バイト初日の準備ガイド|初めて飲食店で働く人向け(持ち物・服装・挨拶)
バイト初出勤は緊張の連続。
不安でいっぱいになります。
「ちゃんと仕事を覚えられるだろうか」
「うまくいかずに、怒られるかも・・・」
誰でも初バイトは怖いものです。目の前のことで一杯いっぱいになります。さっさと仕事を覚えて、職場にも溶け込んで、いち早くバイトに慣れたい・・・。そんな初めてのバイトで、重要なことがあります。
それは「バイト初日」を迎えるための準備です。
初出勤の日は、いろいろと大変なことがあります。一から仕事を覚えたり、職場の人と顔を合わせて挨拶をしたり、すべてのことが初めてのことづくし・・・。
ボーっとしてると、あっという間にバイト初日が終わってしまいますよ。
この記事は、初めての飲食店バイト向けの準備ガイドです。
- 持ち物
- 服装
- 挨拶の仕方
- まず覚えるべきこと
をまとめて紹介します。
初めて飲食店バイトをする高校生や大学生は必見。バイト初日に準備すべき内容をわかりやすく凝縮しました。
アタフタしないためには、しっかりと事前に準備をしておきましょう。
●目次
- バイト初出勤で大変だと感じるポイントは?
- おすすめのバイト服・初日の出勤服
- バイト初日に必要な6つの持ち物
- 3つのシチュエーションで学ぶ挨拶の方法
- 飲食店バイトでまず覚えるべき3つのこと
- バイト初日を乗り切れば緊張はほどける
バイト初出勤で大変だと感じるポイントは?
初めてのバイトで、初出勤というものは必ず緊張してしまうもの。飲食店で働く場合、「これは大変だ・・・」と感じることを、まずは知っておいてください。それだけでも少しは気楽になれます。
例えば、以下のポイントです。
- ホールは接客、キッチンは調理のマニュアルが細かく決められている
- お店独自のやり方やルールが多い
- テーブルの配置・番号が複雑
- 料理・ドリンクが豊富で、メニュー名が覚えにくい
- ハンディターミナル(注目をとる機械)の使い方が難しい
バイト初日は、なかなか頭に入ってきません。緊張している状態ですし、忙しい営業時間中に、新しいことを次々と覚えるのは至難の業です。
またバイト初日は仕事を覚えるだけではありません。職場の雰囲気を掴んだり、先輩・同僚スタッフの名前や顔を把握したりすることも大切ですね。
バイト初日から仲の良いグループができることもあるので、職場の人間関係にも気を遣っておきたいところ。職場で仲の良い仲間を作ることができれば、仕事のモチベーションもアップします。
いずれにしても、バイト初日の過ごし方は、とても大切なんです。言われるがままに過ごせば「いろいろ教えてもらったけど、緊張でほとんど頭に残っていない」事態になってしまいます。うまく行かなければ、初出勤日で「辞めたい」「無理かも・・・」と思ってしまうことも・・・・。
そうならないために、バイト初日をうまく乗り切るためのコツをお伝えします。
ポイントは、事前にしっかりと準備をしておくこと。用意周到であれば、初めてのバイトでも、緊張がほどけますよ。とくに大切な服装・持ち物・挨拶・覚えるべきことについて、具体例を見ていきましょう。
初日によく起きる「あるある」はこちらをご覧ください。
➽緊張のバイト初日に起きる「5大あるある」|失敗を防ぐ対策もしっかり伝授
おすすめのバイト服・初日の出勤服
おすすめのバイト服と出勤服を説明します。
バイト服について
制服があるお店は、必要なものは用意してもらえます。お店によって、またホール・キッチンによって支給されるものが異なるので、採用時に聞いておきましょう。また、どこで着替えるのか場所も確認します。
筆者がバイトをしていたイタリアンレストラン(キッチン)では、エプロン・パンツ・コックシューズをお店から貸してもらえたのですが、帽子やTシャツなどは持参でした。
制服がなく、服装が自由な場合は準備しなければなりません。おすすめしたいアイテムを挙げておきます。
●汚れてもいい靴
