「バイトが怖い」から卒業するには?面接・初出勤・辞める前に知りたい対策

初めてのバイトの面接前。初出勤の日。バイトを辞めたいけど、切り出し方が分からない時…

本当は楽しく働きたいのに、バイトが怖くなったり、不安な気持ちになってしまったりすること、ありますよね。

では、このような「バイトに行きたくない」「初日で緊張する」「初バイトで不安」という気持ちは、どのように克服することができるでしょうか。

じつは事前の準備が、カギを握っています。怖くなる理由をしって、その理由にあった対策をすれば解決することができます。

理由はとてもシンプルで、「先が読めない」もしくは「失敗する恐怖がある」からです。これをもとに、飲食求人のプロである「食ジョブ」が対策をまとめました。

ここでは「面接でド緊張する」「初出勤で行きたくない」「辞めたいけど言えない」と不安を抱える高校生や大学生、ニート、フリーターの皆さんに向けて、シーン別の対処法を、3つずつ紹介していきます!

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●目次

●なぜバイトが怖いのか?2大理由を解説!

なぜバイトが怖いのか?2大理由を解説!

「アルバイトの面接、緊張するし行きたくないな…」
「バイトの初出勤、不安だ。逃げたいなあ」
「初めてのバイトでバイト初日。失敗ばかりで終わった」
「バイトを辞めたいけど、店長にどう言おう?できたらこのまま出勤せずに済ませたいな」

そんな気持ちを持ってしまうと、途端に動けなくなること、ありませんか?

一度「怖い」と思うと、途端にバイトの不安な部分ばかりに目が行って、なかなか行動できなくなってしまいますよね。そんなことを考えてしまう自分に対しても嫌な気持ちになって、自己嫌悪でますますつらくなる…という負のループに陥ってしまいます。

しかし、そもそも「バイトが怖い」と思うことはダメなことなんでしょうか?

「嫌だ」とか「不安だ」と感じることは、それ自体悪いことではありません。

不安や恐怖心は誰にでもあるもの。むしろ、それをため込まずに、自分の気持ちに正直に向き合い、対処しようとできているのはいい傾向です。

問題は、「なぜ怖いと感じてしまうのか」ということ。

より踏み込んで考えるために、「とくに怖い」と感じてしまうシーンについて挙げてみました。

よく当てはまるのは、次のような場面です。

  • アルバイトの面接時
  • 初出勤の時
  • バイトを辞めるタイミング、または辞めたいと上司に伝える時

このような場面では、アルバイトをストレスに感じてしまいます。
では、なぜこのようなシーンでネガティブな感情になってしまうのでしょうか。
理由は2つあります。

【1】先が読めないから

バイトの面接や初出勤、辞めたいを告げる場面は、どれも「先が読めない」という共通点があります。

バイトの面接では、
「店長が怖い人だったらどうしよう」「圧迫面接かもしれない」
と面接官の反応が気になり、相手の態度や表情を伺ってぐったりと疲れてしまいます。

また、初出勤の時には、

「仕事が全然できなくて失望されるかもしれない」「職場の人間関係にうまく馴染めないかもしれない」
と環境に対する不安を抱きがちです。

辞めることを報告する時は、

「辞めると言ったら、店長から反対されるかもしれない」「これまで築いてきた職場の関係性が壊れるかもしれない」
という不安を感じることになります。

このような、対人でのコミュニケーションで反応は先の展開が読めない場面では、人間はどうしてもストレスを感じやすくなってしまうのです。

バイト初日の対策はこちらをご活用ください。

☑緊張のバイト初日に起きる「5大あるある」|失敗を防ぐ対策もしっかり伝授
☑バイト初日の準備ガイド|初めて飲食店で働く人向け(持ち物・服装・挨拶)

【2】失敗する恐怖があるから

もう一つは、そういった場面ではどうしても失敗することを考えてしまうから、怖さを感じるという理由です。

「余計なことを言ってしまい、面接に落ちるかもしれない」
「初出勤で大きなミスをしたらどうしよう」
「お客様から怒られずにスムーズにやり取りできないかもしれない」

など、どの場面でも失敗する恐怖は尽きません。

しかし、どの恐怖も「怖い怖い」と恐れているだけでは前に進めないのも事実。

そこで今回は、「怖い…でもそれを何とか乗り越えたい!」と思っている人に、バイトが怖いと思う気持ちを克服する方法&対策を、面接・初出勤・辞めるタイミングの3つの場面に分けてご紹介します。

