今こそ出店のチャンス!拡大するフェス市場でなぜ飲食店がブース出店すべきなのか(3)【タイトル】

『今こそ出店のチャンス!拡大するフェス市場で、なぜ飲食店がブース出店すべきなのか』<3>

今回フォーカスしたのは夏フェスやロックフェスと呼ばれる、いわゆる音楽フェスの飲食店ブース。

音楽フェスの会場で販売・提供されている飲食物は「フェス飯」の需要が拡大傾向している中で、ブース出店をするメリットはあるのか、さらに成功できる可能性はあるのかを探っていきます。

前回は加熱する音楽フェス、そして「フェス飯」マーケットから消費者のニーズを読み取りました。

それはライブステージ以外のコンテンツ(飲食・アウトドア・宿泊・アスレチックなど)がエンターテインメントとして求められているということ。

今回はエンターテインメント性に注目をして、音楽フェスにブース出店をするメリットと成功できる可能性を考えていきます。

飲食店ブースを出店するメリットとは

今こそ出店のチャンス!拡大するフェス市場でなぜ飲食店がブース出店すべきなのか(3)
飲食店ブースを出店するメリットはどこにあるでしょうか。

以下の利点が考えられます。

・PR活動
・ブランディング
・新メニューのテスト販売およびマーケティング
・新店舗出店を検討しているエリアでのリサーチ
・販路拡大
・短期的な売上拡大
・社会貢献

筆者が取材をしてきた中で、音楽フェスに出店経験のある飲食店があったので、ここで取り上げておきます。

話を伺ったのは、大阪でとある焼き鳥店を営むオーナー様。
関西圏で開催されている大規模音楽フェスに出店された時の話です。

「カレーを出したんですよ。一応うちの名物料理です。ランチですごい人気なんですよ。でも、焼き鳥なのになんでカレー出してるん?って、フェス会場に来た人は思うでしょ。なんていう店やろってなるし、インパクトあるから忘れないでしょ。あと、会話も生まれやすいんですよ。なんでカレーなんですかって、よくツッコまれる。これが狙いですわ。で、食べてみたらカレー屋よりもウマいカレー。とくにフェス会場で食べるカレーは格別でしょ。あのフェスはお客さんも関西の人ばっかりやから、お店にも足を運んでもらいやすい。実際にお店に来てもらったら、カレーよりも本命の焼き鳥で勝負できる。あとは常連さん確定ですわ。」

彼の発言から学べるのは、音楽フェスにはメリットが沢山あるし、流行っているから出店をすればいいいわけではないということ。

すなわち何らかの目的や目標を掲げた上で、出店することが必要なのです。
このために、まずは音楽フェスのコンセプトや参加者の層をきちんと見極めなければなりません。

そこではじめて出店するメリットがあるか、どんなメニューがふさわしいのか、輪郭がはっきりとしてくるのです。これが成功への道だと言えるでしょう。

今回紹介をした焼き鳥店も、友人や恋人と日帰りでフラッと寄れるイベントだからこそ、カレーに絞りました。わざわざ遠出をして宿泊をするイベントであれば、また違った攻め方をしていたのではないでしょうか。

ちなみに出店料についても触れておきましょう。

音楽フェスの規模や場所によっても異なりますが、1日10万~20万円くらいが相場です。なかには売上の5~10%がマージンとしてかかるケースもあります。

例えば、ロックバンドのくるりが主催をしている「京都音楽博覧会」 ⁽¹⁾では、1小間(テント開口 3.6m×2.7m)で15万円の出店料です。場所は京都の梅小路公園で、動員数は約1万2千人。

出店にかかるコスト(出店料だけではなく移動費・人件費・材料費・機材費など)を含めて、プラスになるかどうかを見極める必要があります。

さいごに

今こそ出店のチャンス!拡大するフェス市場でなぜ飲食店がブース出店すべきなのか(3)
メリットや成功させる考え方については学べましたが実際には、出店する上でどんな音楽フェスがあるのでしょうか。とくに飲食分野で興味深いイベントを、次回のコラムで取り上げます。

【参考文献・サイト】
⁽¹⁾グルメパーク 飲食出店者募集要項|京都音楽博覧会2017 IN 梅小路公園
http://kyotoonpaku.net/2017/files/pdf/2017_wgp.pdf
※上記のリンク先はPDFファイルとなります。アクセス前に通信環境のご確認をお願いいたします。

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