→滑りにくいスニーカーが適しています。汚れてもいいけど、すでに汚い靴は避けておきましょう。
●匂いがついてもいいTシャツ
→白や黒、グレーなど単色でシンプルなデザインがおすすめです。飲食店なので油ものの匂いがつきます。洗濯してもとれにくいので、バイト用のTシャツを数枚持っておくといいでしょう。
●動きやすい綿パン
→ブラックの綿パンが無難です。どんなTシャツにも合わせやすいでしょう。ピッタリしすぎたり、ダボっとしすぎたりするのではなく、少しだけ余裕のあるサイズ感が適しています。
出勤時の服装について
出勤時の服装については、それほど派手ではない限り、気にする必要はありません。お店の雰囲気に合わない格好は、初日から浮いてしまうことになります。面接時と同じ格好が間違いないでしょう。高校生なら制服で構いません。
もちろんピアスやアクセサリーは厳禁です。透明ピアスなら大丈夫と思いがちですが、辞めておきましょう。髪型や髪色は、バイト先のルールに従ってください。オシャレ好きな人は常識の範囲内で、アレンジをしてくださいね。
以下の記事をチェックして、初めてのバイトでも楽しむところは楽しみましょう!
また衣服を着替える場合は、指定された時間よりも5~10分ほど早めに余裕を持って出勤しましょう。着替えた後は、貴重品やスマートフォンの管理をしっかりとしてください。
バイト初日に必要な6つの持ち物
指定された持ち物があれば、必ず持参してください。多くの飲食店で必要な持ち物は、以下の通りです。
- ●メモ帳
- →仕事の流れややり方をメモするめに使います。大学ノートよりも、手のひらサイズがおすすめです。サッとメモができて、ポケットにも入りやすいメモ帳を用意しておきましょう。
- ●筆記用具
- →使いやすいボールペンを持っていれば十分です。3色ボールペンであれば、使い勝手がいいでしょう。
- ●印鑑
- →ほとんどの場合、シャチハタでも構いません。お店によっては実印が必要になります。雇用に関する契約書や交通費の申請書などに使います。
- ●銀行通帳のコピー
- →給与の振込先がわかる資料の提出が必要です。特定の銀行を指定するお店であれば、事前に口座を開設しなければなりません。
- ●手帳
- →スケジュールがわかる手帳を持っていきましょう。シフトや休日、今後のスケジュールについてその場で確認することができます。スマートフォンでスケジュールを管理している方は、スマートフォンを持って行きましょう。
- ●シフト表
- →バイトの出勤ができるシフト表を記入して持参します。短くて1週間~2週間、長ければ1か月分の希望を提出します。
バイト初日は、これだけ用意しておけば問題ありません。もし持参すべきものを忘れた場合は、次回の出勤時に忘れないように持っていくか、提出物は必ず期限を聞いておきましょう。
3つのシチュエーションで学ぶ挨拶の方法
バイト初日にもっとも緊張するとっても過言ではないのが挨拶でしょう。職場の皆さんに、挨拶・自己紹介をしなければなりません。
初めてのバイトであれば、いつ挨拶をすればいいのか、どうやった声のかけ方が正解なのか、自己紹介をうまくできるか不安ですよね・・・。できれば、あまりやりたくない・・・。
しかしバイト初日の挨拶は、とても重要です。これから一緒に働いたり、いろいろと教えてもらったりするスタッフに対しての最低限のマナーだと考えてください。もしも持ち物を忘れたとしても、挨拶だけは忘れてはなりません。
そこで3つのシチュエーションで例文を紹介します。
●バイト先に到着した際
「本日からアルバイトとして、こちらでお世話になります、○○と申します。よろしくお願いします。□□さんは、どちらにいらっしゃいますか?」と言って、まずは採用担当者を訪ねます。
●勤務を開始する際(全体への挨拶)
「本日からアルバイトとして、こちらでお世話になります、○○と申します。よろしくお願いします。飲食店ははじめてですが、接客が好きなので頑張りたいと思います。」とひと言添えて、スタッフ全体に挨拶をします。
●個別で挨拶をする際