【面接が不安】ド緊張をほぐす3つの方法

【面接が不安】ド緊張をほぐす3つの方法

初めてのアルバイトの面接は、特に緊張するものです。

初対面の面接官と話すので、ナーバスになるのは当たり前。緊張するのは当然の反応です。そこで自分をダメだと思うのではなく、「別に緊張してしまっても構わない」という気持ちで臨んでください。

それでも不安な時のために、面接の際の緊張をほぐす方法を3つご紹介します。

【1】自分に優しい言葉をかける

面接の前は、「きちんと話さなきゃ」「いい印象を与えられるようにしっかりと振舞わなきゃ」とつい自分にプレッシャーを与えてしまうもの。

しかし、そこで自分に厳しくなっても、余計に緊張してしまいます。

ここはあえて「できることはできるし、できないことはできない」と 割り切って面接に臨みましょう。うまく取り繕うより、本来のあなたらしい受け答えができれば大丈夫です。

また、どうしても当日緊張してしまう場合には、「深呼吸をする」「ストレッチをする」なども効果的です。また、ハンカチなどお気に入りの小物を持っていくのもおすすめです。

【2】事前準備を入念に行う

事前に面接対策をしっかり行うことで、当日のイメージトレーニングができて心に余裕が生まれます。実は、アルバイトの面接で聞かれる内容はほぼ決まっているもの。主に次の6つをあらかじめ考えておけばOKです。

・志望理由
・自己PR
・どれくらいシフトに入れるか
・いつから働き出せるか
・今までのアルバイト経歴(なくても大丈夫!正直に答えましょう)
・お店への質問

これ以外の難しい質問には、無理に答えず正直に「わかりません」と言いましょう。

自分をよく見せよう頑張ったり、背伸びした回答を準備したりする必要はありません。ありのままの答えを心掛けてください。

【3】「緊張している」と面接官に最初に打ち明けてしまう

それでも緊張してしまう場合は、面接の最初に正直に面接官に「とても緊張しています」と話してしまうのもアリです。相手も「ああ、緊張しているんだな」と思って、少しくらい受け答えがぎこちなくても配慮してくれます。

大丈夫、緊張し過ぎたからと言って、面接で落とされることはありません

不安な人は、しっかりと面接対策をすること。これに尽きます。
以下のコラムで面接対策をすることも可能です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

☑【居酒屋バイト】面接で落ちる人の共通点とは?(受かるコツも紹介)
☑【飲食店バイト】面接で聞かれる7大質問平凡な回答から卒業する例文付き
☑バイト面接は「ゆるい雰囲気」が重要!面接苦手な筆者が受かった秘訣を公開

【初出勤で行きたくない】不安になりすぎない3つのコツ

【初出勤で行きたくない】不安になりすぎない3つのコツ

アルバイト初日は、これから一緒に働くメンバーとの初対面や、仕事の説明を受けるなど慣れないことが盛りだくさん。しなければならないことも多く、緊張してしまいますよね。緊張しすぎて「行きたくない」気持ちになってしまうことも。

そんなアルバイトの初日に、不安になり過ぎないためのコツを3つご紹介します。

【1】事前にやることをイメージトレーニングしておく

実は、バイト初日にすることはどのお店でもだいたい決まっています。あらかじめ内容を考えて練習しておくことで、気持ちに余裕を持って取り組むことができますよ。

・自己紹介をする

まず基本になるのが、自己紹介。中には不愛想な先輩がいたり、忙しくてきちんと時間を取ってもらえなかったりと不安を感じる場面もあるかもしれません。

そんな時のために、あらかじめ自己紹介で言う内容を決めておきましょう。おもしろくしようなどと考えなくても大丈夫。必要最低限の情報(名前、所属、ホールかキッチンか等)と、笑顔を忘れずにいればOKです。

