陽』さんです。
こちらのお店ではGWの期間限定イベントとしてストップウォッチを使ったキャンペーンを実施。

目をつむって時計を見ず、10秒のところでストップウォッチを止める。
そのときの時間がピッタリであれば限定特典が受けられるというサービスです。

内容は以下の通り。
・10.00ジャスト→お会計より30%OFF
・秒差±0.01→お会計より10%OFF
・秒差±0.02~0.05→ドリンク1杯サービス

本当にFacebookで顧客獲得できるのか?飲食のSNSマーケティングの仕組みとは
本当にFacebookで顧客獲得できるのか?飲食のSNSマーケティングの仕組みとは

※残念ながら3秒差もありました…。

直感任せのドキドキ感と、うれしい特典。通常よりも+αの充実感を得ることができます。
ストップウォッチは100円ショップでも購入できるお手軽グッズなので誰でも取り入れやすいところがメリットです。

根本にあるのは相手を楽しませたいという気持ち

以上、関西の人気飲食店がお客様を2倍楽しませているために実施しているおもしろサービス4選でした。クーポン1つであっても、小道具を使ったゲーム感覚の参加型方式にすることで
「楽しい」「面白い」「ワクワクする」といった感情を生み、より記憶に残りやすくすることができます。

また実際に各店舗へ行った筆者がみつけた共通点は、どのお店のスタッフさんも明るく元気いっぱいに接客をしていたということでした。

たった1つの挨拶であってもハキハキと笑顔で対応している姿からは、
「お客様へ喜んでもらいたい」というお店側の方の気持ちが強く伝わってきます。

この相手を元気にさせたい、喜ばせたい、という気持ちがあるからこそ、
参加型サービスを提供し、お客さんを巻き込んで楽しませられるのだと実感しました。
月30軒近く飲食店を食べ歩く筆者ですが、上記4店舗はとても好印象のお店として記憶に残っています。

リピーターの獲得に力を入れたい店舗のオーナーさんはぜひ参考にしてみてくださいね。面白いサービスを提供しているお店はこちらでも紹介しています。ぜひお役立てください。

公式店舗情報は下記URLから。

【店舗情報】
『ホルモン本舗 蒲生店』https://tabelog.com/osaka/A2701/A270305/27010320/
『小料理酒場ばくろう』https://tabelog.com/osaka/A2701/A270201/27049166/
『炭火焼鳥Birds’Bar』https://tabelog.com/osaka/A2701/A270106/27001783/
『鉄板バール太陽』https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27083165/

■参考URL:記憶の心理学 http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/koneko/kioku.html

飲食店の求人情報(正社員・アルバイト)が充実!

食ジョブ 注目の求人

PAGE TOP