「お忙しいところすいません。今、挨拶させて頂いてもよろしいでしょうか?「本日からアルバイトとして、こちらでお世話になります、○○と申します。よろしくお願い致します。」後から出勤したスタッフや、全体への挨拶の際に不在だったスタッフに個別で挨拶をします。
挨拶をする時は、表情にも注意払いましょう。緊張して、どうしても顔がこわばってしまいます。笑顔の作り方はこちらの記事を読んで、練習してくださいね。
飲食店バイトでまず覚えるべき3つのこと
飲食店によっては、新人育成のために研修制度やOJT制度などをしっかり用意してくれているお店があります。
しかし、規模の小さい飲食店や個人経営の飲食店だと新人育成の制度が整っていないお店も少なくなりません。
とくに忙しい人気店は、バイト初日から実戦形式で学ぶというケースもあるでしょう。最初になにを覚えるべきなのかわからないまま働くという状況になりますよね。
「いきなり仕事を任せられたらどうしよう!」
そんな緊張を少しで和らげるため、アルバイト初日を迎えるまでに前もって準備できることはしておきたいところ。ということで、飲食店アルバイトの初日に覚えておきたいことを3つに絞ってご紹介していきます!
◆先輩・同僚スタッフの名前を覚える
飲食店で働く時にはコミュニケーションがとても大切になります。
そんなコミュニケーションのきっかけを作るために、まずは一緒に働く先輩・同僚スタッフの名前を覚えることから始めていきましょう。
初日からすぐに名前を覚えて呼んでくれると、人は嬉しくなるものです。
名前を呼び合うというのはコミュニケーションの第一歩になりますので、どんなマニュアルよりもお店のスタッフの方々の名前を覚えるのが実は一番大切かもしれません。
しかし全員の名前を覚えるのは難しいので、仕事を教えてくれた先輩スタッフや、よく顔を合わせることになる従業員の名前は、少なくとも覚えたいですね。
◆基本的な接客用語を覚える
飲食店で働くのが初めてという方であれば、接客の仕事も初めて経験することになります。
接客にはルールやマナーなど覚えることはたくさんありますが、まず覚えておきたいのが基本的な接客用語ですね。
- いらっしゃいませ
- かしこまりました
- 恐れ入ります
- 少々お待ちください
- 申し訳ございません
これ以外にも、いくつかの基本的な接客用語があります。
接客用語はどの飲食店で働くにしても身に付けておくべきものなので、初日のうちに覚えておくことをおすすめします。
ほかにも最低限の接客用語はこちらで学べます。
◆テーブルの並びやルールを覚える
接客を行うホールの仕事では、料理を運ぶサーブしたり注文を受けたりするのも仕事の一つ。
とくに料理をサーブする時などは、注文を受けたテーブルを覚えておかなければいけません。そのため飲食店では、テーブルの並びに番号を付けるなどのルールを設けています。
接客やサーブの仕事をスムーズに行うため、テーブルや並びのルールを早く覚えておきましょう。
バイト初日を乗り切れば緊張はほどける
初めての飲食店バイトで、初日はとても重要な日になります。何もわからないままキッチンやホールに入るため、まったく仕事ができずに終わるかもしれません。
しかし、初出勤から仕事が上手くできなくても大丈夫です。緊張してはいけないのではなく、緊張してもできることに集中しましょう。とくに大切なことは、失敗してもめげずにチャレンジし続けることです。
今回ご紹介したバイト初日の事前準備は、どんな飲食店でも必要とされることです。
やるべきことを理解していれば、それだけで安心して、初めてのバイトをスタートできますよね。不安にはなりますが、初日を乗り切れば、あとは楽しいバイトライフが待っています。早く仕事に慣れるために、今回ご紹介したことをぜひ実践してみてください。
また初めての飲食店バイトが不安だという方は、「未経験OK」で募集している求人を探してみるのがオススメです。
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