(例)「初めまして。今日からホールで働き始めます、〇〇〇〇(名前)です。〇〇大学(高校)の〇年生です。よろしくお願いします」

・スタッフの名前と顔を覚える

初日の一番大切な仕事は「覚える」ことと言っても過言ではありません。
特に、同じホール(キッチン)のスタッフや、バイトリーダーのような全体を統括するポジションの人の名前と顔を早く覚えましょう。

・仕事の内容とルールを覚える

初日は、絶対に覚えなければならない基本の仕事を教えてもらうことが多いです。もちろん、一度ですべて覚えられるわけはありません。

後できっちり振り返りができるように、小さいノートやメモ帳とペンを用意していきましょう。指示されずとも、言われたことはそこにすべて書いていく気持ちで臨むといいですよ。

【2】自分から積極的に話しかける準備をしておく

バイト初日のお店の状態は、行ってみるまでわかりません。

しっかりと研修してもらえる場合ももちろんありますが、中にはお店が忙しくてなかなか新人の教育まで手が回らない…という日もあります。

そんな時に、何ができるかわからず突っ立っている状態は、自分の役割が与えられないようで悲しいですよね。
そこで、「手が開いているんですが、何をすればいいですか?」と積極的にスタッフに聞きけるように心構えをしておきましょう。

また、仕事がなくてもスタッフに積極的に挨拶をして、顔を覚えてもらえるようにするのも大切です。

もし初日に何をすればいいかわからず不安になりそうなら、面接の際に初日の流れや、バイトの1日の流れを聞いておくのもいいでしょう。

【3】ミスしてもへこまない

もし初日に仕事で何かミスをしたとしても、へこむ必要はありません。誰しも最初は失敗して当たり前。何が悪かったのかを冷静に認識して、次に繰り返さないようにしましょう。

一番困るのは、ミスをしたことでテンションが下がってしまい、その後の仕事にも支障が出ること。新人らしく爽やかに謝って、切り替えて次の仕事に臨みましょう。

このように、バイト初日の前にできることは、意外とたくさんあります。
事前に入念に準備して、当日の自分の緊張を少しでも和らげてあげてくださいね。

【辞めたいけど言えない】怒られない辞め方とは?

【辞めたいけど言えない】怒られない辞め方とは?

アルバイト先に「辞めます」と伝えるのは、面接や初出勤とはまた違った怖さがありますよね。
店長に反対されるかもしれないし、職場の自分の人間関係が悪くなる可能性もあります。

【1】タイミングが重要

まず、辞めることを伝える際に一番大切なのは、辞め方よりも「タイミング」です。

いつ伝えるかを決めていなければ、自分でもなかなか言い出せず、そのままずるずると働き続けてしまう…という状況に陥りがちです。

そうならないために大切なのが、辞めやすい状況を自分であらかじめ作っておくこと。

例えば、「大学3回生から就職活動に専念したいと考えているので、なかなかバイトに来られなくなる」など、少し前から働く時間を十分に取れないことを伝えておきましょう。

他にも、「課題や試験の関係でバイトの時間が取れなくなりそう」「家庭の事情で、もしかしたら今迄のように働けなくなるかもしれない」などの言い方で伝えておくのも手です。

いつも通りに働いている中で、突然辞めると言い出すとお店側を驚かせることになりますし、お店側も、急には欠けた人員分の仕事の穴埋めはできません。そういった状況で反対の意見が出るのも不思議ではありません。

そのために、事前に辞めそうな時期を共有しておくことで、お店側も「そろそろ退職の話が出るかな」と心構えをすることができます。円満な退職のためには必要な手段だと言えるでしょう。
ちなみに労働基準法では、自己都合による退職は2週間前に言い出せば問題ありません

【参照:知って役立つ労働法|厚生労働省

【2】辞める理由は明確に伝えること

辞める理由は、明確に伝えるようにしましょう。

あらかじめ言う内容をしっかりと決めておくことが大切です。スタッフとの人間関係の悪さや、仕事が覚えられないなどの理由はできれば避けた方が無難です。言い訳に聞こえることがあるので、あくまで学業や家庭の理由で辞めたい旨を伝えるのがいいでしょう。

より詳しい辞め方は、こちらをご覧ください。
➽バイト初日で辞める方法とは?すぐ辞めたい場合に役立つ給与や法律のこと

【3】次の職場を探しておく

辞める場合、次の職場を探しておく、選考を進めておくことをおすすめします。就職活動や学業に専念する場合は、該当しません。今の職場を辞めても、引き続きバイトをしたい方に限定されます。

