おススメメニューが3つ以上あるお店は儲からない?ヒット商品を生みだす戦略を学ぶ(前編)

おススメメニューが3つ以上あるお店は儲からない?ヒット商品を生みだす戦略を学ぶ(前編)

飲食店には、必ずと言っていいほどある看板メニュー。おススメメニューは、1つに絞ることが大切だと言われています。

しかし、推したいメニューが2~3つ以上あり、いくつもお客様に食してもらいたくて試行錯誤するうちに、中途半端な状態になってしまうのがオチ。

実際に、大阪・心斎橋に店舗を構える鉄板焼き屋のオーナー店長から伺った、事例を紹介します。

ヒット商品を生みだせない日々

毎日、鹿児島から仕入れる新鮮な豚肉がウリのお店。さらに、コリアタウンで有名な鶴橋から取り寄せるキムチや韓国の食材もおススメ。

これまでお店は、豚肉と韓国食材を用いたメニューを看板にしていました。

具体的には、

■豚玉焼き 680円
■とんぺい焼き 480円
■手作りチャーシュー盛り 580円
■豚キムチ 480円
■韓国産ナムル 280円

などです。

お客様におススメ料理を聞かれると、すべてを紹介していました。しかし、実際にオーダーされるのは、別のメニューが多くて、お店の強みを活かせません。またヒット商品が生まれまず、在庫の食材も不安定な状況。

平均単価は、約2500円で、ドリンクは1杯か2杯の注文が平均(ちなみにドリンクは、クーポンを利用して1杯目は無料。または飲食代から10%オフ)。

おススメ商品を1つに絞る

あれもこれもは止めて1つだけ!

ヒット商品を作りたいし、平均単価を上げて、ドリンクの注文も増やしたい。そこで、看板料理を1つに絞ることにしました。

鉄板焼きで豚の美味しさを最大限に味わえる「豚玉焼き」です。オーソドックスな商品で、素材の味の良さを味わってほしいことに集中。これには勇気がいったと、オーナー店長は本音をこぼします。

「豚玉焼き」の定価は変更せず、ある工夫を凝らします。メニュー表のもっとも目立つ左上の位置と、玄関口の看板に、「豚玉焼き」を強調した写真と説明文を追加。

さらに、「豚玉焼き」の価格を変えず、他のメニューを一緒にオーダーしてもらえる仕掛けをして、平均単価を上げることに成功します。

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