自己PRの書き方・伝え方を知ればアピール上手になれる!
実際に面接官と話す採用面接の場では、自分の長所やスキルを上手にアピールすることで採用される可能性が高まります。
さらには、履歴書や職務経歴書などを作る時にも自己PR文章を作成しますよね。
自己PRは志望動機と同じく大切な項目です。
しかし、自己PRを上手く書けない方や、そもそもどう書けばいいの?と悩んでいる方も多いはず。
今回の食ジョブコラム~食✕職~では、筆者が転職活動の際に活用した自己PRの書き方やコツなどをご紹介したいと思います。
●目次
・そもそも自己PRが苦手という人が多い
・自己PRを文章にするのも難しい
・自己PRは自分の型を決める書き方にコツがある
・面接も意識しながら渾身の自己PRを作ろう
そもそも自己PRが苦手という人が多い
自己PRとは、「自分の能力やスキルを客観的に説明してアピールする」こと。つまり、自分の価値を自分で理解して相手に堂々と伝えるということです。
しかし、自分のことを誰かにアピールするのは苦手という人はかなり多いのが事実。
アンケート調査サイトが2018年3月に全国の20~60代の男女1,348名を対象にして「自己アピール」についての意識調査を実施した結果、「自己PRできますか?」という質問に対して「自己アピールは割と苦手」と回答した人は全体の65.7%にも及んだそうです。
(https://sirabee.com/2018/04/25/20161596018/)
「自己紹介をどう書いていいかわからない」
「自己PRは恥ずかしくて苦手」
といったふうに、転職アドバイザーの方々に寄せられる相談でも自己PRに関するものはかなり多い模様。また履歴書や職務経歴書の作成だけでなく、面接でも自己PRを上手くできないと悩む人も多いようです。自己主張が苦手という日本人の性質も関係しているかもしれませんね。
そんな自己PRが苦手な方でもうまくアピールできるようになるコツはあるのでしょうか?
まずは自分の人生経験の棚卸から初めてみよう
いきなり自己PRを書こうとしても、何から書き始めればいいかわからなくて文章が書けないといったことはありませんか。
文章は書き始めが一番難しいとも言われますが、実はそれには理由があるのです。
その理由とは、「自分のことを自分で理解していない」ということ。
自分のことを客観的に捉えられていれば、スムーズに文章へ落とし込むことができます。
そのために必要なことは、自分の今までの人生や経験を棚卸しすることです。
「棚卸し」とは本来、お店の倉庫などにある物品の有高を調査・確認することを指します。
つまり棚卸しとは、お店の持っている資産(商品)を正確に把握するということですね。
自己PRでいう棚卸しとは、自分がアピールできる能力やスキルを徹底的に洗い出してみること。具体的な業務内容や実績も併せて洗い出せれば、相手にも伝わりやすくなりますよ。
書き方のコツを知る前に、まずは自分のことを振り返る時間をきちんと作ってみましょう。
自己PRは自分の型を決める書き方にコツがある
自分を振り返り棚卸しが済んだなら、いよいよ自己PRの作成です!
自分のアピールポイントやスキルを確認しながら、採用担当者を惹きつけるような自己PRを作っていきましょう。
また自己PRを書く際には、自分なりの型を決めておくと何かと便利です。
大まかな流れさえ決めておけば、文章作成に行き詰ることが減っていきますよ。
それではここから、自己PRの書き方の具体的なコツやポイントをご紹介していきます。
1.最初に自分のキャッチフレーズを持ってくる
文章の最初に持ってくるのは自分の一番伝えたいこと。
文頭に結論(一番伝えたいこと)があると、その後の文章がとても読みやすくなります。
特に自己PRを書く時には、文章の最初に自分のキャッチフレーズを書いてみましょう。
アピールポイントを端的に一言でまとめた魅力的なキャッチフレーズは、自己PRにインパクトを加えてくれるのでおすすめです。
2.自分の長所やスキルが役に立った具体的なエピソードを盛り込む
自己PRで伝えるべきことは、自分の長所やスキル。
しかし、ただ自分の長所やスキルを書くだけでは少し具体性に欠けてしまいます。
そんな時には、自分が体験したり経験したりしたエピソードを盛り込んでみましょう。
特に自己PRで評価されるのは、自分の力で問題や課題を解決したエピソードです。
問題の発見能力や解決能力は社会人にとっても重宝されるので、そのような経験があれば必ず自己PRに加えておきましょう。
3.自分の長所やスキルを活かしてできることをアピールする
今までの自己PR文章では過去のことをメインに書いてきましたが、未来のこと=将来のビジョンを書くこともまた大切です。
自分の長所やスキルを活かしてどのようなことにチャレンジしたいかなど、今後の目標や展望を盛り込むこともまた重要ですね。
自分で目標を決めて成長しようとする姿勢を企業は高く評価しますし、他の志望者と大きく差を付けられる部分でもあります。
ただ自分の長所やスキルを書き並べるのではなく、その長所やスキルを活かして何ができるのかというところまで考えてみましょう。
面接も意識しながら自分だけの自己PRを作ろう
自己PRを丁寧に作成することで、自分のことを改めて知ることができるようになります。
人生経験を棚卸することにもなりますので、自分を振り返る良い機会にもなります。
「自分はどんな人間なんだろう」
「どんな長所を持っているんだろう」
「自分の長所はどんな仕事に役立つんだろう」
このような自問自答を繰り返していくことで、良い自己PRが作れるようになります。
また、具体的でオリジナル性のある自己PRは面接の場でも活用することができますよ。
企業の求める人材が自分の長所とマッチしているのかも分析しつつ、具体的なエピソードを盛り込んだ自分だけの自己PRを作成しましょう。
面接や選考を控えている方はこちらの記事もお役立てください!