無事に辞めることができても、次の仕事が決まっていないと安心できません。心の余裕を持つためにも、あらかじめバイト探しをしておきましょう。

次はどんな職場で仕事をしたいのか、どういう条件を希望するのか、軸を持つことで、自分に合ったバイトが見つかりやすくなります。

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今までのバイトが合わない、きつかったと感じるなら、自分にとって楽なバイトを考えてみましょう。楽なバイト探しに役立つ情報をまとめているので、ぜひチェックしてください。

「バイトが怖い」気持ちから卒業するのは?

「バイトが怖い」気持ちから卒業するのは?

ここまで、面接・バイト初日・辞める前にわけて、怖いと感じる場面への対策をご紹介しました。

「バイトが怖い」という気持ちを克服するためには、まずは何が怖いのかを客観的に考えてみることが大切です。

中には、漠然と怖くなっているだけのこともあります。漠然とした怖さを一つひとつ明確にしていけば、おのずと対処法も見つかります。

例えば、不安から対処法にまでたどり着く方法をSTEPごとにまとめてみました。

(例1)バイトが怖い(漠然とした不安)
STEP1:「なにが特に怖い?」
→(回答)バイト先の人間関係が怖い
STEP2:「どうしてバイト先の人間関係が怖い?」
→(回答)不愛想な先輩がいるから
STEP3:「不愛想な先輩がどうして怖い?」
→(回答)何を考えているのかわからないから
STEP4:「どうすれば解決できる?」
→(回答)もう少しコミュニケーションを積極的に取ってみる→対処法

(例2)バイトが怖い(漠然とした不安)
STEP1:「なにが特に怖い?」
→(回答)接客が怖い
STEP2:「どうして接客が怖い?」
→(回答)お客さんにうまく対応できるかわからないから
STEP3:「どうしてうまく対応できるかわからない?」
→(回答)まだ経験不足で、何をすればいいかわからないから
STEP4:「どうすれば解決できる?」
→(回答)スタッフや店長に「こういう時はどうすればいいか」と接客ノウハウを聞く→対処法

など、それぞれの不安を明確にし、その対処法を考えていくと、不安を消す方法が明らかになります。方法がわからない場合は、スタッフや店長、友人に相談してみるのもありです。

また、怖いことを考える以上に、バイトに関するポジティブなことをイメージすることが重要です。例えば、バイトでどんな風になりたいか(バイトリーダーを目指す、レジの仕事を任されるようになりたいなど)や、稼いだお金で何を買いたいかなど、目標を考えてみるのがおすすめです。

ポジティブな考えが不安に勝ることで、バイトへの怖い感情を徐々に克服できるようになります。
ぜひ試してみて下さいね。

不安克服方法を身につけよう!

まとめ

今回は、バイトが怖い人に向けて「面接・初出勤・辞める前に知っておきたい対策」についてお話ししました。内容を振り返っておきましょう。

・なぜバイトが怖いのか?2大理由を解説!
→先が読めないから、失敗する恐怖があるから
克服するためには、場面に応じた対策が必要

・【面接が不安】ド緊張をほぐす3つの方法
(1)自分に優しい言葉をかける
(2)事前準備を入念に行う
(3)「緊張している」と面接官に最初に打ち明けてしまう

・【初出勤で行きたくない】不安になりすぎない3つのコツ
(1)事前にやることをイメージトレーニングしておく
自己紹介、覚えること(スタッフの顔と名前や仕事のルール)など
(2)自分から積極的に話しかける準備をしておく
(3)ミスしてもへこまない

・【バイトが怖い】辞める対策
→事前に辞める時期を伝えておく
理由は家庭か学業のことが望ましい

・【辞めたいけど言えない】怒られない辞め方とは?
→何が怖いのか客観的に考えてみること、ポジティブなイメージを持つことが大切

バイトに不安を感じた時に一番大切なのは、何より自分の内面に向き合うこと。
すぐに逃げ出したり投げ出したりせずに、何が不安なのか、一度じっくりと考えてみることが必要です。

対策を参考にしながら、自分なりの「不安克服方法」を見つけてみて下さいね。
応援しています!

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